母校の後輩が東洋太平洋フェザー級タイトル奪取
ロンドン五輪銅メダリストの清水聡(大橋)が2日、後楽園ホール「第61回フェニックスバトル」でOPBFフェザー級王者ノ・サミュング(韓)に挑み、5回1分54秒TKO勝ち。デビューから1年あまり、プロ4戦目で初タイトルを獲得した。試合の模様は7日(土)深夜3時45分からフジテレビで放送される。長身サウスポーの清水は初回から左ストレートを積極的に打ち下ろしていった。6月に竹中良(三迫)からタイトルを奪ったノは頭を下げて前に出るスタイル。ボディ攻撃に活路を見出す。ノが頭から突っ込んでくるため、序盤からクリンチが多発する展開となった。それでも清水は嫌がるそぶりを見せず、距離を取らずにノとの打ち合いを選択。コンパクトなパンチでボディと顔面を叩き、ノを削っていく。3回はノの右を被弾するシーンもあったが、4回にボディからの連打でノをキャンバスに沈めた。ヘロヘロのノは清水の身体にしがみついて延命を図ったが、5回に清水が連打を決めたところでストップとなった。「身体が動かなかった」という清水は途中から作戦を変更して勝利。4勝4KO無敗。大橋秀行会長は「来年、世界挑戦のチャンスを作る」と話した。初防衛失敗のノは11勝4KO4敗。