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とんぼ玉工房「MASUMI」ますみのとんぼ玉日記

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2011年09月30日
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ここをご覧の皆さまに質問です。
「アスペルガー症候群の人って、どんな人だと思いますか?」

よく聞かれるのが、
「空気読めない(KY)人でしょ?」
「興味のある分野は、頭がいいんでしょ?」
「電車や時刻表が好きなんでしょ?」
etc.。

特にネット上では、いろいろ書かれていますが。
わたしが考える答えは……。

全部正解でもあり、全部違います。(^^ゞ

何それ!?(@_@;)
と思われた方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

ここで何が言いたいかと言いますと、
『アスペルガー症候群の人=KY』
とは限らない。
ということなのです。

アスペルガーと診断されたからといって、いつも空気が読めないわけではない、ということです。
人より努力したりすれば、読めるようになるかもしれないのです。

非常に軽度の方もいらっしゃったり、診断されていないけれど、よく空気が読めないとか、他人に指摘されたりという人もいると思います。
(軽度だからといって、苦労がないわけではなく、軽いと見られるから苦しいというのがあります)
空気がよく読めているような、当事者の人も実際、知っています。

現にわたし自身が、友人(この方もハンデを持ちます)にこう言われたことがあります。
「ますみさんは、空気を読めているよ!
他の人への気遣いもちゃんとあるし……。
それなら、あの人のほうがよっぽど、空気読めてないよ!(-_-;)」

世の中には、
『アスペルガー症候群の人は、「分かって」といっても無駄。
(空気が)読めないから、無理だから』
という風に決め付けるように書いてある書籍もあったりしますが。
当事者から言いますと、それは違います!(断言)

どの書籍がそう言っているというのは、ここでは言いませんが。
ただ、当事者の書かれる本に、そのような言い回しのものはなかったと、認識しています。
どちらかというと、決め付けているような書かれ方の本は、当事者の家族・専門家等の書く本(つまり当事者以外)に多いです。(あくまでそういう傾向があるだけです)

まあ、定型発達の人には、やはり当事者の気持ちは分からないと思います。
わたしたちも、定型発達の人の気持ちが分かりにくいのと同じように。

そもそも発達障害って何? (?_?)
というのは、当事者でも難しいし、専門家でも難しいと思います。
ですから、どちらにも当てはまらない多数派の人は、もっと理解が困難でしょうね。

でも言えることは。
『アスペルガー症候群の人=KY』
というのはない。
『アスペルガー症候群の人=変わり者の天才(頭いい)』
というのも、ないということです。

非常に多くの方面から、当事者を見る必要があるのです。

例えば。
会社で、誰かが指示をしていたとして、指示を聴いている人の中に、アスペルガー症候群の人が2人いるとします。

どちらも、指示を理解しにくいです。
支持を理解しにくいという悩みは一緒。

でも、この二人が感じている理解の困難さは、実は違います。
ここで二人をAさん・Bさんとしますと。

Aさんは文章が理解しにくい。
Bさんは、周りがざわざわしていて、そっちに気をとられてしまうので、理解しにくい。
という風に、人によって全く違ってくることが殆どです。
※ちなみにわたしは、どちらかというとBさんのような感じです。

この場合、Aさんなら、絵や図などが分かりやすいかも。
Bさんなら、周りの雑音をシャットアウトしてもらったりすると、分かるかも。
或いは、もう一度質問してみたり。

という、全く違う対処法があるわけです。

『アスペルガー症候群の人は変わった人』というのも、あくまでも定型発達者(健常者)から見たひとつの視点に過ぎないと思います。
わたしから見れば、他の当事者の人は、特に変わった人には思えません。

アスペルガー症候群の人は、空気が読みにくい人が多い、と言われています。
ということは、普通の人というのは、空気が読める。
「言わなくても相手の気持ちが分かるって、超能力者?」
というのが、わたしの気持ちです。

わたしからすれば、普通の人こそ
「何を考えているか分からない、エイリアン的存在」
にも、なりかねないのです。
そんな人がまわりにたくさんいるという状況です。

ここで、
「あんたってやっぱりアスペルガーね。KYで!(-"-)」
などと言われたらどうでしょう。
大抵の当事者は、ムッとするのではないでしょうか。(ーー;)

でも、当事者もムッとした勢いで、
「普通の人こそ何考えてるか分からない! 理解不能!(-_-メ)」
なんて言ってしまったら、理解も何もないですよね。

お互いが理解不能で。
この先に待っているのは喧嘩です。

分かり合えないから不幸。
というのは、多いと思います。
特に発達障害のある人は、それ以上にそういうことが多めなのではないでしょうか。
わたしが31年、嫌というほど、感じてきました。(T_T)

ここでも、相互理解が必要だと感じます。

わたしは今後も、何千回でも、何万回でも言いたいのは。
「発達障害の人は、みんな違う」
ということです。

ひとりひとりに合わせた対処というのは、とても重要だと思うのです。

ですから、タイトルにもあるように、
『アスペルガー症候群の人=KY』とは限らない!
と、言いたいのです。

本当に、みんな同じ障害とは思えないほど、違いますよ。(^0_0^)
この記事を通して、少しでも、わたしたち当事者のことが皆さまにご理解頂けると、嬉しいです。
では、次の記事に続きます。

 

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最終更新日  2011年10月01日 00時28分44秒
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