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テーマ:たわごと(26890)
カテゴリ:いろいろ
母親は、実家でひとり暮らしである。
話し相手は、15歳になる柴犬(♀)。 その柴犬が、耄碌してきて、目も鼻も耳もほとんど効いていない。 足腰も弱ってきて踏ん張ることが出来ず腰砕けになる。 痴呆も入ってきて、あらぬ方向を見てキャワーンとしょっちゅう鳴いている。 散歩に出かけても、排便せずに帰ってくることも増えたらしい。 でも、お気に入りに出会うと年甲斐も無くはしゃいでしまい、心臓発作?を起こしてひっくり返る。 睡眠も浅く、1時間も寝るとすぐ目を覚まし、徘徊と遠吠えを繰り返す。 お袋は、寝させてくれないと愚痴をこぼしている。「こっちが先に参ってしまうわ。」 今までって飼っていた犬は、ここまで長生きしたことが無いので、初めての経験である。 ふと、これは「老老介護」といわれているものと同じ構図ではないかと思った。 犬だけでもこれだけ大変なのに、人間相手だと疲労困憊してしまうのが想像できる。 何でも他人のせいにして文句を吐きまくる「モンスター○○」の輩ではなく、 長い間地道に生きてきた方々が、行政に頼ることもなく 自分たちで何とかしようと、周りに迷惑をかけたくないと、どうしようもなく行き詰ってしまう。 無理心中するところまで追い詰められることも・・・。 つらいものがある。 気遣い、手を差し伸べる「世間」が無くなってしまった、戦後民主主義の結果だね。これは。 といってるうちに先週、連れ合いの母親が腰椎の疲労骨折で入院した。 と思ったら、親父さんも10日後に肺炎を起こして入院。 連れ合いが、仕事帰りに1時間以上かけて様子を見に行っている。 まだまだ関係がないと思っていた「介護」という言葉が現実味を帯びてきた。 犬の話に戻る。 長い付き合いの飼い犬と死に別れるときは辛いけど、 死んだ後の空虚感(ペットロスって言われてますね。)の方が辛いのかもね。 かといって、親と同居するわけにも行かないし・・・。 新しく犬猫を飼うと、餌や散歩で家を空けにくいので、インコでも買ってやろうかな。 鳥なら、1日2日家を空けても大丈夫だし、自動給餌機買うにしてもそんなに高くないし。インコなら、結構クチュクチュ独り言しゃべってるので突っ込み入れやすいだろうしね。何わけのわからんこと言ってんねん。てね(笑) とりあえず、今まで以上に実家に顔を出してやろうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.04.03 20:34:17
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