テストと教科書
最高478点を2回、最低は420点ぐらい。大体450点が平均値。およそ30年前の三好少年の定期テストはそうだった。80点台は悪いイメージ。一度数学で70点台を取ったときは、この世の終わりだと思った。あれは2年の一学期期末テストやったなぁ。連立方程式のとこ。めちゃくちゃ焦った。で、めちゃくちゃ勉強した。履修内容も今とはだいぶ違うので、一概に比較は出来ないけど、あの頃のあの少年と君達をいつも比べてみている。わたくしの場合、平均450取れていたのは小学生の頃、6年間毎日欠かさず日記を書いていたお陰かなと思っています。それしか思いつかない。あれで書くこと、筋道をたてることが身についたのかなと。小学校の頃は学校ではヤンチャばかりしていた。ガキ大将ってやつです。担任にしばかれた思い出もいっぱいある。隣の学校の連中とケンカしたこともあるし、小学校の通知票の所見に「いつも先生を困らせた」と書かれた。大阪弁で言う「アカンたれ」なやつやった。中学にあがっても野球ばっかりしてた。君たちのほうが勉強量もあの少年のはるか上をいってる。だからもっとはるかに上をいってほしい。いけるはずだからね。あの当時、学校から渡されるワークなんかなかったし。教科書がすべてでした。そこからどんな問題が出題されるのかを思い巡らせながら勉強するしかなかった。でも応用問題なんかは想像もできなかった。教科書を何回も何回も読んで、何回も何回も書いて、出来うる限り詰め込んでテストに臨むしかなかった。教科書がボロボロになるまで使い込んだ。アカンたれでもだれでも、みんなそうするしかなかった。ひょっとして君たちは、学校のワークを頼りすぎていて、教科書への執着が薄いのかもって感じる。教員時代、テストをつくるときにワークを開いたことは一度もない。ワークの問題を真似するなんてダサいの骨頂と思っていましたので、教科書とにらめっこしながら作っていました。ワークはあくまでもサポートツール。何回もやるのは当たり前だけど、それで終わりじゃない。あの少年に負けとったらアカン。