とんぼ玉工房「MASUMI」ますみのとんぼ玉日記

今回は、とんぼ玉＆コアガラスでは大御所の！
小暮紀一先生の大特集をします！！(^o^)／

小暮先生（愛称：ＧＵＲＥ先生）は、今更多くを語る必要がない、とんぼ玉をご存知なら知っていらっしゃる方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
ＨＰはコチラです。

小暮先生は富山県に「工房　丙午（へいご）」をかまえていらっしゃいます。

２００６年「トンボ玉」という技法書（ほるぷ出版）を世に出され、それ以来とんぼ玉を創るお方もこれによって、爆発的に増えた気がします。
それほど、小暮先生のあの本はとんぼ玉バイブルの一つである一冊です。

もちろんわたしも所蔵してます～。(v^-^v)

※ご注意！
この展覧会は既に２月４日に終了しております！

わたし自身この展覧会をしていることを知ったのは、２月３日夜。

「あ、今、東京で小暮先生の展覧会、またやってるんだー。
なに、最終日って明日！？
小暮先生にお会いしたいなぁ～」

と思って、最終日に足を運びました。

ギャラリー田中さんはもう、何度も行っています。
小暮先生だけでなく、このギャラリーの店主さんともすっかり顔なじみです。

※今回の画像もですが。
小暮先生には、もちろんあらかじめこのブログに掲載するうえで、許可を頂いております。

しかも今回は、数点、作品を挙げても良いとまで許可を頂きましたので！
というわけで今回初ですが、小暮先生の素晴らしい作品をご紹介いたします！！(^○^)
今回、わたしの独断と好みで、ブログ掲載する作品を選びました～。

今回はとんぼ玉はなく、コアガラスのみの展覧会でした。

繊細なレース棒や複雑なパーツを、きれいに象嵌しております。
本当～～に根気のいる作業だと思います。

まずその前に、レース棒やツイスト棒、パーツを正確にきれいに、できなきゃいけませんし！
だからこれができるというのは、本当にすごいのですよ……。

コアガラスとは、とんぼ玉とほぼ同じ技法を用いて、耐火粘土やスチールウールを用いて創った型（コア・核　core）の上に、絵を描くようにガラスを乗せて象嵌したり、熔かし込むという。
非常に面白いガラス工芸の分野です！

もちろん、徐冷後にはコアを抜き取り、研磨するのですが。
この研磨も非常～～に大変でしょうね。

コアガラスの起源は非常に古く、吹きガラスよりもはるかに前です。
コアガラスで大事なのはなんといってもやはり、最初に創るコアです。
このコアを創るのが非常に大変なため、あまり大きな作品は創りにくいので、コアガラスは王族や貴族といった高貴な人々しか持てなかったそうです。

その後、吹きガラスという非常に画期的な技法ができ、ガラスの器は広く一般に知られていったのでした。

先生の師匠は松島巌先生。
コアガラスの大御所中の、大御所です！！

目を引いたのがこの作品たちです。

コチラ、特に色に
「萌え～」



ホントに色がきれいな。

で、こちらも。
色やデザインに惹かれた作品です。

先生曰く
「縁起物のヒョウタンをあしらっている」
とのこと。

蓋に金練棒でヒョウタンの絵が描かれ、その持ち手もヒョウタンです。
遊び心ですね

で、先生によれば、このような作品はかなり難しかったようです。
理由を説明され、わたしも納得しました。

ところでさっきまでの作品もそうですが。
コアガラスを創るのも大変なことですが、蓋を創るって

ピッタリと合う蓋を……
やっぱ先生すごい～

コチラも、先生らしい風潮の作品です。

大きなものだったので、お創りになるのが大変だったことは想像に難くありません。
しかも重かったでしょうね、ガラスは重いので……。

でも好きなら、なおかつ仕事なら耐えられる。
わたしはそう思います。

またまた今回も恒例の、記念撮影です～。

小暮先生ってなにが良いかと言いますと、作品はもちろんですが。
なんといっても彼の人柄そのものがすごく好きです。(*^。^*)
すごく明るいお方なんですよ。

小暮先生の奥さまの林裕子先生も、とんぼ玉作家なんですよ。
この時お会いしてます。

小暮先生、いつもこのスマイル～
この時も、この時もそうですよ、ニコニコ
この笑顔に、お人柄が出ていらっしゃるでしょ

逆にわたしは、あまりニコニコするのは苦手だったりします。

今回も、最近のわたしの作品を、小暮先生と店主さんにご覧いただきました。
かなり誉められました！！

特に高い評価を頂けたのが。
ＭＡＳＵＭＩ島のモアイ玉。┃━┏┃
埴輪くん降臨！と。┌|∵|┘
真澄ノ辰（竜）玉です。(*^。^*)

小暮先生は
「比べ物にならないぐらい上達した！！
楽しんで創ってるでしょ！？
こういう作品がとても大事！！
うまい玉を創るのではなく、良い玉を創るんだよ！！」

これは、かつての師匠が同じことを言っていました。
「技術は後からついてくる。
とんぼ玉で大事なのはパーツとかの技法じゃない。
とんぼ玉で大事なのは、とんぼ玉を巻くことだ」

ギャラリーの店主さんは
「この辰の玉とっても面白いね～。
いや、ホントに面白い。
今年の作品を見てもなかなかないよね！！」

もう……嬉しすぎます。

更に小暮先生には、他にもいろいろとアドバイスを頂きました。
それはしっかりと、わたしの中にとどめています。

やはり良い作品を見て！
楽しく作品を創って！
これに限るなぁ～、うつなんて吹っ飛ばせ！！

ぽちっと応援宜しくお願い致します。m(__)m


にほんブログ村


にほんブログ村