キラキラまっち箱

先日の事。
珍しく頭痛がして、子供と一緒に昼寝をして、目が覚めたら旦那様が
帰っていました。
夕飯どうしようかな～って思って、頭痛もまだ治らないし、試しに旦那様に
「今日自分で作ってくれないかなぁ？？」とお願いしてみました。
話はそこから始まるのですが・・・

作った料理は、“甘肉”だそうです。
材料は、豚こま、醤油、砂糖　冷蔵庫に余っていたレーズン、以上。
あっという間に料理は完成。
かなりレンジ回りに派手に油が飛び散っていて、全くぅ～！と思いながら、
食べる前に掃除等をしながら文句を言いました。

どうやら今晩の夕飯は、ご飯とそれだけのようです。
旦那様と子供には先に食べていてもらって、後から
卵スープとレタスをちぎって簡単にサラダを作りました。
（だって肉だけじゃバランス悪いじゃないですか）

さて、旦那様の作った“甘肉”見ると子供は喜んで食べています。
私も残った肉を食べてみると・・・
以外と美味しい！！作っているところを見た感じでは、肉を勢いよく炒めて
砂糖と醤油をまわしかけて、ただそれだけ　みたいな感じだったのですが。
残ったタレも甘くて、タレとご飯でも結構いけるのです。
余り物のレーズンもなかなかアクセントになっていて美味しい。
（レーズンの使い道としては、新しい発見です！）
後日、私も作ってみましたが、どうも肉が硬くなってしまって違う・・・。
そこで旦那様に作り方を聞いてみると、どうやら私の目には適当に作っているように
しか見えないその料理にも、旦那様なりの理由があって、なるほど～と感心しました。

どうせ、料理なんて作った事のない人が適当にやっているだけと少し馬鹿にしていたのですが
あまりにも美味しかったので、真面目に話しを聞いてみることにしました。
肉が硬くならないポイントは、肉に完全に火が通る前に砂糖・醤油を入れてかき回すのだそうです。
始めにﾌﾗｲﾊﾟﾝに肉を入れて炒める時は、固まっている肉を一枚一枚広げるようにして
ぐるぐるかき回していたのだとか。

“甘肉”というのは、母の味とかではなくて
自分が食べたいと思って自分で考えて作った料理だそうです。
でも、こういう味が食べたいって思ってそれが作れるなんて、逆に凄い事ですよね。

彼には料理の常識が全くありません。
男だし、結婚するまで一人暮らしの経験も無し。
例えば、ﾌﾗｲﾊﾟﾝを使う時に油をひいてから使うだとか、
肉を炒める時に塩・胡椒するだとか。そういう事はやりません。
ﾌﾗｲﾊﾟﾝに油をひかないで料理するなんて、ビックリしませんか？（私だけ？）

他にもこんなこだわりがあります。
例えば、焼きそばには肉は入れない方が良いのだそうです。
入れてもキャベツのみ。
麺の味を楽しむのだそうです。
そう言われても、私は栄養バランス的に肉と野菜たっぷりの焼きそばをいつも
作ってしまいます。
誰に教わったわけでもないけど、やきそばには、肉と野菜を入れるのが当たり前と思っていましたから。
（因みにインスタントラーメンにも、肉は入れない方が美味しいのだそうです。）

でも、今回の“甘肉”の件で、旦那様の味覚に興味を持ちました。
試しに、キャベツのみの焼きそばを今度作ってみようと思います。

でも、しかし普通女の子なら成長の過程で自然に覚えていくであろう料理の
常識が、なんだったんだろう？って思った瞬間でした。
専業主婦になって初めて毎日料理を作るようになって、
最近では少しマンネリ化を感じています。
料理は好きです。料理の本とかを見るのも大好き。
だけど今まで料理教室に通った事とかはないし、なんだか自分の料理の
基本が揺らいだ“甘肉”でした。

○おまけ○
もやしのナムル
先日、旦那様がレシピをラジオで聞いてきて、それをその通りに作ってみたところ
美味しく出来たので紹介します。

【材料】
もやし　　１袋（私は豆もやしが好みです）
ゴマ油　　大さじ２
塩・胡椒

１）もやしを水から茹でます。
２）沸騰したらすぐにざるにあげて、なるべく広げて水を切ります。
３）ボールにごま油と塩・胡椒を入れて、もやしをいれます。かき回して完成！

※もやしを水から茹でる事で、もやしがシャキシャキするんですって！
これも、私の料理の常識ではありえない事でしたので、驚きました。

簡単で安くて美味しいので、是非お試しあれ～☆