カテゴリ:【ファンタジースプリングスホテル 宿泊】
関東甲信越地方が梅雨入りして一週間。 金曜日の朝9時を20分ほど過ぎる頃、雨降る首都高速道路を走り抜け 私達の車は舞浜に到着しました。 6月6日にグランドオープンした東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」とともに舞浜の地に誕生した「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」に 今夜は宿泊することになっています。 リゾート外周道路に入って東京ディズニーランド駐車場入口の脇を抜け、ヒルトン東京ベイの手前を左に曲がると、正面奥に見えてきたのは東京ディズニーシーのプロメテウス火山。 朝から降り続く雨のせいで お馴染みの素晴らしい景色も今日はちょっと煙っていました。 しばらく行くと、左手に東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルの入口が見えてきました。 この時間、ホテル正面玄関へと向かう坂の登り口には業務車両も含めて数台の車の列があり、私達は列の最後尾についてしばらく待つこととなりました。 ファンタジースプリングスホテルは現在 入館者を宿泊者のみに限定しているので、守衛所のキャストさんはこの雨の中一台一台車を止めて確認をしてから敷地内へ通していらっしゃるようでしたよ。 数分後、順番が巡ってきて守衛所前まで進むと、レインコート姿のキャストさんは車の窓を覗き込み、 「宿泊代表者様のお名前を伺えますか?」 とお尋ねになりました。 お答えするとキャストさんはいったん守衛所の中に戻って行かれましたが、まもなく私達の名前が記入された荷物のタグを手に戻っていらして、 こちらをホテルエントランスでご提示ください と 渡してくださいました。 そして車の向かうべき先を教えてくださり、本降りの雨の中にもかかわらずニッコリ手を振って見送ってくださいましたよ。 ご案内の通り坂をのぼっていくと、カーブの終点の車寄せでは元気のよいドアサービスキャストさんが数名 待ち受けてくださっていました。 (ディズニーランドホテルのドア周りキャストさん達の醸し出す雰囲気に近いかな~ と感じました。) 夫が荷物を預けている間に車を降りて、見上げた車寄せの天井のなんと美しいこと! ヒマワリのようなお花に見立てた照明がたくさん、悪天候で薄暗くなっているホテルエントランスを照らしてくれていました。 雨の中でも変わらず溌溂とした笑顔のキャストさん達とこんな素敵な輝く花々に出迎えていただいて、私達の初めてのファンタジースプリングスホテル滞在は幕を開けたのでした。 さて。 こちらのホテル駐車場について予備知識が殆どなかった夫はキャストさんから「駐車場にはまったく屋根がない」旨の説明をうけて驚愕し、傘を一本お借りしてふたたび車を運転して坂を下っていきました。 夫より先にひとりでホテル館内に足を踏み入れた私は、ロビーがどこなのかすらよくわからずキョロキョロ… (今回は夫だけでなく私の方もホテルについても新エリアについても公式情報をちらっと見ただけでほぼ予備知識なしで来てしまっていたので。) とりあえず とエントランス正面にある「FS」マークも美しい手すりに身体を寄せてみると、下方には夢の中でしか見たことのないような不思議な形の大きな窓に囲まれたテーブルエリア。 ああ、これが かの「グランパラディ・ラウンジ」なのですね~ (こちらのラウンジも現在は宿泊者限定、さらにプライオリティーシーティングが必要とのことですので、今回は眺めるだけで終わりそうです。) そして向かって右側に広がるひと気のないだだっ広い空間の先の白い扉は。 ――おお! 噂のラグジュアリー棟「グランドシャトー」の入口ね! (いつか是非あの扉の向こうに行ってみたいものだなあ…) ――では、私達が今日泊まるのはファンタジーシャトーだから… 手続きとかするのは反対側のこっちかな? …と左手を見ると、そこにはレセプションらしきカウンターとロビーらしきソファーのエリアが。 自然光が入ってたいへん明るく開放的な ホテルミラコスタともディズニーランドホテルともまったく違った雰囲気のパブリックスペース。 こちらがファンタジーシャトーのレセプションエリアでした。 ソファーの置かれているエリアの隅には、他のホテルと同様 ディズニーアニメーションを流し続ける大きなモニターも設置されていましたよ。 (このエリアをファンタジーシャトー・ラウンジと呼ぶらしいです。) このあたりのソファーで夫を待っていればいいかな? と思った私は空いていたソファーに腰をおろしてみましたが、初めて来た場所なのでなんだか落ち着かず。 すぐに立ち上がってうろうろしていると、屋外に出られそうな自動扉が目に入ってきました。 「ローズコート」 って書いてある。 近づいて外に出てみると、右手には屋根付きの広ーいテラス。 テラスの眼下に広がるこの森は、東京ディズニーシーのパーク内「ファンタジースプリングス」ですね~ うわあ… 本当に「森」。 ファンタジースプリングスって正真正銘 森の中なんだー いつのまにかこの場所にこんな大きな森とホテルが出現しちゃったのねぇ~ すごいなあ。 そんなふうに感心して景色を眺めていると 夫が駐車場から戻ってきたので、テラスの左手側にあるホテルの中庭「ローズコート」へ。 ファンタジーシャトーの建物に囲まれたローズコートは本当にささやかな可愛らしい庭園で、その名の通り小さな素朴なバラの花々が咲き乱れていました。 お庭の中央には美女と野獣の石像もあって水辺もあり、雨にもかかわらず大勢のゲストの皆さんが傘をさして記念写真を撮影していらっしゃいましたよ。 ところで私達、今回の舞浜滞在の主目的は「ディズニーシーに新しく誕生したファンタジースプリングスの様子をみにいく」こと。 皆さんご存じの通り 今現在ファンタジースプリングスに入場して各施設を楽しむためには越えなければならない多くのハードルがあるため、今回はちょっと横着してそれらを丸ごとクリアできる「ファンタジースプリングス入場保証付きバケーションパッケージ(一泊二日)」を利用することにしました。 (このパッケージ内容に落ち着くまでの経緯もいろいろあって書き始めると長ーくなっちゃうので割愛しますけれど。) で、初日の今日は私達 ディズニーランドで過ごすことを指定されているのでそろそろホテルを出てディズニーランドへ向かわねばなりません。 (せっかくファンタジースプリングスホテルに宿泊するのですからね~ なるべくホテルで長い時間を過ごすため、ランドでの予定は迅速にこなさなければ!) というわけで、雨が徐々に強くなっていく中 ホテルでお借りした傘を携え、私達はベイサイドステーションからリゾートラインに乗って東京ディズニーランドへと向かったのでした。 …それでは。 ここからしばらくは いつもディズニーランドで過ごす時と同様にやや速度をあげて参りましょう。 10:00。 東京ディズニーランドステーションで下車。 (ベイサイドステーションで乗車の際は夫も私も二日券を購入しました。) 10:15。 保安検査を経てディズニーランド入園。 今のランドはドナルドが主役なのね~ 10:25。 ほんとうはアトラクション券を利用してビッグサンダーマウンテンに行きたかったけれど、雨が激しいのでニューファンタジーランド方面へ。 朝食をちゃんととっていなかったので、まだ一度も行ったことのない「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」へ行ってみました。 注文カウンターまで7~8分、雨のせいか満席だったので着席できるまでさらに10分ほどかかりました。 11:00。 ファンタジーランド・フォレストシアターへ。 ガストンの店にいる間にいろいろとショーの抽選をしたら11:20の「ミッキーのマジカルミュージックワールド」の席を得られたのでやってきました。 実はこのショー、バケーションパッケージの鑑賞券も持っているので今日は二回観られることになります。 座席はCブロック12列目。 バケーションパッケージの席とは全然違う場所なので、ちょっと嬉しかったです。 11:20。 「ミッキーのマジカルミュージックワールド」開演。 以前観た時はいわゆる「感染症対策バージョン」だったので、初めてフルバージョンを観ることができました。 現在のディズニーランドで体験できるエンターテイメントの中で、私はこれが一番好きだなあ と思いましたよ。 11:46。 ショーが終わって外へ出ると雨「ザーザー降り」。 11:50。 バケーションパッケージのアトラクション券を利用して「プーさんのハニーハント」へ。 酷い雨にもかかわらず屋外まで待ち列が伸びていたようだったので、すぐ乗れちゃってちょっと申し訳ない気持ちになりました。 12:10。 フリードリンク券を利用して「トルバドール・タバン」へ。 ここって昔ソフトクリーム屋さんだったよねえ と言いながらドナルドのスペシャルドリンクを。 パラソルの下でテーブルは無事でしたが、イスが盛大に濡れていたので立ったままいただきました。 12:25。 とにかく「豪雨」でどうしようもなかったので、屋内の居場所を確保するためスタンバイパスを取得して「ホーンテッドマンション」へ。 12:45。 大雨なのに、食べる場所もないというのに、なぜか夫が「キャプテンフックス・ギャレー」でベーコンとパイナップルのピザ購入。 「ディズニーランドに来たら絶対これ食べなきゃいけないんだ!」とのこと。 (晴れてれば私も食べていたところだと思いますが、食欲がそがれるほどの大雨だったので私は遠慮しました。) 雨宿りできる場所を求め、プラザ方面へ。 12:50。 パレードルート沿いの特大パラソルの下のベンチ(少々濡れていた)を確保。 夫、大雨の中 屋外でピザとコーラを完食。 雨 ザーザー。 排水作業にあたるキャストさん以外 ほとんど誰も歩いていません。 13:00。 アトラクション券利用で「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」へ。 (↓消してあるのは傘をさした6人目のリトルグリーンメンです) ビッグサンダーマウンテン大好きな私ですが、さすがにこの豪雨の中ずぶ濡れになってまで乗る勇気はなかったので 最後のアトラクション券はバズで使うことにしました。 (こちらは今年の10月末で営業終了するとのことなので、これが最後の機会かも とも考えました。) 楽しかったです。行って良かった。 13:25。 「モンスターズ・インク・カンパニーストア」へ。 バケーションパッケージのグッズを引き換えました。 ミニショルダーバッグもいただきました。 13:40。 14:10の「ミッキーのマジカルミュージックワールド」鑑賞のためファンタジーランド・フォレストシアター入場。 今回はバケーションパッケージに含まれるショー鑑賞券利用です。 座席はBブロック前方の通路沿いから二席。 14:10。 開演。 非常に良い席で大満足でした。 以前にも書いたかと思いますが、このショーはかつてショーベースで上演されていたショー「ワンマンズドリーム」に対する 時を経た「応えのショー」のように私には感じられるのです。 今後もディズニーランドに来る機会があれば、鑑賞できるようにがんばってみたいなと思いました。 14:45。 「スターツアーズ」へ。 これも夫が「ディズニーランドに来たら絶対スターツアーズに行かないと気が済まない!」と言い出したため。 まあいいでしょう 帰り道だし とお付き合いしました。 15:00。 ワールドバザールを通過。 最後の最後にエントランスの期間限定ドナルド花壇で写真を撮りました。 15:08。 東京ディズニーランド退園。 そして目の前のディズニーランドステーションからリゾートラインに乗り、15:15過ぎ頃にベイサイドステーションに戻ってきました。 (なのでこの日記もここからは普段のペースに戻ります。) この駅のすぐ前の敷地で建設が始まってから数年間、ずーっと構内の改札前から見守り眺め続けたファンタジースプリングスホテル。 きょうは眺めるだけではなく、初めて駅からホテルへ続く通路を歩いてその館内へと向かいます。 なんだか感慨深いなあ… 駅を出ると正面右手側には「ファンタジースプリングス・エントランス」の保安検査場が見えました。 私達は滞在二日目に バケーションパッケージに含まれている「ファンタジースプリングス・マジック」というパスポートでディズニーシーに入園するよう指定されているので、明日の朝はこのエントランスを通ることになります。 建設中は、この場所からホテルエントランスまでは歩くとずいぶん遠そうだなあ と思って眺めていましたけれど、実は正面玄関の車寄せ脇に直接つながるエレベーターも設置されているし、実際歩いてみたらすぐでしたので安心しましたよ~ そのホテルエントランス行きエレベーターの手前にはこの時間はキャストさんが立っていらして、宿泊者の確認をしていらっしゃいました。 私達はチェックイン手続き前だったので「宿泊証明書」を持っていなかったのですが、名前を告げるとすぐに照会してくださって確認が取れ、通していただくことができました。 そして エレベーターに乗り ホテル正面玄関から入館し、いよいよチェックインのため 朝確認したファンタジーシャトー・ラウンジのレセプション前へ。 このとき15:25くらいでしたけれど、手続きを待って並んでいらっしゃる方はわずか三組ほどで、すぐに順番がやってきそうでした。 朝はよく見なかったけれど、この場所も見上げると天井がとってもきれい。 草花の蔓のような曲線と、その先に配置されている小さな蓮の花のような照明。 ひとつひとつどれをとってもみな可愛らしいです。 レセプションカウンターの後ろの壁も花や草木のアートでいっぱいで、ほんと 「このホテルってひょっとしたら、地面から植物が萌えだすのと同じように この地からめばえた小さな植物の『芽』がホテルに育っちゃった って感じなのかなー??」 なーんて、私はチェックインの順番を待つ間 あれこれと妄想を繰り広げてしまいましたよー やがて順番がやってくると、キャストさんはファンタジースプリングスホテル独特のご挨拶で私達を迎えてくださいました。 こちらのホテルでもチェックインの手続きは紙の書類ではなくタブレットを使用していて 非常に簡便でした。 キャストさんが多くの時間を費やして説明してくださったのは主に、ファンタジースプリングス&ホテル特有の事情に伴う注意事項の案内でした。 (ホテルとファンタジースプリングスをつなぐエントランスや、シーのパーク本体とファンタジースプリングスをつなぐエントリーウェイは21:00に閉じてしまうので、それまでにはホテル側に戻ってきていないと締め出されてしまい、再度シーのメインエントランスまで行ってリゾートラインに乗ってホテルまで戻ることになる… という案内内容は衝撃的でしたよ!) 手続きの最後に明日使用するためのハッピーエントリー通行証と宿泊証明書を受け取って、次は 朝方預けた荷物を受け取るためにベルデスクに向かいました。 が、15:40頃のベルデスクは荷物を受け取りたいゲストの他、パスポートを購入するゲストも多くいらっしゃり(ファンタジースプリングス内のアトラクションを何度でも自由に利用できる「ファンタジースプリングス・マジック」はこの場所で販売しています)荷物の引き取りまでには時間がかかりそうだったので、「後ほどでいいので部屋まで届けてください」とお願いして(20~30分後のお届けになります とのことでした) 私達は先に部屋に向かうことにしました。 客室フロア行きのエレベーターホールに向かう廊下に入るとすぐ、右手には朝6時から夜は24時まで営業するというコンビニエンスショップ「ジョイフルスプリングス」がありました。 (ちょっと覗いたところお弁当やおにぎり、お惣菜やサラダ、アルコールなども置いてあるようだったので「今日の夕食はこのお店で調達すればいいかな?」と思いました。) ショップを過ぎると、広い廊下の両側には大きな窓がたくさん。 樹木を思わせるようなデザインの窓枠が印象的です。 さらに歩いてやっと着いたエレベーターホールは、壁にも床にも小さな花が咲き 天井の照明には蔦がからまっています。 やっぱりこのホテルは、地面から顔を出した植物の小さな芽に誰かが魔法をかけて ホテルにしちゃったんじゃなかろうか… カボチャに魔法をかけて馬車にしちゃったみたいに。 そんな妄想に囚われながら7階に上がってエレベーターを降り 本日宿泊する客室のあるフロアに出ると、廊下のカーペットは樹々が繁る薄暗い深い森の中のようなデザイン。 ところどころ配されている薄明るいグリーンは木洩れ日でしょうか。 花を咲かせながら先へ先へと伸びていく植物の蔓と蝶の形の案内ボードに導かれるようにして進んで行くと、廊下の壁のあちこちにはディズニーアニメーションに登場する森の中の場面の額が飾られていました。 森に次ぐ森… そうして 森の奥にある本日のお部屋の前にたどり着き、ドアを開けてみると。 エレベーターを降りてからここまで私達を導いてくれていた草木の蔓は部屋の中にまで伸び、花を咲かせていました。 (その2 に つづく・・・) ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。 利用なさってみてください。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 7, 2024 12:47:34 PM
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