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とんぼ玉工房「MASUMI」ますみのとんぼ玉日記

とんぼ玉工房「MASUMI」ますみのとんぼ玉日記

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2012年06月02日
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2012.6.2blog1.jpg

こんにちは、彩ますみ(MASUMI)です。下向き矢印

今回の記事は、必要以上にあまり暗くしないよう努力しましたが。
そもそもが明るい話題ではないので、ご了承願います。


タイトルの通りなのですが。
5月31日に、私の父方のおばーちゃんが亡くなりました。涙ぽろり涙ぽろり涙ぽろり

ずっと病院で苦しい状態だったと思います。
87年頑張ってきた人です。
おばーちゃんが生まれたときや20歳ごろ(1945年)までは戦争もしていたので。
その頑張りというのは、経験した人でなければ分かりません。

空と雲が好きなもののひとつなので、わたしはよく空を見上げます。

想像してみてください。
その空から、爆弾がバンバン、降ってきたとしたら。爆弾爆弾爆弾ショック

東京大空襲なんか、本当にどこも逃げ場所がなかったと言います。
周りが火の海で。炎炎炎
原爆はもっと......。

おばーちゃんはそういう時代を、必死に生きてきたんです。

戦争が終わってもきっと、大変なことばかりだったと思います。

そんなおばーちゃんがやっと楽になった。(と、表現したい)
孫として何かできないか?
そう思ったら。
やっぱり頭に浮かんだのは、とんぼ玉だったのです。
ひらめききらきら

わたしの頭ん中、とんぼ玉のことでいっぱい。
だから人に対する気持ちも、とんぼ玉でしか表現できません。
(絵でも、良いんだけどね)

そう思って、その日のうちに急遽バーナーに向かい、創りました。炎-○―ヾ(・・*)

2012.6.2blog2.jpg

亡くなった人への玉ですから、いつものレインボーカラーではそぐわない。

そこで、創りたかったのは水のイメージ。
よく天然水のコマーシャルでありますよね。
山のきれいな水が、川を流れているようなイメージです。熱帯魚うお座熱帯魚うお座

あれを、ガラスで表現したいと思いました。
これからの季節にもふさわしいです。きらきら

あのゆらゆら感を出すには、やっぱり夏にやっているあの技法をするのが一番。
ちなみに今回、喜南鈴ガラスです。

2012.6.2blog3.jpg

でも、この大きい方は現在、ひびが進行しています。失敗雫

2012.6.2blog4.jpg

色はきれいですけどね~。

最初から大きい玉に関しては
「これはどうだろう?わからん? 小さいほうが良いんじゃないかな」
と思っていた勘は、またまた当たったんです。

2012.6.2blog5.jpg

実際に、おばーちゃんの骨壺に、遺骨と一緒に入れて頂いたのは、この小さい方のとんぼ玉です。上矢印

2012.6.2blog6.jpg

こちらもなかなか、きれいにできました。

火葬前に棺に入れようかとも思いましたが。
ガラスが熔けて硬くなった際に、火葬場の床とかにこびりついたりして取れなくなったら。雫
そうなると火葬場に大メーワクです。雫雫

ガラス玉はいきなり加熱すれば破裂するし。
何より
「せっかく創ったのに~失敗雫
という、作家としての気持ちがあるんです。

この小さい方を、おばーちゃんを火葬して骨壺に納骨する際。
火葬場の係員さんが、今回の小さい方の玉を、おばーちゃんの骨壺に納めてくれたのです。
最後に納めた頭部の遺骨の上から、まるで首にかけるように。(透明ゴムを、紐として付けました)どくろきらきらきらきら涙ぽろり

火葬場の係員さんたちに
「素晴らしいことをなさっていますね。
素晴らしいものをお創りですスマイルきらきら
と、お褒めのお言葉を頂きました。

とんぼ玉をやっていて、本当に良かったと感じた瞬間でした。スマイルきらきら

わたしはどんな人でもたぶん。
親族じゃなくても。
赤の他人でも。
ひょっとしたら、悪い人でも......。
人が亡くなって、火葬する前のお別れの儀式(花を棺に入れたりする時)は、涙が出ます。

でも遺骨になったときは、あまり涙が出ません。
(どっちかというと、虚しく隙間風がヒューって感じです)

ところが今回ばかりは。
おばーちゃんの骨壺の中に、わたしのとんぼ玉を最後に入れてもらったのを見たときは、感極まって涙が出ました。涙ぽろり

とんぼ玉というのは元々、古来から死者に副葬品としてお供えする目的で創られたような玉が多いです。
その証拠に、古墳や陵墓から、とんぼ玉がたくさん出土しているのです。

亡くなったおばーちゃんに、わたしがまだとんぼ玉初心者の頃。
とんぼ玉創って根付にして、プレゼントしたのをよく覚えています。
これがその玉なんですが。(画像データを見たら、偶然にも2006年6月2日創作)下矢印
ちなみに……→今日は、母の誕生日でもあります。

2012.6.2blog7.jpg

このころに比べれば、上達したかなあ。

亡くなった人にお供えする玉を創るのは緊張します。
今頃、骨壺の中でひびが入ってたらどうしよう!?
とか。ショック雫

おばーちゃんはもちろん火葬なので。
「火というのは、怖いモノでもあるなぁ......」
と、改めて思いもしました。

硬いガラスを熔かせるし、それに......。
なんて、いろいろ感じました。
もちろん素晴らしいモノでもあります。

レシラムに感謝音符
レシラムは炎のポケモンドラゴン。

とんぼ玉ってスゴいよね。
人に喜んでもらえる。(ことが多い)
今回みたいに、亡くなった人の遺骨と一緒に、納骨することもできる。

わたしが亡くなっても、今いる人全てが亡くなっても。
とんぼ玉の多くは、この世界に残る。

絵やCGでは、そうはいかないと思うのです。
パルプ紙は大体100年持つかとか、聞いたことあります。(和紙は長持ちします)
やっぱり、とんぼ玉ってスゴイよね。

今回のお葬式で多く使うであろう数珠も、たぶんできるし。
それに、遺骨にお供えできる。

とんぼ玉を創り続けている人間として。
本当に誇りだなぁ。
と思いますね。

次はもっと改良して。
ひびが入らないような玉を創るぞ!!ぐー

とんぼ玉名ももう、決めているのです。
「ガラスの天然水」なんてね。

では次回もまた、こうご期待スマイル!!

 

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最終更新日  2012年06月03日 21時58分29秒
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