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テーマ:最近観た映画。(40136)
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「それってどうよ」
と娘に前日言われていましたが、 自分の誕生日の朝、やっぱりえいっ!て思いたって 『おくりびと』観てきました。 しかも二度目なんです。 昨秋も公開されてすぐ遠くの街まで観に行ったの。 今は亡き大切なひとがこの映画の舞台になった地方の出身で 晩年よく懐かしそうに故郷の話ばかりしていた。 方言も教えてもらったけど発音が外国語より難しくて、 何で君それが言えないの、とよく笑われていました。 何度もリピートアフターミー状態で練習させられたなぁ。 その人が亡くなった後、その地方のブログやウェブカメラを探しまわって 見つけた数少ない映像を毎日毎日眺めていた。 そんなことをしていたのももう過去のこと。 遠くて行くこともないだろうと思って でも大きなスクリーンでその風景が観たかった。 俳優さんが使う、やっぱりへたな方言の発音も、でも想像できる。 んだ、んだ、そんな感じの優しい響きだった。 納棺師の所作というものをこの映画で初めて知りました。 私はそのひとが亡くなって会いにいったとき 愛しくてかわいそうで髪や顔をずっと撫でていたのだけど、 誰が見てもその慈しみが伝わり感動させられる映画の納棺師の仕草に 自分のしたことがそっくりだったことを知りました。 映画館を出るとあいにくの曇り空 その方が良かった。 晴天だと、胸が詰まって泣いてしまったでしょうから。 心は豊かな一日でした。 ↓応援のポチ、励みになります。ありがとう↓ http://goukaku.myminicity.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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