さあ、予告通りに。
全然違う作品を創りましたので、ぜひご覧ください
先日バレンタイン特集も載せておりますので、まだご覧になっていらっしゃらないお方はぜひご覧ください。
コチラには、おいしそうなとんぼ玉が満載です。
コチラの指輪は、いつものガラスではありません。
ボロシリケートガラス(ホウケイ酸ガラス)というガラスです。
(商品名:パイレックスが有名)
いつもは佐竹ガラス・喜南鈴ガラスといったガラスです。
若しくはモレッティ(滅多にないですが)
いつものガラスは軟質ガラスと呼ばれ、エアーバーナーを使います。
でも今回のボロシリケートガラスは、酸素バーナーで熔かす硬質ガラスと呼ばれる、非常に硬いガラスです。
≪膨張係数比較≫ 【佐竹ガラス】
鉛(クリスタル)ガラス 膨張係数 125~128、屈伏点 460 ℃
ソーダガラス 膨張係数 110~120、屈伏点 480 ℃
【喜鳴鈴ガラス】
Aシリーズ(鉛ガラス) 膨張係数128 ± 3 /K、屈伏点 480~520℃
Bシリーズ(ソーダガラス) 膨張係数128 ± 3 /K、屈伏点 480~520℃
Cシリーズ(アルカリシリケートガラス) 膨張係数128 ± 3 /K、屈伏点 480~520℃
【パイレックス(アメリカ・コーニング社製)】
膨張係数32.5(0-300℃)
酸素バーナーはエアーバーナーに比べて火力が非常に強く、2000℃ほども出すことができるとか
他にも違いがたくさん!
持ってみた感触は。
軽っ!(重さを感じない
)
透明度が非常に高い!
まるでプラスチックみたいな軽さ。
ご覧ください。
わたしの初めての、酸素バーナー&硬質ガラスでの作品です。
惑星が浮かんでる印象の指輪になりました。
ソフトガラスに慣れているせいか、少しジレンマに。
先生にも、
「ソフトガラスに慣れてるね~」
と指摘されました。
まっさらな初心者の方が良いのかも。
でも、
「ガラスに慣れていますよね」
ともお褒め頂きました。
本来は、複数色を使うことは少ないようですが。
どうしても虹色にしたかったので、本当は赤・青・黄色を使いたかったんです。
でも、大村先生(後述)によると、黄色は初心者には扱い難いようで。
今回やむなく、2色に止めました。
光に透かすと、とてもきれいなんですよねー。
この透明感は何とも言えません。
こちらが酸素バーナー。
炎が横から出ます!
そして、炎が細い。-○―ヾ(・・*)
今回、Kinari浅草橋店の酸素バーナー体験教室で。
大村欣央先生に習いました
硬質ガラスを扱う作家として、非常に有名なお方です。
硬質ガラスも、こんなたくさんの色があります
萌え~な色がたくさん。
わたしの薬指は13号です。
いつものガラスと違って、もともと管状になっているガラスを使うので。
サイズを直すことも簡単に出来ます。
裏面を磨く必要もなし。
あんな楽な方法で指輪を創るって。
ソフトガラスでも、同じようにできないかなー。
酸素バーナー&硬質ガラスの違いはまだあります。
余熱はほぼいらない
いきなりガラス炎に入れて大丈夫
って思いましたが、大丈夫なんです。
ピンポイントでガラスが光るくらいまで温めるのが基本。
そのくらいガラスを温めなきゃ、なかなか軟らかくなりません。
が、ソフトガラスに慣れているからか、つい全体を温める癖があります。
先生によれば、いろいろな色は、吹きガラスの方があるようで、吹きガラスで使われてるガラスにも興味津々です。
変化色があったり、還元で色が変わったり。
炎が横から出ていたり。
いろいろ違いがあります。
また、徐冷時間が早い。
※本来は電気炉使用がベストだそうです。
今回、いろいろなガラスがあるんだなぁ。
と思いました。
今後、もっといろいろなガラスを試したいな。
では次回、こうご期待
ぽちっと応援宜しくお願い致します。m(__)m
にほんブログ村
にほんブログ村