「リアル」:漫画論
二度と見れない伝説のバンドThe BeatlesTHE BLUE HEARTSBLANKEY JET CITY・・・・・二度と見れない現役選手のプレイストイコビッチペレジーコ・・・・見れなかったことを後悔するよりも将来の伝説を数多く見ておきたい一過性のブームなんかじゃなく世代を越えて、時間を越えてなんどでも僕たちの心を震わせてくれるそんな伝説の始まりをこの目で見ておきたいと思う今日の漫画論はもう一作品「リアル」井上雄彦元々ピアニスト志望(父が)、元短距離走者、現在車椅子バスケの日本代表候補、-戸川清春元高校生、現在無職、バスケ大好き、短気-野宮朋美元高校生、脊髄損傷により現在リハビリ中、プライド高し-高橋久信3人の主人公の今を描いた作品読んだことのない人も知っているかもしれないけど、作品中には足に障害を抱えた人たちが多く出てくる。作品中には車椅子バスケのシーンが多くを占める「ははーん、障害者をテーマに扱ったお涙頂戴の感動マンガね」なんてつまらない、ありきたりの評価を勝手に下して、読んでいないマンガ好きはマンガ読むのを辞めたほうがいいお涙頂戴の感動シーンなんてどこにもない(と思うけど、ちょっとあるかも)あるのは前に進みたいのに進めなくてもがき苦しむ主人公の姿ひたすら前に進もうとするあまり周りとの衝突を避けられない主人公の姿自分の殻を破ることができずに周りにあたることでごまかそうとする主人公の姿結局何がぼくらと何も違わない「日々」に思い悩む姿が丁寧に描かれているそれがこの作品のテーマだと思うし、それが僕がこの作品を高く評価する要因だ昔から障害者の描かれている作品はあまり読まないようにしているそれは僕の弟が重度の障害を持っていることと決して無関係ではない普通に一緒に暮らしている自分が障害を描いた作品で、いろいろ考えたり、感動するのってなんか違う気がするから。自分の現実をまさに見ていない気がするからね正直そんなことを考えている段階でかなり意識してしまっている自分がちょっと嫌でもあるんだけど・・・リアルも障害について少し考えてしまうだから買ってから今まであまり読み返したりはしてこなかったたぶん通して読み返すのは今回で3回目くらいだで、読み返した感想・・・・・・すみません、なめてました1巻はどうしても人物紹介っぽい話が続くので5段階評価で4くらいのおもしろさだけど、それ以降、話が転がり始めてからは圧巻だ。5段階評価で30くらいはつけてもいい、問答無用におもしろい!今のところ7巻まで発売中だけど、6巻、7巻なんて最高だ今、まさに現在進行形の伝説がここにあると思う前置きが長くなりすぎたので採点を話 5点語るに及ばず絵 5点語るに・・・キャラ 5点脇役までばっちりだ!すげえ!カネゴンとかヨネさんとかオリジナリティ 5点この作者にしか書けない読みやすさ 4点20歳前後からならまちがいなく5点、老若男女とまではいかないかも・・俺好み 5点合計 29点30点でも別にいい気がするっていうか評価基準を変えてもう少し上位の点をばらけさせたい気がしてきた