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[漫画論] カテゴリの記事

全65件 (65件中 1-50件目)

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ちはやふる

表紙の雰囲気にだまされてはだめだこのマンガは熱い！というわけで「まんたい２００９」でも見事に大賞に選ばれた「ちはやふる」です主人公のちはやが競技かるたに目覚め、（今のところは）友人の太一と新と一緒にかるた道を進んでいく物語ですこういうマイナーなものを題材に選んだ作品をおもしろいか、おもしろくないか考えるのに、もっとも有効な手段は「そのマイナーなものをどれだけやりたいと思わせるか」ですたとえば爆発的な人気をほこった「ヒカルの碁」や「遊戯王」これらはマンガを読んでいる子供たちが実際に自分もやってみたいと思わせるだけの力を持っている。それがすごいんですねちはやふるも同様に競技カルタをやってみたいと思わせるだけの力を持っています。脇役のキャラも立ち始め、いよいよストーリーも本格的に目標に向かって進み始めました。少女漫画にしては恋の要素が少なすぎな気もしますが、だからこその美しさもあるマンガです未読の方はぜひ！話；４点絵：３点キャラ：３点オリジナリティ：５点読みやすさ：４点俺好み：４点合計２３点

2009.07.28

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げんしけん：漫画論

もう一本週末に買ったげんしけんの採点もしておきますこれはもう素直におもしろい分かる人と分からない人がいるマンガかもしれませんがおたくと呼ばれる人たちの意外と普通な日常生活が恋愛を絡めて上手に描かれていますちなみに僕の思う本物のオタクかそうでないかのラインはどこにあるのかというと日常生活よりも大事だと思える趣味があるかどうかそこにかかっていると思いますたとえば服とか髪型とかどうでもいいからそれよりも趣味にお金を使いたいとか高い飯を食うくらいならそのお金を趣味に使いたいとかそう思える人が本物のおたくなんじゃないでしょうか？・・・自分にその資質があることは認めますそれでは採点してみましょう話４点絵４点キャラ４点オリジナリティ５点読みやすさ３点俺好み４点合計２４点思わぬ高得点になりましたが非常に意欲作だと思いますっていうかぐるっと回ってただのおもしろい恋愛マンガですかね現実感が感じられるマンガというのはすばらしいですどれだけデフォルメされていても、マンガ化されていてもその世界では普通でありそこが現実世界と地続きであると思わせられる作品は強いですねたとえば天空の城ラピュタは非現実の話ですがそこに出てくるドーラというキャラの持つ雰囲気というのは現実の世界に通じるものであると思うのですマンガなのに、ああこういう人いるなぁと思わせられるものは強いのですそれくらいおたくというのを隠れ蓑にした良作です「ＮＨＫにようこそ」にも見習ってほしいですおたくに嫌悪感のない人におすすめ読みやすさはオタク文化に理解のない人向けに厳しく採点しました

2009.01.28

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め組の大吾：漫画論

先週末一気読みをしため組の大吾の感想を書いてみましょう曽田正人という漫画家の評価を決定付けたマンガだと思いますシャカリキと同じく後半の弱さはありますがそれでも上手にまとめたと思われますし連載中はずっと立ち読みをしていましたが当時は違和感も感じませんでしたからねかっこいいを追求した作品と作者は語っていますがかっこよさよりも、熱さが最初に伝わる作品になっています話４点絵４点キャラ４点オリジナリティ５点読みやすさ４点俺好み４点合計　２５点ちょっと甘くつけてしまいましたがカペタよりも少し荒さが残る代わりに熱さで見事にカバーできているマンガです万人におすすめかな

2009.01.28

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Ｇ戦場ヘブンズドア：漫画論

今日の昼に消えてしまったＧ戦場ヘブンズドアの感想を再度書いてみたいと思います作品中で新人の漫画家に向かって編集長が吐く冷たいことばが最も胸を打った総評から言おう。不作だ。君達はこのままではすぐにわからなくなるだろう自分は何が描きたいのか、何が面白いマンガなのか、自分らしくない何かを見つけるために必死になるだろう。だがそれは無駄なことだ。無駄な個性などいらない。君達は君達にしかなれない。君達が描く必然がないマンガなどいらない。マンガは練習するもんじゃない。覚醒するものだ。己に抗ったものは、いつか破綻する。冷たい言葉だが核心を突いていると思うこれはマンガに限らずどんなものであったとしても人が何かを作るということはその人自身がそこに反映されるということだそして出来上がったものというのはその人自身が深く反映されたものであればあるほどおもしろく感じるはずだだってそれはもう一人の人間なんだから塾だって、特に個人塾だって一緒じゃないかな？僕がやりたいことがそういうことだってようやく気持ちで理解した気がする話：３点絵：３点キャラ：３点オリジナリティ：５点読みやすさ：３点俺好み：３点合計２０点間違いないことはこの作者にしか描けないマンガに仕上がっているということそれだけでこの作品は存在価値があると思うこんな点数には意味はあるけど、価値はない

2009.01.25

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ヘウレーカ：漫画論

岩明均の短編ヘウレーカを再読しましたこれはたぶん作者は書きながらかなりの手ごたえを感じながら書いていたんじゃないだろうかそう思わせるだけの魅力とバランスのよさが詰め込まれている作品です話５点絵４点キャラ４点オリジナリティ５点読みやすさ４点俺好み４点合計２６点絵はこの作者のひとつの到達点であると思うたぶんこれ以上劇的に上手になることはないだろうしもはやこの絵自体も魅力であると思わせるだけの力をマンガとして持っていると思う話はカルタゴとローマの戦争の中でのシラクサにおける攻防戦を舞台としているが描いているのは人間の歴史そのものだと思う奪い、殺し、憎み、妬み、愛し、最後に失う時間には決して勝てない人間の歴史雪の峠も面白かったですがマンガとして評価するならヘウレーカのほうが上かな繰り返し読むなら、派手さがない分雪の峠のほうが面白く感じるかもしれません１回目のインパクトは圧勝でこちらですね世界史をとっておけばよかったと思わせる作品です

2009.01.24

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雪の峠/剣の舞：漫画論

そして七夕の国に続いて同じ作者の短編集「雪の峠/剣の舞」も読了ちなみに普段僕はマンガをどれくらいのペースで読んでいるのかというと１日平均４、５冊くらいといった感じですたとえば今日は６冊、昨日は５冊だったかな？これって一般層から見たらどうなんでしょうか？意外と少ない？それとも多い？そんなことはともかく採点してみましょう話４点絵３点キャラ４点オリジナリティ４点読みやすさ４点俺好み５点合計２４点絵は平均点はクリアしているので問題ないでしょうただし表紙は購買意欲が削がれる印象ですが・・・歴史物をこれだけの魅力をもって書けるたいして歴史の知識のない僕にも面白いと思わせることができるこれは作者の天才性の現れだと思います実際に出てきた登場人物で自信を持って知ってるっていえるのは徳川家康（ちなみに脇役）くらいだもんねでも文句なく面白いちょっとマンガに詳しいよもう少し面白いマンガが読みたいよって人にはぜひ読んで欲しいマンガです戦で物事を決める戦国の時代が終わった後の現代にも通じる戦の形が見事なまでに表現されていますこの作者の作品を読むと涙は出ませんがいつも心が締め付けられます作者の名前だけで自信を持ってマンガを買える漫画家の一人ですね

2009.01.23

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七夕の国：漫画論

スプリガンと同じく本棚の奥から七夕の国を発見隣に寄生獣も並んでたけどさあれはもう何回も、何回も読んだ名作だから採点はしばらくして、また読みたくなってからにします惰性で読むのは申し分けないぜ全４巻だったので２日で読み終わりました話３点絵３点キャラ２点オリジナリティ５点読みやすさ３点俺好み３点合計１９点さすがの天才岩明均にもこういう作品もあるかといった感じ思いついたネタの壮大さに引きずられそれにあわせて配置しただけの感じるキャラの弱さが気になるもちろんキャラの魅力を売りにするマンガを書く人ではないけどやっぱり寄生獣のミギーやヒストリエのエウメネスには魅力を感じるもんねマンガとしての平均点はクリアしているけど実験作の域を出ないと思う今書いたら、この１０倍はおもしろく書けたんじゃないだろうか？磨けば光るものを持ちながら光らせられなかった印象の残る作品そういう意味では主人公の南丸に通じるものがあるかもしれない

2009.01.23

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スプリガン：漫画論

かきわけるぜ　屍の山を突破新たなマントラ　いざなえオーパーツってわけで本棚の奥の列から引っ張り出したスプリガンを読み返しましたDragon Ashが勝手にテーマ曲を作ってしまったというエピソードからもうかがえる男の子が大好きなＳＦと冒険と謎とバトルが詰まった少年漫画ですちなみにその曲は夕凪ユニオンというシングルに入ってます原作が好きな人なら一聴の価値ありでしょう話　４点絵　３点キャラ　４点オリジナリティ　４点読みやすさ　３点俺好み　３点合計　２１点絵はリアルで上手だと思うんですがキャラの顔が話ごとに違う気がするのは僕だけでしょうか？まだまだ画風が安定していない印象を受けるのできびしめにつけました逆に話に関しては甘めの採点ひとつひとつのエピソードに関しては荒さが目立ちますが１１巻の中にうまくまとめたということを高評価しておきます軌道警察パトレイバーに通ずる上手さがありますね炎蛇のエピソードから始まり炎蛇のエピソードで終わる辺りとかアーカム自体が段々怪しくなっていくところろかね中学生とかが好きそうなマンガです

2009.01.20

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無限の住人：漫画論

カペタに続いて本棚を眺めていたら目に付いた無限の住人を読み返してみましたしっかし、本当にマンガバッカ読んでますねさっそく採点してみましょう話３点絵４点キャラ４点オリジナリティ５点読みやすさ２点俺好み４点合計２２点点数を見ても分かるように欠点を探せばいっぱい見つかります嫌いな人はまったく読む気がしないマンガでしょうねカペタなんかとは対極に位置するマンガともいえるのではないでしょうか僕がこのマンガを一番評価する部分はこの作者にしか出せない味が多くちりばめられている部分そしてそれをエンターテイメントとして消化できている部分ですぐろい描写は多いですがそれだけの作品ではないですよ・・・たぶん

2009.01.19

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capeta：漫画論

今日の漫画論はこちら能力は高いけどそれを燃やせるほど熱くなれるものが見つからないまた片親であることから、好きなものがあっても親に遠慮して我慢してしまうそんな主人公のカペタ（勝平太）がカートに出会ったことから変わっていくというお話話　４点絵　４点キャラ　４点オリジナリティ　４点読みやすさ　４点俺好み　４点合計２４点非常に平均点の高いマンガという印象です非の打ち所を探すことが難しいただし、突出した何かがまだ足りないような気もします好きなマンガですが、影響は受けないといった感じですそんなわけで感想もあっさりと誰にでも自信を持っておすすめできます未読の方はぜひ！

2009.01.15

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ジョジョの奇妙な冒険（第６部）（第７部）：漫画論

２月ほど前に思いついて一気に読み返し始めたジョジョの奇妙な冒険その数は合計９６巻！この連休で読み返し終わりました最後の６部と７部の採点をしたいと思いますまずはジョジョの奇妙な冒険～ストーンオーシャン～（第６部）話３点絵４点キャラ３点オリジナリティ５点読みやすさ２点俺好み３点合計　２０点戦闘の分かりにくさは５部と同じくらいわかりにくいただし、それ以外の部分は魅力を取り戻しつつあるジョジョ惜しむらくは主人公の魅力が足りないことか敵である神父は明らかに５部のボスより魅力的なだけに惜しまれるジョジョシリーズをいったん終わらせることとなるラストは圧巻であるその壮大さは読んで確かめてほしいちなみに俺好みだけで言えば４部≧３部≧２部＞１部＞６部＞５部といったところかな客観的に見たら３部＞２部＞１部＞４部＞５部＞６部なんだろうなぁ続いて世界を新たにしたジョジョの奇妙な冒険～スティールボールラン～第７部ではあるが、これまでの世界と時間のつながりのないパラレルワールドで物語は進行していく話３点絵４点キャラ４点オリジナリティ５点読みやすさ２点俺好み４点合計　２２点相変わらず読みやすさに欠点を抱えるものの（戦闘がわかりにくい）ジョジョは生まれ変わりに成功したといえるだろう少なくとも５部、６部のように惰性で読んでいる感覚は消えた面白いマンガとして他人にすすめることはできると思う１部から４部まで読んで面白いと思えれば７部も読んでみてほしい

2009.01.11

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ピンポン：漫画論

飛べると信じて飛ぶのがヒーロー飛べると思って飛ばないのが僕僕は大きくなったら地球を救いたかったみんなの涙を止めたかったすごいね、さすがだねって好きな女の子から言われたかった・・・ただそんな夢ををぼんやりと見ていた薄暗い自分の部屋で　布団に包まってそんなとき僕はピンポンに出会ったペコにとっての卓球は僕にとっての勉強だろうか気付けば人並みにできた宿題だってまともにやっていなかったけど授業を聞いているだけで、基本的なことは全てわかった中学に入っても、何もしないで成績は上の下くらいだ僕は調子に乗っていた自分より出来る人がたくさんいることからは目を背けて自分よりできないもっと多くの人の数を数えていた高校受験は地域の２番手高になんとか合格・・・大学受験は第一志望に落ちたでも現実から目を背けて満足していた・・・つもりだった適当に入った大学結局通わなくなってしまった大学そんなとき僕はピンポンに出会った初めは意味も分からずにただ読んだアクマの中にスマイルの中にペコの中に自分がいる気付いたら涙が出ていたそのときはなんで泣いているのかもわからなかったけどピンポンに出会って何度も読んでようやく分かったこのままじゃ僕はヒーローになれない出来る気になっているだけでなにひとつ形を残せていない飛べると信じて飛ぶのがヒーロー飛べると思って飛ばないのが僕本当にヒーローはいる飛べると信じて飛ぶ男がいるもう一度僕も飛べるだろうか飛ぼうとしてもいいかな今日は大切なマンガ「ピンポン」の採点です話　　　　　　　５点絵　　　　　　　５点キャラ　　　　　５点オリジナリティ　５点読みやすさ　　　５点俺好み　　　　　５点合計　３０点満点という数字以上のものをこの作品から学んだ絶望と希望を感じることができた僕はペコに憧れてアクマに叱られてスマイルに助けられてここまできたたかがマンガと笑われてもいい自己満足と思われてもいい決めるのは僕だ飛ぶのも僕だ大丈夫、僕はまだ飛べる

2009.01.07

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ジョジョの奇妙な冒険（第５部）：漫画論

ジョジョの奇妙な冒険もついに第５部まで読み終わりましたさっそく採点してみましょう話３点キャラ４点絵４点オリジナリティ４点読みやすさ２点俺好み３点合計　２０点厳しいかな？いやでも客観的に評価したらこんなもんでしょう第４部みたいな深さもないしなぁ主人公側のキャラは魅力的なんだけど戦闘とかすげえわかりにくいしじわじわくる怖さも伝わらないしなんといっても４部までと比べてボスが魅力に欠けるんだよねディアボロの魅力の無さといったらシリーズ中最低じゃないかな・・・？ジョジョは大好きですが客観的に見ておすすめできないかな第５部は好きな人向けのお話ですね

2008.12.25

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ジョジョの奇妙な冒険（第４部）：漫画論

コツコツ読み返しているジョジョの奇妙な冒険いよいよ第４部の終幕まできました早速採点してみましょう話３点絵４点キャラ５点オリジナリティ５点読みやすさ３点俺好み４点合計：２４点作者自身が４５巻のコメントに書いているようにジョジョの第４部は「人の心の弱さ」がテーマであるどちらが強いかの戦いではなく普段はたいしたことじゃないんだけど視点を変えてみると意外と恐ろしいぞっコイツ！っていうのをテーマにしているすべるって怖いおいしい料理が食いたいエステシンデレラに行きたい見えないってのは怖いスピードを落としてはいけない振り向いちゃいけない空気は目に見えないおもしろい以外に心に残るものがある読めば読むほど好きになるのがジョジョの第４部の特徴だと思う第３部までの勢いは無い代わりに圧倒的な画力に磨きがかかり（でも実は顔の書き方が４部後半から嫌いだ、特に鼻）その色彩感覚は化け物級である上に載せた画像は４５巻表紙川尻洪作、早人父子好きな表紙のひとつであるまたキャラクターの魅力もすばらしい川尻早人、しのぶ親子重ちー岸部露伴ジョウスケ、オクヤス、コウイチの同級生トリオそして吉良吉影魅力的なキャラが多いのも特徴だ特に川尻親子は作品を縁の下から支えてくれている話の舵取りをしてくれていると思う彼らが出るか出ないかでは４部の魅力はまったく違ったものになってしまっただろうただし設定の伝わりにくさも上がっているのが悔やまれる３部までのジョジョを読んで魅力を感じれたら４部もぜひ読んで欲しい５部よりは面白いと個人的に思う

2008.12.22

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ジョジョの奇妙な冒険（第３部）：漫画論

さてコツコツ読み返しているジョジョの奇妙な冒険の採点を続けていきましょう今回は現在第７部が連載中のジョジョの中でも１番人気にあがることが多い第３部ドラゴンボール、スラムダンク、幽遊白書などの大人気作品と並んでジャンプの黄金期を支えたジョジョの第３部を採点したいと思いますつーかすげえなこの時期のジャンプまあドラゴンボールは悲しいループに突入してたけどね話がずれました、ジョジョの話でしたね話５点絵４点キャラ５点オリジナリティ５点読みやすさ４点俺好み５点合計　２８点客観的に評価するとすげえ高得点になってしまいまうのがちょっと悔しいです好みでは２部、４部の方が好きかもしれないんですが３部には作者と作品と読者の期待ががっちり噛み合っている人気作品の絶頂期にしか持ち得ないパワーを感じますこれを毎週読めていたあの頃はものすごく幸せだったのかもしれません１部から続くディオとジョースター家の因縁を見事に消化しイギー、ヴァニラアイス、ポルナレフ、花京院丞太郎、ディオ、ジョセフ、ダービー兄弟、ペットショップなど敵にも見方にも魅力溢れるキャラが盛りだくさんそれを完成に近づいた作者の画力で描き上げるすばらしいの一言につきます読みにくさを感じさせるのがジョジョシリーズに共通する弱点ですがそれを唯一平均点以上に仕上げているのがこの第３部だと思いますそしてそれこそが第３部が１番人気に上がる要因かもしれませんねそれにしても、もう何回目かわからないくらいジョジョを読んでいるんですが２７巻、２８巻の流れは圧巻ですねいや、ディオの館に入るところからかなイギーＶＳペットショップとか、ヴァニラアイスの狂気とかねいやーーー日本人でよかった、ジャンプっ子でよかったー興味のある方は１部から３部までは続けて読みましょう！

2008.12.06

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３月のライオン：漫画論

今日は実家に帰っていました久しぶりに豊田の三洋堂へ行ったら本（マンガ、小説、ビジネス書）に８０００円ほど使ってしまいましたまあ、よくあることですね今日はその中から３月のライオンの採点をしてみたいと思います話３点絵４点キャラ４点オリジナリティ４点読みやすさ４点俺好み４点合計２３点まだまだ物語は転がり始めたばかりで着地点の予想もつきませんただ同じ作者のハチミツとクローバーほど一般層にうける作品にはならないでしょう題材の将棋が敷居を高くする部分もあるでしょうしそれゆえの面白さも今後どんどん出てくると思いますまだまだ評価の定まらない作品ただし作者の実績からいって期待は十分だし、過剰な期待を裏切られた感じはしない

2008.11.29

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ジョジョの奇妙な冒険（第２部）：漫画論

さて引き続き漫画論今回はジョジョの奇妙な冒険（第２部）です１部に引き続き波紋という生命エネルギーを使って戦う話ですさっそく採点してみましょう話４点絵４点キャラ５点オリジナリティ５点読みやすさ３点俺好み５点合計２６点出ました高得点！話のスケールの大きさといい主人公のジョセフドイツ軍人シュトロハイムシーザーワムウといったキャラの魅力といい１部よりも格段に上手になった絵といいジョジョの中でも２部が一番好きという人も多いんじゃないでしょうか僕自身小学校の子ども会のキャンプでジョジョの真似して写真に写るくらい好きでした特にシーザーとワムウの魅力は読んだ人全員が納得する部分だと思います僕が敵役で初めてかっこいいと思ったキャラはもしかしたらワムウかもしれませんまた主人公のジョセフはこのまま３部、４部と続けて登場するくらいおもしろかっこいいキャラです

2008.11.28

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ジョジョの奇妙な冒険（第１部）：漫画論

今日の漫画論は先日から読み返し始めたジョジョの奇妙な冒険（第１部）ですそもそも知らない人のために軽く説明しておきますとジョジョの奇妙な冒険というのは週間少年ジャンプで約２０年ほど前から連載が開始されたマンガで現在はウルトラジャンプに掲載の場所を移してストーリーが続いていますジョースター家の一族が各部ごとに世代交代をしながらストーリーが続いていきます各部の主人公の名前と関係だけでも列挙してみますとジョナサン・ジョースター（１部：初代ジョジョ）ジョセフジョースター（２部：ジョナサンの孫）空条丞太郎（３部：ジョセフの孫）東方丈助（４部：ジョセフの子）ジョルノ・ジョバーナ（５部：ジョナサンの子）空条ジョリーン（６部：丞太郎の子）ツェペリ（７部連載中：過去のシリーズと世界や時間的なつながりはない）こんな感じになっています知っている人にとっては当たり前の情報ですが知らない人には新鮮なのかもしれませんね今日はそんなジョジョの奇妙な冒険の採点をしてみたいと思います話３点絵３点キャラ４点オリジナリティ５点読みやすさ２点俺好み４点合計２１点オリジナリティの５点を見るとわかるように随所に非凡さを感じさせはしますがまだまだ名作と言うには少し弱い印象を受けますまた作者の超人的な色彩感覚もまだ影を潜めているため１部の最大の魅力はディオというカリスマに代表される主要キャラと擬音や構図といったわかりにくい部分にあると思いますジョジョ読めないという人は１部から読むことこそが問題なのかもしれません（そんなことないかな・・・）連載開始当時８歳か９歳だった僕は既にとりこになり始めていましたが・・・

2008.11.27

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銭：漫画論

今日はサクッと読み返した鈴木みそ（１文字変えると幼なじみ）の銭の採点さっそく採点してみましょう話３点絵２点キャラ２点オリジナリティ４点読みやすさ３点俺好み３点合計１７点こんなもんじゃないでしょうか事故にあって幽霊になった主人公がさまざまなものの値段の仕組みを知っていくという一種の教育マンガと言ってよいでしょう同じ作者でファミ通に連載されていた大人のしくみは好きだったんだけどなぁこのマンガの最大の欠点は絵柄が安定しないことと話がどうしても「商売の裏側の紹介」で終わってしまうことだと思います興味深いけど、おすすめではないといった感じですね最近高得点のマンガが続いていましたがこういうマンガだって読むのです

2008.11.17

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ヒストリエ：漫画論

今日の漫画論は岩明均のヒストリエです岩明均といえば言わずと知れた傑作「寄生獣」の作者として非常に有名な作家です僕の印象ではものすごく乾いた絵で残酷な話を描きながら根底に流れる人間の感情を常に考えさせるマンガを書く作家ですまちがいなく名人の域にいる漫画家の一人でしょう「寄生獣」だけではなく「ヒストリエ」「ヘウレーカ」「雪の峠・剣の舞」など隠れた名作を多く書いています今日はその中からヒストリエの採点をしてみましょう話５点絵３点キャラ３点オリジナリティ５点読みやすさ３点俺好み５点合計　２４点絵柄は好みの分かれるところでしょうしその絵の影響で、読みやすいマンガともいえないでしょう題材も歴史、しかも紀元前のヨーロッパ主人公はアレキサンダー大王・・・の書記官のエウメネスと、敬遠する人も多いのではないかと思います逆にそういった題材が好きな人にとってはなんの抵抗もなく読めますしそういった題材に興味はなくてもマンガとして面白ければＯＫという僕のような人間には最上級の一冊です問題点をあえて挙げるなら刊行ペースが遅いことかなぁいつ出るんだ５巻は？

2008.11.13

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おおきく振りかぶって：漫画論

久しぶりの漫画論は日本シリーズの影響を受けて読み返した「おおきく振りかぶって」ですさっそく採点を開始してみましょう話５点絵２点キャラ４点オリジナリティ５点読みやすさ３点俺好み５点合計２４点最近高得点のマンガばっかり読み返してますね、俺このマンガの一番いいところは真剣に野球をやっているところです作者も、作品の中の選手達も監督も、対戦相手もマネージャーも、選手の親達も応援団も、おそらく出てくる全員が高校野球というものに対してまっすぐ向かい合っていますその姿勢だけでものすごく感動してしまいますまたいわゆる野球マンガの典型的なパターンであるバッターとピッチャーの対決だけに主眼を置いたつくりになっていないことも特筆物でしょう同じく僕の好きな野球マンガ「「甲子園に行こう」に通じる部分がありますねお互いの監督と選手全てをからめた試合としての駆け引きを描いているところがオリジナリティで高得点をつけたポイントですスポーツマンガ好きなら読んでおいて間違いはないでしょう！

2008.11.09

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ベルセルク：漫画論

ついにきました！漫画論にベルセルクの登場です僕が絵がすげえと思う作家は何人かいるんですがトップクラスは井上雄彦：スラムダンク、バガボンド、リアル王欣太：蒼天航路松本大洋：ピンポン、花男、鉄コン筋クリート藤島康介：ああっ女神様（好みの絵柄じゃないけどね）そして三浦建太郎：ベルセルクだ一巻から読み返してみると最初のうちはまだまだ荒々しさが目立つ僕も読み始めた当初はグロイ絵を書く作者だなぁという印象が強かったただ巻が進むにつれて作者の絵の上達振りがすごいこれはスラムダンクを書いているときの井上雄彦や蒼天航路を書いているときの王欣太と一緒最近の巻じゃ絵を見てるだけですげえなあって思ってしまうあ、ストーリー？おもしろいに決まってるじゃん！ちょっと冗長さを感じさせるところが残念だけどねそれでは採点開始！話４点絵５点キャラ５点オリジナリティ５点読みやすさ３点俺好み４点合計　２６点読みやすさは客観的に評価してこれくらいでしょう話の４点は迷いましたが、やはり鷹の団の黄金期に比べてそれ以降の話は丁寧すぎる感じがあります鷹の団の国盗り物語から、グリフィスの絶望、そして蝕このあたりの流れは圧倒的です現在読み返しているのですが、蝕の辺りは心が辛くて読み返すのを躊躇します連載は３３巻まで来ましたが願わくはきちんと連載が完結することを！このままじゃ終わるまで何巻かかるかわかんないんで

2008.10.20

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聖☆高校生：漫画論

ブログの更新頻度が落ちていますちょっと意識的にあげないといけないですね今日の漫画論はこちら聖☆高校生です。現在ぜっさん休載中知らない人には死ぬほどおすすめ！ものすごく面白いマンガです何がおもしろいかって、誰も書かないことがはっきりと書いてある点Ｓ○Ｘ、ホスト、ゲイ、レズ、エイズ、トラウマ、オ○ニー、ＳＭ・・・などといった下ネタが満載ですさらにすばらしいのはそれらが4コマで明るく、まじめに描かれている点4コマという形態の力も借りて、笑いのエッセンス満載なのですが安易な笑いではごまかしきれないほど作者の言いたいことがグイグイ伝わってきます聖☆高校生っていう割には作者が３０代の作品なので現代の高校生と感覚が一致するかはわかりませんが誰しもに触れてほしい作品かな・・・夫婦の間でも、恋人同士でもレ○プは成立するというのが衝撃的でした別に伏字を使う必要もないと思ったんですがなんか、伏せとかないとブログ更新できなさそうなので伏字で感想失礼しましたそれでは採点開始！話４点絵３点キャラ４点オリジナリティ５点読みやすさ３点俺好み４点合計２３点もうけっこう昔のことですがこの本を本気で面白いと思って共感してもらおうと思い女友達にすすめたらエロくて読めんかったといって返ってきました上っ面だけ見て判断するのはよそうぜ・・・

2008.10.14

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ハンターハンター：漫画論

連載再開＆コミックス発売を記念してハンターハンターの採点を行います！それに伴いハンターハンターの再読と本棚の整理を行いました過去の本棚そして現在何が変わったかはこの写真ではわからないかもしれませんでもね、目に見えるものが全てではないのです・・・気持ち悪い発言は置いといてハンターハンターの採点をしましょう天才漫画家富樫義博の代表作のひとつ現在連載中であり、さらに絶賛休載中のマンガです非常に広い意味で毎週目が離せません最近は１０週やって半年ほど休んでというスタイルに落ち着きそうですが予断はまったく許されない状況ですさっそく採点してみましょう話５点絵３点キャラ５点オリジナリティ４点読みやすさ２点俺好み５点合計　２４点欠点をあげはじめたらキリの無いマンガ絵は２点でもいいと思わせるときが多くありましたねそもそも載ってない週が多すぎるオリジナリティに関しては「念能力」という安易な設定を作者の力量で尋常ではないおもしろさまで持ち上げている部分から５点でも良いかと思われたが４点に留めました実は設定としては目新しいものは何もないんだよねそれでもおもしろいとおもわせるのは作者の力量でしょう数値化できないマンガとしての魅力溢れる作品です常に読者側を引っ張る力のあるストーリー展開やバトルの展開は作者の天賦の才能を感じさせますまたキャラの魅力も溢れています特に旅団・ゾルディック家などは狙った感がたっぷりあります意外と少年漫画の王道、特にジャンプの王道である「友情・努力・勝利」もきっちり抑えているあたりは文句のつけようがありません締め切りさえ守ってくれたら僕は今でも毎週ジャンプを買っていたかもよ

2008.10.06

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恋文日和：漫画論

さて今日は僕にとって記念すべき漫画恋文日和の紹介です少女漫画を気にせず買えるようになったきっかけの漫画でもありますしとても思い出の詰まった漫画でもあります映画化されたんでＤＶＤも持ってますラブレターをテーマにした（なかにはＦＡＸやビデオレターもあり）短編集でこれぞ少女漫画といった雰囲気になっていますジョージ朝倉の才能が最もわかりやすい形で表現されていますね絵は荒いが心が動く瞬間を捕まえるのがうまいんだよねなかには実験的な失敗作じゃないかと思われるものも混ざっていますがそれは愛嬌ということでちなみにジョージ朝倉の漫画はほとんど持っていますが最高傑作は「ハートを打ちのめせ」だと思っていますいや、マジでスラムダンクやハチクロといい勝負しますよ！いかん、恋文日和の話でした各話から印象に残るせりふをピックアップしてみましょうそれでも近づきたいと思う俺は　バカだLETTER1「図書室のラブレター」よりなんて純情なんだろうLETTER2「あたしをしらないキミへ」よりあたし消えちゃうけど　おぼえていてLETTER3「雪に咲く花」よりオレはよーきったねー格好もバカで見ててあきないところもそこが味だと思ってるワケよLETTER4「ラブレター★パニック」よりチェロを・・・・聞いてゆきませんか？LETTER5「郵便屋の恋」よりあたしも・・・おなじ・・・おなじなのっ・・・LETTER6「真夜中のＦＡＸレター」よりあたしにはなにもありませーんLETTER7「コウちゃんのＥメール」より愛してるよ　玉音LETTER8「イカルスの恋人たち」より新しいノートがあるんですぅーっおっオレもあるんですっ・・・LETTER9「ヒミツの交換日記」より・・・やんなったら帰りゃいーよLETTER10「ホワイトタイガー・イリュージョン」より俺は真剣なんだだがラリってもいるLETTER11「METAL MOON」よりいやあ読んだこと無い人にはさっぱり感傷がわかないでしょうね僕はバリバリに思い出してますが１、２、６、９、１１が大好きです特に初めて読んだ第１話は設定が図書館というところでものすごく惹かれました一番を無理して決めるならＦＡＸの６話かなあ、あと映画を見てから８も大好きになりましたそれでは採点開始話３点絵２点キャラ３点読みやすさ３点オリジナリティ４点俺好み５点合計２０点ちょっと甘めの採点です恋愛ものが読みたい人にはぜひ！大き目の本屋かヴィレバン行けば売ってますよ

2008.10.02

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獣神演武：漫画論

なんだか久しぶりの漫画論今日は３巻が発売されたばかりの獣神演武１巻で感じた違和感は３巻まで読んではっきりしました・・・これってあんまりおもしろくない？漫画家の技量によって読めるレベルまではきていますが同じ作者の鋼の錬金術師と比べると雲泥の差です何点になるか不安ですが、採点してみましょう話２点絵３点キャラ１点オリジナリティ２点読みやすさ３点俺好み２点合計１３点うわっ、かなり辛口な点数になりましたでも、こんなもんじゃないでしょうか使い古された「宿命の仲間、宿命の敵」という設定嫌いな設定ではないですが、それだけでおもしろくはならないでしょうさらに問題はキャラが魅力的じゃない主人公、宿命の敵、５人の仲間おいおい、３巻まで読んで好きなキャラがいないってどういうことさ？最近には珍しいキャラが弱い漫画ですストーリーも弱いですが・・・幸い読みやすいので、気になったらどうぞ

2008.09.22

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ハチミツとクローバー；漫画論

ずっと考えていたんだ実らなかった　恋に　意味はあるのかなって消えてしまったものは始めから無かったものと同じなのかなって本当におもしろいマンガというのはもう読み飽きるというくらい読んでそれでも読み返すとやっぱりおもしろいなぁって思わせられるものです僕にとってはそれは「スラムダンク」だったり「ピンポン」だったりそしてこの「ハチミツとクローバー」だったりするのですごちゃごちゃ言っても無駄でしょう採点に入ります話４点絵５点キャラ５点オリジナリティ５点俺好み５点読みやすさ５点合計２９点話の４点は低いだろうと思われた方僕もそう思いますオリジナリティと読みやすさの５点は甘いだろうと思われた方気持ちはわかりますそれでもこの点数をつけましたまず話が４点の理由それは独特の雰囲気の軽さが出すぎてしまい作品に重い雰囲気を作らせにくかった部分にありますそれゆえに９巻以降の展開が余りにも唐突に感じてしまったこれは良いところでもあると思うのですがあえて減点させてもらいました逆にオリジナリティや読みやすさは微妙な部分があると思いますただ総合してこの雰囲気は作者にしか出せないものだと思いますしこれだけの情報量を抱えているマンガとしては格別に読みやすいと判断したため最高点をつけさせていただきましたもし、読んだことがない人がいたら良かったですね、世界にはまだこんなにおもしろいマンガがあります

2008.09.10

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ドロヘドロ：漫画論

今日の漫画論は２周目読み終わった「ドロヘドロ」なかなかおもしろいマンガでした早速採点してみましょう話４点絵４点キャラ５点オリジナリティ５点読みやすさ２点俺好み３点合計２３点おお、高得点ですね１巻を買ってしばらく放置していたのですが２巻以降読んでいくうちにすっかりはまってしまいましたグロテスクで絵もごちゃっとしているのに非常にポップな感じですマキシマムザホルモンのアルバムを聞いたときの印象と（しかも「ぶっ生き返す」より前のもの）近いものを感じるマンガですごちゃごちゃしているけど、実は洗練されていて平気で人は死ぬけど、救いがないわけではなくて読む人を選ぶマンガだと思うし最初に読む敷居はかなり高いと思うので読みやすさは２点としましたが、読んで後悔するということはないでしょう重度のマンガ読みにはぜひおすすめ！

2008.09.07

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わにとかげぎす：漫画論

音楽の話ばっかりでもあれなんでマンガの話も・・・塾の話は？夏の終わりにいっぱいマンガを買いました本棚の中を大幅に並び替えてももう入らなくなってきています買ったマンガはわにとかげぎす：古谷実ドロヘドロ：林田球陽だまりの樹：手塚治虫明日また電話するよ：山本直樹（短編集）相変わらず雑食というか、好き嫌いがないというか、本物を見る目があるというか（おい）どれもおもしろかったです今日はその中のわにとかげぎすの採点を話２点絵３点キャラ２点オリジナリティ５点読みやすさ４点俺好み４点合計２０点稲中、僕と一緒が終わってから作者はギャグマンガとの決別を果たし現実世界に潜む恐怖を描きたいのかなぁ？って感じますそれはギャグっぽく明るく書かれているけどとても怖くて、この作者にしか出せない味になっていますね問題は毎回、消化不良で終わっているような気がするところですがそれも含めて現実っぽくしているのかもしれません実は全部読んでるくせし、お金を出して買った古谷作品はこれが初めてです

2008.09.04

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ソラニン：漫画論

ソラニン浅野いにお今日はソラニンの採点感想はさっきので十分でしょなんだか大昔にもどっかに書き散らした気がするし話５点絵４点キャラ４点オリジナリティ４点読みやすさ５点俺好み５点合計２７点松本大洋でいえば「ピンポン」や「鉄コン」のような作品が浅野いにおにとっての「ソラニン」じゃないかと思った

2008.08.21

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攻殻機動隊：漫画論

攻殻機動隊久しぶりに漫画論ですここのところハリーに夢中だったのでマンガは読んでなかったのですが先週立ち寄った古本屋で買った攻殻機動隊の採点ですものすごく進んだ視点で描かれたマンガなので１９９１年の出版と知り、さらに驚愕です２回通り読んでようやく、大体の概要を掴めましたからね攻殻機動隊２に関しては、途中から１回での理解をあきらめましたしそれでは採点開始話４点絵５点キャラ４点オリジナリティ５点読みやすさ２点俺好み３点合計：２３点難解なマンガなので読みやすさが低いですね扱っている内容からすればわかりやすいと思うのですが一般的な視点からいけばこの辺りでしょう好みではないですが、美麗な絵を描くために絵を追って分かったような気にはなって欲しくないマンガではあります間違いなく、新しい世界を予感させるマンガでありますよ手塚マンガの洗礼を受けた当時の子供達はこんな気分だったのかな？っていうのはおおげさかもしれませんね

2008.08.14

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GIANT KILLING：漫画論

１０回のうち９回はヘマをするがたった１回・・・輝かしいプレーですべての人を魅了するお前の実力だ、椿そのまま行け何度でもしくじれその代わり１回のプレーで観客を酔わせろ敵のド肝を抜けお前ん中のジャイアント・キリングを起こせというわけでジャイアントキリングの紹介ですいやあスポーツマンガっておもしろい！早速採点してみましょう話４点絵３点キャラ４点オリジナリティ４点読みやすさ４点俺好み５点合計２４点サッカーの監督を主人公にしたことで読者をチームのサポーターへと変える力を持ったマンガです弱いチームが強いチームを倒すジャイアントキリングというタイトルの通りそれがそのまま魅力であるこの作品綺麗にまとめて終わってくれることを期待します長持ちする内容じゃあないぞ今が旬のマンガなんでぜひおいしいうちにご賞味ください

2008.07.22

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「孤高の人」「チクサクコール」：漫画論

たまったマンガを採点しよう週間中ですまずは「孤高の人」これはクライミングのマンガですね僕にしては珍しくヤングジャンプ系のマンガです絵がもろにヤングジャンプって感じだね話３点絵３点キャラ２点オリジナリティ２点読みやすさ４点俺好み２点合計：１６点ちょいきびしめの採点をしてみましたおもしろいマンガなんだけどなんか好きになれない勢いで買ってしまった部分はあります好きになれない理由をいろいろと考えてみたんですが登場人物に現実感がないのが一番の理由だと思われますそもそもマンガというのは世界自体が空想世界だからある程度はなんでもありですがその舞台としている世界観とあまりにかけ離れているようなマンガは好みじゃないのですたとえば名作スラムダンクあのマンガがもし序盤のノリのまま最後まで進んでいたらたいしたことのないマンガになっていたでしょう「孤高の人」はクライミングというシビアな世界を描こうとしていることに対して登場人物がうわついているような気がするのです「岳」よりインパクトはありますが、「岳」より評価はできないかも・・・続いてうすた京介の短編集「チクサクコール」話３点絵２点キャラ３点オリジナリティ４点読みやすさ３点俺好み３点合計１８点いろいろな短編が入っていますが初期の作品は「荒削り」の一言につきますねお気に入りは「バンゲリング・ボイ」「エト」「ビフィータ」ビフィータは宮崎監督にアニメ映画化して欲しい雰囲気です一番はバンゲリング・ボイ主人公ガンマの天井張り付きは名シーンだと思います

2008.07.21

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かの人や月：漫画論

読んでから採点しようと思っているマンガは机のわきに積んであるのですが最近の更新停滞の影響からその山が高くなってきていますこれではまずいということで続いてはいくえみ綾の作品「かの人や月」を採点してみましょう話４点絵４点キャラ４点オリジナリティ４点読みやすさ４点俺好み４点合計２４点ある一家の３人兄弟の恋愛を中心に基本的に各話完結で話が展開されていきます僕が初めていくえみ綾の魅力に気づいた作品でもありますこの作者オカルトめいたことを作品内で書くことが多くそこが苦手な部分でもありますがそんな苦手部分を気にさせないおもしろさがありますまた作品に漂うユルさとありえそうなリアリティはこの作者にしか出せない味でしょう全３巻なのが残念、もう少し読みたいと思わせます全５巻くらいが良かったのでは？興味のある方はぜひ！

2008.07.20

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「修羅の門」「修羅の刻」：漫画論

今回は川原正敏の作品「修羅の門」「修羅の刻」を採点なるべく画像を載せておこうかなという方針でいくことにします（めんどくさいけど、わかりやすいので）基本的に空想格闘マンガですね千年の歴史を持つ陸奥園明流という格闘術を使う陸奥九十九（むつつくも）が主人公ひたすらに強いやつと戦って勝つというマンガですそれでは採点開始話：３点絵：３点ｷｬﾗ：４点オリジナリティ：３点読みやすさ：４点俺好み：３点合計：２０点非常に平均的なマンガですねただし普通のマンガだったら僕も買いませんこのマンガの光る部分を探すとしたら・・・譲れないものがあるから戦っているという部分ですそれゆえに人が死ぬことがあり、それを受け入れているもの同士の戦いを描いているということです特に最終巻の神父は・・・非常に納得のいくものでしたし作者の書きたいことが作品としてまとまっている部分だと思います（小娘に蹴りを入れるところとかもね）マンガとしておもしろいのはボクシング編かな現時点で連載再開の予定は未定ですが果たして再開して同じテンションが保てるかは微妙・・・続いて「修羅の刻」上で紹介した修羅の門の外伝で歴史マンガの要素を取り入れています武蔵や十兵衛、ワイアットアープ、雷電・・・など歴史上の有名人物がどんどん出てきますそれでは採点を話：３点絵：３点キャラ：４点オリジナリティ：４点読みやすさ：３点俺好み：４点合計：２１点素直におもしろいといえるマンガですただし義経編と信長編が・・・クオリティはあがっているのですが歴史のつじつまをあわせるために書いている部分が多くなり作者の技量が上がっているにもかかわらず勢いがなくなったような気がしますバランスという意味では新撰組と竜馬の出てくる「幕末編」そして個人的な一押しは「アメリカ編」でしょうかストーリーが綺麗だからね昔中学生だった宮田くんに貸したらおもしろいと言ってくれたのはうれしかったですね今回紹介した作者「川原正敏」は現在「海皇紀」というマンガを描いていますこれはすばらしいですよ、おもしろいマンガです修羅での経験が結実した傑作といっていいでしょう修羅の門→修羅の刻→海皇紀という順番で読んでみてはどうでしょうか？

2008.07.19

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まただ・・・クソッ「レベルＥ」他：漫画論

またもや長文を書いたら操作ミスして消えた最悪だ・・・もう一度同じ文章を書く気力はないので最近読んだマンガの採点だけしておこうと思う「レベルＥ」富樫義博（全３巻）話４点、絵４点、キャラ５点、オリジナリティ５点読みやすさ３点、俺好み４点合計：２５点「脂肪と言う名の服を着て」安野モヨコ（全１巻）話３点、絵３点、キャラ３点、オリジナリティ５点読みやすさ：２点、俺好み２点合計：１８点「カメレオン・アーミー」安野モヨコ（短編集）話２点、絵２点、キャラ２点、オリジナリティ４点読みやすさ２点、俺好み２点合計１４点「ＧＯＧＯモンスター」松本大洋（全１巻）話２点、絵５点、キャラ３点、オリジナリティ５点読みやすさ２点、俺好み２点合計１９点このほかにも「GIANT KILLING」と「修羅の門」を読み終わっているまた感想つきで明日以降採点しよう今日のおやすみＢＧＭ「人間」銀杏ＢＯＹＺ衝撃は強い、初めて聞いたのはライブハウスダイアモンドホールだったかな・・・帰り道の電車から見る真っ暗な風景が忘れられないだめだこれじゃ寝れねーあらためて今日のおやすみＢＧＭ「援助交際」銀杏ＢＯＹＺ眠れない夜を優しくつつむ恋のメロディ抱きしめて今夜だけこのままでいて眠れない夜を優しくつつむ恋のメロディ抱きしめて今夜だけこのままでいてあの娘はどこかの誰かと援助交際やっぱりこれくらいロマンチックな曲がいい

2008.07.13

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読みきり作品「カラオケ馬鹿一代」ほか：漫画論

ついさっきこのブログも７７７７７ヒットを達成しましたイェーイ！なんか過去の記事をコピペしているだけでヒット数を稼いでしまって申し訳ありませんあたしゃイチローに申し訳ないよそんなんばっかでは申し訳ないと思いこの数日間で読み返した読みきり作品の採点を軽くやってみますね「カラオケバカ一代」ジョージ朝倉いやあバカだねこの作者、大好きですが話２、絵１、キャラ２、オリジナリティ４、読みやすさ１、俺好み２合計１２点「バラが咲いた」ジョージ朝倉進歩を感じるし、才能の片鱗があらわれはじめています話２、絵２、キャラ２、オリジナリティ４、読みやすさ２、俺好み３合計１５点「プレゼント」いくえみ綾大御所いくえみ綾の短編集、さすがの上手さ話３、絵４、キャラ３、オリジナリティ４、読みやすさ３、俺好み３合計２０「バイアンドバイ」いくえみ綾上記の作品もですが、この作者のオリジナリティとしてちょっと猟奇的なものを絡めようとするよねホラーっぽいっていうかさ、そこは評価の分かれるところだと思う話３、絵４、キャラ３、オリジナリティ４、読みやすさ３、俺好み３合計２０「青いふたり」椎名軽穂椎名軽穂の才能に僕が気づいた短編「青いふたり」収録の短編集この青いふたりは最高におもしろいテーマはバカとボイン話４、絵３、キャラ３、オリジナリティ３、読みやすさ４、俺好み５合計２２点「アナログアパート」椎名軽穂才能はまだ眠ったままだ話２、絵１、キャラ２、オリジナリティ２、読みやすさ２、俺好み２合計１１点「スタンド・バイ・ミー」椎名軽穂少しだけ開花し始めている才能話２、絵２、キャラ２、オリジナリティ２、読みやすさ３、俺好み２合計１３点「いびつな星のかたち」椎名軽穂絵はまだまだだけど、話はまとまり始めている話２、絵２、キャラ２、オリジナリティ２、読みやすさ２、俺好み３合計１３点以上短編集などを一気に採点してみましたいやあ少女漫画持ってんなぁ、俺

2008.07.08

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「カルドセプト」「さくら寮マーチ」：漫画論

今日はマイナーな作品の採点を２作品１作目はゲームのマンガ化作品「カルドセプト」カルドセプトとは簡単にいうとカードを使ったモノポリーモノポリーなら相手の土地に止まったときに通行料を払わなくちゃいけないけどこのゲームは奪い取れそうなら、奪い取っても良いというルール実はこのゲーム、ムチャクチャやった「カルドセプト」１作目はＳＳで発売、評判が良かったのをファミ通で見て当時暇だった僕は友人２人と夜な夜な対戦を繰り広げていた第１回大会も行われたらしく、優勝者はグレムリン使いだったそうだ「カルドセプトエキスパンション」２作目はＰＳへ移植、ストーリーなどは前作そのままにカードバランスを見直し、さらにバランスの取れた作品に当然買って一人でプレイ全国大会も開催「カルドセプトエキスパンションプラス」３作目は前作のマイナーチェンジ版これは大会に出るつもりでけっこうやった岡崎の予選に参加したら運にかなり助けられ優勝！全国大会へ！ちなみに全国では序盤の運が良すぎて残り３人からハードマークに会い１回戦で惨敗（４人対戦のゲームです）運だけじゃ勝てないことを痛感した、でも楽しかった～「カルドセプトセカンド」今は無き名ハードドリームキャストで発売されたセカンドドリキャスの撤退が表明されてからの作品だったので本体を９８００円で購入できたのが懐かしい通信対戦機能を完備し夜な夜なエンダネス島で熱い戦いとしょうもないチャットをしていた気がするこれまた全国大会に参加岡崎の予選ではもう何もいいところなく惨敗、気合を入れなおして浜松まで遠征１回戦を勝ち抜き、店舗の決勝！最後の最後でリヴァイアサンの勝ち筋に気づかず惜敗未だに悔やまれる一手だ「カルドセプトセカンドエキスパンション」ＰＳ２にハードを移した移植作品、カードのバランス取りがされているが通信対戦機能がなくなってしまうという残念な結果にこれだからＰＳ２は・・・・・あまり深入りせず、カードのコンプリートもせず「カルドセプトサーガ」ＸＢＯＸ３６０で発売されたソフトを作っている大宮ソフトがプログラムを外注したため稀に見るクソ作品になってしまったゲームシステムがどれだけおもしろくても操作性が悪かったりするとゲームはここまでつまらなくなるという良い見本これのためにＸＢＯＸを買い、これが駄目だったからＸＢＯＸを売ったバンダイナムコ（販売）ロケットスタジオ（開発）こいつらの名前は忘れないそして２００８年今年でカルドセプトも１０周年ＤＳで続編が出ることが発表されています今回は外注もしていないようで、ひとまず安心そんな思い入れの深い作品カルドセプトのマンガ化となれば買わざるをえないでしょう前置きが長かったですが採点開始！話：３点ゲーム世界を上手く消化している絵：３点４点と迷ったアニメっぽい印象を受ける絵だが（そしてアニメっぽい絵は嫌い）実際には細かいところまで良く描かれている好感の持てる絵ですキャラ：３点可もなく、不可もなく平均的なマンガのレベルには十分達しているオリジナリティ：２点まあそれはしょうがないこと読みやすさ：３点ゲームを知っている人なら４点かな俺好み：３点ゲームの評価が高いが、マンガ単体では平均レベルな気がする合計：１７点ついでにさっきトイレで読んだ作品の採点も軽く「さくら寮マーチ」「君に届け」で一躍売れっ子になった椎名軽穂の連載作品だが人気がなく１巻で打ち切りに・・・まだまだ作者は自分の資質に気づいていない感があるこの作者、おそらく悪い男を描くのが下手なのだ話：２点、絵：２点、キャラ：１点オリジナリティ：２点、読みやすさ：２点俺好み：２点合計：１１点うおっ！出た最低点！まあ仕方がないことである

2008.07.06

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「天使なんかじゃない」：漫画論

２９歳男少女漫画を読んで泣くこの姿は美しいのか？美しくないのか？好きなものがあるというのはすてきなことだと思うけど客観的に見てそれは「美しい」と等しくはないなぁそんなことを思いましたちょっと話は変わる前のブログにも書きましたがタバコジュースがやばい聞けば聞くほどすごいマンガ読みながら震えること数回今年３作目の★★★★★（星５つ）獲得！ちなみに２００８年の五つ星を獲得した３作品は「パーティブルース」tobaccojuice「リリーフラワー」tobaccojuice「Pride Of Lions」東京スカパラダイスオーケストラ今年も半年が過ぎましたがよっぽどの大物が来ない限りタバコジュースの２００８年ＭＶＰ（ＭＶＢ？）は決定的ですは！いかんマンガの話だった今回の漫画論は矢沢あいの出世作「天使なんかじゃない」通称「天ない」話、キャラ、徐々に上手くなっていく絵かなりの高得点が期待される作品ですそれでは採点を始めましょうちょっと緊張するなぁ・・・話　４点原点の理由は何か？それは将志の存在です彼を出したことによってアキラと先生の関係は最終的にこじれずにまとまっていくとは思うのですが彼を出したことによって話の本筋がぶれたような気がします作者の若さが出た部分なのではないでしょうか？後半の高校生達が自分の進路に向かって歩き出していくあたりはとても好きです僕が「パラダイスキス」や「ご近所」を高く評価し「ＮＡＮＡ」をそこまで高評価しない点はそこです矢沢あいは若者がもがいてもがいて自分の道を目指していくそんな話をとてもわかりやすく描く才能に長けていますすごいぞ矢沢あい！絵　４点ちょっと甘目の評価だが見易さはばつぐんである一時代を築く漫画家の才能が開花していくのを見ているのは楽しいそしてそれはご近所でさらに堪能することができるキャラ　４点この４点はマミリンにささげるネックレスを探すシーン４年ぐらい我慢しろと言い放つシーン最高であるオリジナリティ　３点王道であるがゆえの３点ただし「君に届け」にもいえるのだけどこういった王道マンガをおもしろく描くのはものすごい才能と努力がいると思う読みやすさ　５点文句なし！俺好み　４点そもそも王道の少女漫画は大好きだ合計　２４点すばらしい作品です前のブログにも書きましたが１４才に引き戻されますあ、決勝始まった！おやすみなさい

2008.06.29

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サトラレneo：「漫画論」

サトラレに続いてサトラレneoも読んだので採点をまあほとんどサトラレと変わらない印象ですね今は休載中のようですが、きちんとした完結を望みますねそれでは採点開始話　２点う～ん、これといった進歩は感じられません絵　２点表紙の絵などは以前より上手になったと思いますが人物の書き分けが下手であること爆発などの特殊効果が下手であること欠点はものすごくたくさんあるぞキャラ　２点前作と変わらずなのでなんとも・・・オリジナリティ　３点続編なので評価は下がりますね読みやすさ　２点相変わらず読みやすいマンガではない・・・俺好み　３点早くきちんと終わらせて安心させて欲しいといった感じです合計１４点サトラレの方がマンガとしての評価は高いですね

2008.06.28

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「サトラレ」：漫画論

相手が何を考えているか知りたいそういった要求は、それこそ大昔から人々が考えてきたことだと思うしそんな思いが形になったものは多いたとえば日本古来の妖怪「サトリ」とかディオの館で登場する「ダービー弟」とかね自分の心は知られたくない、相手の心は知りたいそれが普通それに対して逆に自分の考えが相手につつぬけになってしまうという「サトラレ」と呼ばれる人々このアイデアを思いついた瞬間にこの作品の勝利は確定した色々と問題点は多い作品だ正直今から採点するけども、２０点には届かないだろう１５点くらいの感覚だそれでも僕はこの作品が好きだ今でも初めてこのマンガを読んだマンガ喫茶を覚えているうちの近所のカラオケ屋、一時期だけ一階がマンガ喫茶だったそこでたまたま手に取った新刊が「サトラレ」だったなぜが表紙から中国っぽい話をイメージしたことを覚えているこの１巻に載っている「サトラレに向かない職業」映画化されたサトラレのメインシナリオもこのサトラレに向かない職業から作られている僕はこの「サトラレに向かない職業」という話が好きだ自分の考えていることが相手に伝わってしまう「サトラレ」はうそがつけないそんなサトラレでは守秘義務が生じる仕事につけない弁護士とか、警察とか・・・医師とか僕はこの「サトラレ」というマンガが好きだ欠点は多いし、点数化したらつまらないマンガになってしまうかもしれないそれでも初めて読んだときから今まで変わらない感動を与えてくれるこの作品が僕は好きだつまらなくてもやさしいから好きだ長くなりましたが採点します話　３点１巻だけなら５点、どんどんつまらなくなっていく印象です。またわかりにくい絵　１点漫画家としてはかなり下のレベル、世界観（現実世界）をデフォルメせずに描くには、まだまだ作者の技量が足りないと思うキャラ　２点魅力的なキャラがいないわけじゃないが、まだまだオリジナリティ　４点アイデア段階ではすばらしい、マンガとしては消化しきれずだけど読みやすさ　２点これまた巻を追うごとにわかりにくくなっていく、１巻だけなら３点はあげられる俺好み　４点上で十分に語った合計　１６点予想通りだ機会があればぜひ、読んでみてください

2008.06.27

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ナンバーファイブ：」漫画論」

僕達が本当に地球の大きさを実感できないように天才の才能というのはわからないものなのかもしれません今日は松本大洋の意欲作「ナンバーファイブ」の採点です松本大洋の才能は疑ってはいないのですが厳しい採点になるでしょう話　２点テーマですら必死で頭をひねらないと言語化が難しい作品です一言で言うなら作品中の言葉を借りて「ユートピア」でしょうか本当のユートピアとは何か？それを抽象化していった結果非常に難解な作品ができあがったのではないでしょうか単純に僕が作品の内容を読み違えていたり全容を把握する能力に欠けているだけなのかもしれません絵　５点僕が上手いと思う漫画家は３人います他にもいっぱいいるのですが飛びぬけてうまいと思うのはこの３人です井上雄彦（代表作　SLAMDUNK、リアル、バガボンド）王欣太（代表作　蒼天候路）そして松本大洋ですこの評価が変わることはありません絶対評価とはまさにこのことですキャラ　２点感情移入できるキャラが少ないのはどうしても構造上の欠陥でしょうそれは飛行機に海に潜れというようなもので求めてはいけないことなんだと思いますが・・・この採点は主観で採点しながらも、客観的に採点することを目指しているためきびしい評価をしてみましたオリジナリティ　５点この作者にしか書けないマンガ読みやすさ　２点イラスト集としてなら評価はかなり上がるけれどもストーリーの難解さに甘い点はつけられない俺好み　３点松本大洋作品というだけで１点プラス僕はすきだけど、自信を持って他人にはすすめられない普段マンガを読まない人は読まないほうがいいかもってくらい合計　１９点ぐはぁ、厳しい好きなものに低い評価をするのは心苦しい

2008.06.25

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VINLAND SAGA：「漫画論」

今日は最新巻（６巻）が出たばかりのヴィンランドサガを採点作者はプラネテスで一躍脚光を浴びた幸村誠そもそもこの作品は週間マガジンで連載を開始したもののおそらくは作者の遅筆が原因でアフタヌーンに掲載紙を移し現在に至るという珍しい作品全部初版で持っている自分としては３巻からコミックスのサイズが変わるのがちょっと痛いそれでは採点開始！話　４点まだまだ途中なのでなんともいえませんがものすごく深く面白くなっていく可能性を感じさせる作品です。主人公は父の敵が首領をつとめる海賊団の一員もちろん海賊団といってもワンピースみたいな海賊ではなくて傭兵も時にはこなすような本格的な海賊です殺人もＧＯＫＡＮも強奪も裏切りも海賊なので朝飯前ですそんな中で作者は「愛」について語っていく・・・・であろうと思われます史実を軽くからめつつのストーリー展開は今後の期待をさらに膨らませます早く続きが読みたいぜー６巻から印象的な王の目覚めのシーンを紹介デンマーク王国第２位王位継承者クヌートが自分を争って戦う海賊たちに向けて放つ言葉です「・・・・意味？意味だと？　そなたたちの戦いのか？　　こんな戦いに意味などない　だからもう死ぬな　　戦士達よ　　私の家臣になれ　戦わねばならぬ時と相手を教えてやろう　そななたちの戦いに　生と　死に　　　意味を与えてやろう」クヌートの激変振りにびっくりです、はやく続きがよみたーい絵：３点プラネテスの絵だったら４点か５点つけたいんですがなんだかヴィンランドサガの絵は目が少し気になる？のかな自分でもわかりませんが、少し好きになれない部分があるようですきびしめの採点キャラ：４点アシェラッド、クヌート、トルケル、ビョルンと脇役が最高な働きをする中、主人公がまだまだ感情移入をさせませんまあ復讐の鬼ですからねまだまだ今後評価は変わるでしょうが上がることはあっても、下がることは無いでしょうオリジナリティ：５点空想海賊ものではなく、本格海賊マンガを描こうとした点そしてそこに加えられる「戦士とは？」「愛とは？」「生と死とは？」というメインテーマきちっと書ききることができればプラネテスと同様に歴史に残るマンガとなるでしょう読みやすさ：４点絵も手伝って読みやすいですまた登場人物を不用意に増やさない点も非常に評価できますね俺好み：５点一気に読み返してみてあらためてこの作者は天才か天才の卵かどちらかですすばらしい才能合計　２５点ちょっと甘いかな・・・でもすばらしい作品ですアフタヌーンはすごいマンガが多すぎる！追記女の人をむりやり手ごめにするという熟語を打ったらわいせつ表現とされて、ブログが更新されませんでしたこの機能って、本質を見失っている気がします本文中はアルファベット表記に変更しました

2008.06.24

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タッチ：漫画論

幼なじみになろうね名作に挑戦ということで、今日はタッチの採点を言わずと知れた名作なだけに採点するのもちょっとプレッシャーですねお気に障ったら申し訳ない話：４点定番中の定番な話だとは思いますが、あらためて読み返してみるとその良さがしみてきます。結局一気に読み終わっちゃったもんな５点をつけない原因は南と達也の決着も県予選で終わりにすればよかったんじゃないかな？甲子園の部分に少し不自然さを感じたので絵：４点ものすごく上手い絵ということはないと思いますがあだち充の絵という一大ブランドですね好みではないですが、嫌う人は少ないでしょうキャラ：４点南、達也、和也この３人を中心に最初から最後まで描ききってますねオリジナリティ：５点このマンガ以降双子ネタはとても使いにくくなったでしょう読みやすさ：５点文句なし俺好み：３点好みではないけどかわいいアイドルみたいなもんかな魅力は十分に理解できます合計２５点さすがに不朽の名作、文句をつける場所を探すのが難しいです異性の幼なじみがいたり、双子だったりしたら特別なマンガに思えるかもしれませんね現実の幼なじみと南ちゃんをくらべないようにしないとね

2008.06.15

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ドラゴンヘッド：漫画論

先週末から一気に読みきったドラゴンヘッド９，１０巻の失速感が悲しいマンガでもある最初からそういう最後を思い描いていたのだろうか？消化不良感が強いただしダラダラ続くよりはよっぽど良かったかもしれないそれでは採点開始話　３点序盤から中盤は４点か５点はつけても良いと思う。後半はテーマは良いと思うけど、読み手が努力しないと受け取ることができないんだよね絵　３点この作者としては完成している絵だと思う。個性的な絵なので、好き嫌いは分かれるだろうなキャラ　３点うーん・・・悪くはないノブオとかすごいと思うし・・・でもキャラが売りのマンガではないよねオリジナリティ　４点ここ数年、天変地異ものは増えていると思うけど、１０年近く前にこれを書けるのはすばらしいと思う読みやすさ　３点絵に特徴はあるけど序盤は読みやすいと思う、問題は終盤だなぁ、明らかに読みにくい、作者まで迷いながら書いているのか？俺好み　４点好きなマンガだっただけに、消化不良を起こしている終わり方は残念だった合計　２０点いつも思うけど、合計点は絶妙に自分の感覚どおりの位置に来るからびっくりだ

2008.06.11

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「アイシールド２１」「青い春」：漫画論

今週は毎日アイシールド２１を読み返してましたいやあ、おもしろいねやっぱりそして重要な事実にも気がつきましたそれは「強くなるまでが一番おもしろく強くなってからは早く終わったほうが良い」という事実実際アイシールドも合宿を乗り越えみんながそろって神龍寺や王城とやるまでがピークそれ以降は下り坂と言ってもいいすぎではないでしょうスラムダンクはそういう意味では鮮やかな引き際だったと思うしＢＥＣＫに関してもこれ以上の連載継続は無意味でしょうこれに失敗しているといえる有名マンガでは「はじめの一歩」があたるでしょう（それでも十分おもしろいんですが・・・）まあともかくアイシールド２１を今日は採点します話：４点雪光が最高にかっこよいので甘くつけておきましたあと葉柱ルイやサクラバなど努力しても報われないという側面をしっかり描く部分が好感が持てます絵：３点下手じゃないと思うし、どんどん上手くなっているとも思います絵とは関係ないけどマンガって本格的に書こうとすればするほど最初のマンガマンガした設定が邪魔になりますよねキャラ：３点オーソドックス、決して悪くはない決して好みでもないオリジナリティ：４点アメフトというスポーツをわかりやすく描いたという点で１点プラス読みやすさ：４点読み返してみて思った、思いのほか読みやすい一気に読めます俺好み：３点うーん、大好きまではいかないなぁ合計：２１点おおアイシールド２１が２１点だ（笑）ついでにおまけで「青い春」も採点短編集なのでさくっと話：２点絵：３点キャラ：２点オリジナリティ：４点読みやすさ：２点俺好み：２点合計１５点才能の片鱗はうかがわせるが・・・まだまだこんなもんじゃない

2008.06.07

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「ＮＨＫにようこそ」：漫画論

珍しく古本屋に行ってマンガを買ってきましたＮＨＫにようこそ前から気になっていたマンガだったのでまとめ買いして、まとめ読みしました引きこもりの青年が主人公の話です途中の救いのない展開に若干のゲンナリ感となぜ生きなくてはいけないのか？なぜ働かなくてはいけないのか？という誰しもが思う人生の命題に対してはっきりとした回答を示しきれなかったことが残念ですが（個人的には答えはないと思います）オタクな僕にはなかなかおもしろかったともいえるかもしれませんそれでは採点してみましょう話　２点うーん、こんなもんだと思います。先が気になるストーリーでもないし、実験的な要素が強いですね絵　４点非常にきれいな絵です。なんていうか特徴は少ないですがきれいな絵です。多くの人に好感をもたれやすい絵ですね。はまりはしませんが好きな絵です。キャラ　３点可もなく・・・不可もなくある程度現実離れした部分も必要だろうからこんなもんかな？オリジナリティ　３点引きこもりを主人公に据えた段階で例を見ない作品だが、そこに縛られすぎた感もある。化け損ねたのかもしれないね読みやすさ　３点キャラと同じく可もなく・・・不可もなく絵は読みやすさを助けているが、話はオタク向けなので、間をとって３点で俺好み　２点うーん、消化不良？総合　１７点読後感と合計点数ってだいたいシンクロするね

2008.05.30

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「うしおととら」：漫画論

高校生の頃、本気で子供が生まれたら「うしお」って名前にしようと思ってました僕の高校時代はまっすぐなブルーハーツとうしおととらが常にＢＧＭに流れていましたそんなわけで今日の漫画論は「うしおととら」さっそく採点してみましょうあらすじの紹介なんかしませんよ、いいから読め！話　４点そりゃあいろいろとアラをさがせばきりがない、欠点も多いストーリーだと思います。それでも４点！だって熱量がすごい！あとサトリのストーリーが最高だ絵　４点読みにくい絵だと思います。なんていうか古臭い絵、泥臭い絵、都会的なセンスは一切感じさせません。感じるのは熱さ、子供っぽさ、泥臭さ・・・・そんな絵で、うしおととらを読めたことはマンガ読みとしては最高に幸せなことでしょう！キャラ　５点だって子供に「うしお」ってつけようと思ってたんですよ？だってポケモンのヒトカゲに「トトラ」ってつけたんですよ？ちなみにピカチューはアルカリって名前にしました。関係ないけどオリジナリティ　４点特別に新しいアイデアに溢れているわけではないですね。ただ「うしお」と「とら」というタッグは少年漫画界の最強の座に永遠に君臨するでしょう。ざっと本棚を見渡しても勝てる組み合わせはありませんでした。似たようなマンガの雰囲気に「金色のガッシュ」がありますが、作者がうしとらのアシスタントをしていたことを考えれば納得がいきますし、「ガッシュ」と「キヨマロ」（だったっけ？）では「うしお」と「とら」には勝てないもんなぁ読みやすさ　２点たぶんかなり読みにくいマンガだと思います。厳しいかなぁ？俺好み　５点天晴れ！文句なし！元気！！合計　２４点僕の本棚のキングオブ少年漫画の座をワンピースと争ってますね。欠点を補う魅力に溢れた作品です未読の方はぜひ！

2008.05.29

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大きく振りかぶって：漫画論

先日最新刊が発売された「おおきく振りかぶって」の採点コントロール抜群だが球威のないピッチャー三橋を主人公にすえた１年生のみの高校野球部の話設定はありがちだけど、内容はすごい何がすごいかって高校野球に対してものすごくマニアックな視点から描いている普通だったら父母会が協力して各球場に散ってビデオ撮影している部分をマンガに描くか？そういった細かい部分の積み重ねがこのマンガに対する信頼感を築かせているのだと思うそれでは採点開始！話　３点ストーリー展開は予選が進んでいくだけなので目新しさはない、ちょっときびしめの採点だけどストーリーを変えて欲しいとはまったく思わない。このまま行って欲しい絵　２点うーん、キャラの顔の書き分けができていない絵は好みじゃないんだよね。でも話にはあった絵柄だと思うけど・・・きびしめ採点ですキャラ　３点田島、三橋、阿部など好きなキャラは多いけど、みんないいやつすぎます。メインは高校野球のおもしろさなので、キャラの薄さはこの場合好材料なんだけどねオリジナリティ　５点今までにない野球マンガだと思う。野球マンガという既に確立されたジャンルの中でひときわ輝いて見えるのはこのマンガのオリジナリティが際立っているからだ。こんなにまじめに描かれた野球マンガが売れるということは日本人はやっぱり野球が好きなんだろう読みやすさ　３点うーん、迷った・・・ただ野球のルールを知らないような人には厳しいんじゃないだろうか？少しでもルールが分かっていれば大丈夫なんだけどね俺好み　５点ここまでの採点を見ても分かるように、バランスの取れた作品ではありません。それが可能性を感じさせるし、愛すべき魅力となっているでしょう合計　２１点うーん、厳しいけどこうなるでしょう。採点していて常に思いますけど、バランスが取れている作品はやはり高得点を取るし、高得点をとる作品はやっぱり売れていますね２５点近くとる作品はすでに世間でも大人気作品だもんな・・・この先マイナー作品で２５点を越えるマンガは出てくるのか？

2008.05.25

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「あひるの空」：漫画論

今日はあひるの空の採点をしますしつこいですが、僕の主観なので怒らないでくださいね身長の低いバスケット選手「空（そら）」が主人公の高校バスケマンガです高校バスケといえばスラムダンクをどうしても比較対照にしがちですが良くも悪くも違った雰囲気をかもしだしていますでは早速採点してみましょう話　４点久しぶりに読み返して、序盤のトビの身勝手ぶりや、千秋や百春の非現実的な不良っぷりに、こりゃあ贔屓目に見ても３点かな・・・と序盤は思っていました。しかし、バスケ部の活動が本格化するに連れておもしろくなっていきます。この作品の最も評価するべき点は作者の視点が若いこと！それはときに青臭さとして鼻につくこともありますが、評価すべき点でもあります。特に円の一般的な女子高生としての視点「がんばってるつもりだし、がんばりたいけど・・・でも・・・」というあたりが良いです。それゆえに本気でがんばっている人たちがまぶしくてしっかり向き合えない気持ちなんかは言葉に直したりはしなかったし、今まで意識したことも少ないけど、誰しもが共感を持ちえる部分だと思います。まだまだ評価は変わっていく作品だと思いますが、今後にも期待の４点です絵　４点好きな絵柄です。よって４点・・・うまいかどうかはわかりませんが、キャラの書き分けもはっきりしていて良いと思いますキャラ　４点おもしろいキャラがそろっていますが、キャラのマンガっぽさが作品内のバスケの現実感を奪っている気もします。一長一短ありますね。ヤックやトビが好きです。あと百春オリジナリティ　４点高校生の心の葛藤を描いているという点で甘めに評価してみました。バスケ部分以外を評価した結果です。とはいえバスケ部分がつまらないわけではないです。というかおもしろいです読みやすさ　４点絵柄のせいで敬遠する人もいるんじゃないかな・・・？まあ読みやすい作品だとは思いますが・・・俺好み　３点おもしろくて好きなマンガですが、人にすすめたいとまではいかないです。まだまだここから良くも悪くも変わっていくマンガだと思います。あと作者の音楽好きな部分が端々に感じられて（「モンスターバッシュ」とかタイトルの「ある証明」とかね）逆に音楽好きとしては、感情移入しにくくなってたりもします合計２３点うん。妥当な線でしょう。各項目５点取れない感じ、そして唯一無二とまではいかない感じがします。ここからどうやって化けるのか？本格バスケマンガとして進むか？学園バスケマンガとして、どっちつかずに進んでいくのか？それとも・・・作者の力量が作品に今後も試され続けていくでしょう

2008.05.23

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