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カテゴリ:学校生活
何年か前に、仕事先で出会った同年代の女性から聞いたお話です。
東京での小学生時代、彼女がプールで泳いでいて、サイドへ上がろうとした時 先に上がっていた男の子が振り向いて 「どうぞ」と言ってさっと手を差し伸べてくれたそうです。 小学生なのにとてもスマートな仕草で。とても自然に。 「下町の全く庶民の子だった私は、ただただびっくりして固まりました~」 とその女性は話されていました。 きくと、浩宮さまと同級生の学習院のお坊ちゃんだったそうで、 「違うわ~~~」と、こども心に思ったそうです。 その話でわたしも思い出す事があります。 娘が小学校の三年生のとき、(まだとても幼稚でした) 夏のプールの授業で全員がぐるぐる回って、すごい流れになった後、 プールから上がれなくなって、最後の一人になったそうです。 鼻も悪く、ちょっと苦しくて、手に力が入らず、 水流に流されてどうしても上がれなくてとても困ったそうです。 先生がその時なんて言ったと思いますか。メガホンで。 「まだあがれない子は誰かな~」(←とがめるように) がっかりします。 さっさと自分だけ上がってぼうっとサイドで体操座りしてるか、 ふざけたりおしゃべっている子の方に向かって言ってほしかったです。 「手をさしのべる気がつく子はいないのか」 とかね。 ささいなことかもしれませんが、 これが積み重なることが大きくてこわいのです。 ここでの先生の考え方ひとつで困っているひとを助けるものなんだと 気づくことと、そうでないことと。 さっとスマートに手を差し伸べる方がよほど素敵じゃないですか。 そうすればもう少しイケてる男子になってたのにね… さて今の中学校の男子達。 娘の口からも絶賛です(小学校の時がよほど…なのかもしれませんが) 机から何かものを落としたら、当たり前のようにさっと拾ってくれる (小学校の男子はそれを蹴り飛ばしたり、ば~かとか言ったり、無視してただけ?) こちらが何か拾ったり渡したりしたら、「ありがとう」とすぐ言う (小学校の男子は無言でひっつかむ。こちらが危ない目に遭うような取り方をする) 「もうめちゃ良いヤツばかりよ~」と時々感動して娘がいいます。 確かに話をきいているとどの子の家庭も、 成績のことだけガミガミ言っているような親御さんではないんだろうなと想像できます。 うちのような成績撃沈娘でも楽しく学校へ通えるのは 学友たちの人間の良さという要素が大きいのです。 娘!じゃ今の環境を有り難く思って、もうちょっと勉強しなさ~い! 頼むから~(泣) ↓よろしければ応援のポチ、お願いしますね♪↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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