灼熱と静けさ。( ~ベッラヴィスタ・ラウンジ)
7月真ん中の三連休最終日、夫と二人でベッラヴィスタ・ラウンジへ出かけて昼食をとってきました。午前中から30度超えの高気温だったので、もちろん車利用です。舞浜に到着してホテルミラコスタの車路ゲートに差し掛かったのは13:30頃。首都高走行中は、今日のこの炎天下で ホテル駐車場が満車で正面玄関前の日向に停めるように案内なんかされたらどうしようか... などと怯えていましたが、ゲート脇守衛所にはキャストさんの姿もなく 駐車場に入ってみると平面部分にもけっこうたくさん空きがあり、すんなりと車をとめることができてホッとしました。駐車場からエレベーターを経てホテルの宴会場側(バンケットエリア)の玄関を入ると、珍しいことに本日は挙式の予定が一組もないようでクロークにもキャストさんの姿すらなく、あたりはしーんと静まりかえっていました。(カレンダーをチェックしたら今日は仏滅、それに加えて暑いさ中の三連休最終日ですから 挙式予定が無いのも頷けますね~ どうりで駐車場も空いていたわけです。)ロビーに向かう長い廊下を通り抜けてベッラヴィスタラウンジ店頭に伺ったのは予約時刻の数分前で、夫が名前を告げるとすぐに店内に案内してくださり入口近くのソファー席に着くことができました。位置的には窓際から数えて三列目になりますけれど、運よくテーブル越しに火山の姿も見ることができました。(フォートレス周辺の大規模メンテナンスは終わったみたいですが、まだガリオン船だけは工事中のようでした。)お料理は、私は「“ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~”ランチコース」に、夫はメインに仔羊がある「ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース」にしました。それに加え、私だけシャンパン「二コラフィアット」のグラスをいただきました。(このお店で長らく提供されていたベッラヴィスタのグラスはメニューから消えていました。)以下、内容を記録しておきます。まずは「“ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~”ランチコース」から。一品目 彩りの美しい前菜のお皿は、ビリーヴ!のショーの中に出てくる天の川をイメージしたとのこと。真鯛のマリネと天使の海老に カリフラワーや小さな角切りの桃やマンゴー、ナッツや海ぶどうなどが添えてありました。海ぶどうの食感が面白く、ちょうどよい塩味も加わっていいアクセントだと思いましたよ。好きなタイプの前菜でした。パスタは牛タンのラグーソースのキタッラ。具材には細切りにした牛タンもたっぷり加えてありました。上にはあさつき?(小ねぎ?)とカリカリにしたパン粉(モッリーカ)をトッピングしてあります。普通にとても美味しいパスタだったのですが、「なぜにこれが『ビリーヴ!』なの??」とふと疑問に思いキャストさんにその旨をちらっとつぶやいたら、わざわざシェフに意図を聞いてきてくださったので恐縮してしまいました。そのお答によれば、このお皿は「ビリーヴ!が開催されるメディテレーニアンハーバーにあって、ショーの中でも大活躍するプロメテウス火山をイメージしている」とのこと。なるほど。いつもよりもこんもり盛られているのは「山」を表現するためだったのですねえ。…そうなんだー!細切りにした牛タンは柱状節理かな? …添えられた緑やパン粉はミステリアスアイランド側から見た時の(裏側の)火山の、木々や土を表現しているのかも!なーんて妄想を膨らませて ひとりで勝手に盛り上がってしまいましたよ~メインはお魚の方にしました。「本日の魚のインパデッラ 貝のズッパ仕立て」、きょうはお魚はイサキとのことでした。ムール貝からとったスープの中に、イサキのインパデッラ、帆立貝柱、ムール貝、みょうが、いんげん、オリーブなどが気持ちよさそうに浸っている感じです。ココナッツのエスプーマと薄切りバゲットも添えられて、一滴残らず美味しくいただけましたよ。なお、今期のベッラヴィスタラウンジ・ランチコースのメインの「お魚」も、こちらと同じものだそうです。最後は、ビリーヴ!に登場する「塔の上のラプンツェル」をイメージしたデザートプレート。紫色のはブルーベリーのムース、上にはシトラスのジェラートとフルーツにお花のチョコレート。長い金髪はクチナシで色付けしたカダイフで作られています。ゼリーやフルーツやソース、花型チョコレートやエディブルフラワーの花びらも散らしてあり、きっと誰が見ても容易にラプンツェルの姿を思い浮かべることができるお皿だと思いましたよ~夫の方の「ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース」(7月1日~8月31日のメニュー)も写真だけ簡単に載せておきますね。前菜。ポークの白ワインゼリー寄せ、シトラスピュレ、マスタードサルサ。パスタは魚介のラグーとカラスミを使ったショートパスタ。使うパスタは日替わりだそうで、本日はペンネを使用。メインは仔羊肉のアッロースト、カポナータと黒にんにくのピュレ添え。とても美味しそうでした。私もこれ食べに8月末までにもう一度こちらに伺いたいなー なんて思っちゃうほどでしたよ。デザートはティラミスとパイナップルジェラートの盛り合わせ。二か月半ぶりにふたりで伺ったベッラヴィスタラウンジのランチタイム、きょうも心地よく過ごすことができました。ひとりで食べに来るのももちろん楽しいけれど、美味しいものを食べて「おいしいね」と言える相手が目の前にいるっていうのはいいものですよね~食事を終えてお店からロビーに出たのは15:40くらいでした。チェックインするゲストが集中する時間帯だったせいか、小さなお子さん連れのファミリーや 若い方のグループでロビーはごった返していました。レセプション前にも手続きの順番を待つ長ーい行列ができていて、最後尾は二階廊下の喫煙所の先にまで至っているようでした。さきほど食事の際にテーブルにいらしたキャストさんもちらっとおっしゃっていましたが、今日のパークはハーバーでのグリーティングが中止になるほどの高気温だそう。このままホテルミラコスタのロビーにいても身の置き所はないし リゾート内のどこかを回るのもこの高気温では難しいし… と思った私達は、ミッキランジェロギフトに立ち寄った後はまっすぐ家に帰ることに決めました。来た時と同じように長い廊下を通り抜けて端正なバンケットエリアに出ると、そこは相変らずの静けさ。賑やかな活気あふれる夏のリゾートホテルのロビーとは対照的な光景でした。その後の私達は、16:00頃には車を発進させて舞浜を離れました。まもなく突入する 4年ぶりの何の制限もない東京ディズニーリゾートの夏休みシーズン。高気温も心配ですし 混雑する空間についてはまだまだ不安な要素もありますけれど、今年の夏休みを楽しみに待っていた方々にとって素晴らしい時間になるといいな~この夏パークに行く予定のない私は、ただただそんなふうに思うばかりです。* ベッラヴィスタ・ラウンジ の “ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~”ランチコース *・真鯛のマリネ 天使の海老 ピーチ・マンゴー・ナッツサルサ・キタッラ 牛たん 柚子風味のモッリーカ・本日の魚のインパデッラ 貝のズッパ仕立て または 牛フィレ肉のアッロースト ビーフのジュ ゴルゴンゾーラピュレ・ブルーベリームース シトラスジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・2023年7月1日~8月31日(6500)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇