待てど暮らせどマテマティカ

前の晩、化粧を落とす時に
持参していた拭き取り用のシートが古くなってカラカラで
無理してこすったからか、なれないホテルのシーツにかぶれたか。
眉とひたいが何カ所か赤くなって、一部にきびの出始めみたいに。
気にせず、そこだけ避けてお化粧をしました。


正午に告別式が終わり
久しぶりに会ったひとたちと何人もの再会、挨拶。
皆、すぐには私だとわからなくて
名前を告げると、ああ！！と。
お元気ですかと聞かれて、実は乳癌でと告げるのも
ちょっとためらわれるくらい、再会を喜んで下さる方も多々。

「あら、○○さん、お元気！？」と
この世界第一人者の大先輩が向こうから声をかけて下さいました。
無沙汰を大恐縮して挨拶をし、病気のことも話し
そしてこの度ある賞に入選したことを報告すると
「まあ、あなたすごいじゃい！私は応募して落ちたのよ、
あれに載るなんて、超一流じゃない！！」
ととても喜んで下さるのです。
わたし、この大先輩のおおらかさに感動しましたよ。
昔から大ファンですが、ますます好きになりました。
「何でもチャレンジしてみるのよ、と以前教えて下さっとおり
そうしました。だから先生のおかげです」
とこのかたへ御礼を述べるのときに、声がつまりました。
亡くなったかたにも、直接報告したかった。
だからはるばるかけつけました。
遅かったですけどね…

前日連絡をしていた同業の、昨年のイベントの戦友と
はじめてゆっくりランチをとりながら話も出来ました。
離れているからこそ、話せることもあると思いました。
お互いに心開いて悩みを分かち合い、友情を温めることができました。

新宿の宿にもどり喪服を着替え、
今度はやはり昨夜連絡がとれた
一昨年の某イスラム国諜報活動の時^^に一緒だった人と
夕刻麻布十番駅ホーム中程で待ち合わせ。

（新宿の、この駅ねと思って乗った地下鉄、
六本木方面に行くのになぜ都庁行きに？逆方向では？
とかドキドキしながら乗り換えてなんとか着きました。）

麻布十番駅から（すごい坂でしたが）歩いて
某政府の建物の地下会議室で、他の仲間たちとも思わぬ再会。
予期せぬ大ボスもいて挨拶ができ光栄でした。

夜はその友人とわたしのボス三人とで夕食をとりつつ
三時間ほど作戦会議を堪能しました。

話ぼかしすぎですね。
でもこんな感じの一日でした。

新宿駅に戻ったもの、夜で、地下からへんなところに上がって方角がわからず
すっごい焦りました。なんとか帰還。

月並みな言い方ですが、
亡くなったひとが会わせてくれたのだと思うくらい
いろんな人たちと再会し、話をすることができた二日間でした。
次回から面倒くさがらずにこまめに連絡をとり
東京へ行った時には会える準備をしようと思いました。
皆さん、今度上京の際はぜひ連絡下さい！と
心から言って下さいましたから。


おでこは完璧、にきびのようになっていました。

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