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カテゴリ:アニメ
映画「ポノック短編劇場」を観てきました。見た直後に思ったこととか忘れる前に書き留めておく感じで。ネタバレ注意。
・カニ いちばん王道で、いちばんきれいにまとまってたという感じ。麿っぽいというか、いちばんジブリっぽいというか。 中盤でカニの男の子が羽をハサミに挟んで投げるシーン。アクション的にいいんだけど、あのカニ親子はカニの擬人化で、視聴者には人間に見えてるけど、実際は蟹なんじゃないのかと勝手に思っていたので、ハサミを投げるって、手をちぎって投げることになるし、ラストではちゃんと手元に戻ってたので、蟹の見た目を視覚的に擬人化してるわけじゃなくて、、ああいう生き物なんだなと思いました。というかファンタジーだし、動きとしては気持ちいので、、細けぇことはいいんだよ。 親子を襲った魚。作画じゃなくてCGなのは、ちょっと残念だった。まぁ親子との対比で異形感が出てたので、その点はCGでよかったんやが、どうせなら作画で見たかったという気持ちのほうが強い。 カニたちが(ほぼ)人語を介さなかったので、なんとなくレッドタートルを思い出しました。 ・タマゴ 非常に良い。シナリオもいいし作画もいいし、子供にもわかりやすくアレルギーのこと伝えられそうだし、、3本の中でこれだけ後々までいろんな所で見られそう。 作画的には、今までとは違う感じで攻めてきて 終盤の走るシーンは橋本晋治さん?かぐや姫セルフパロっぽい。 カニとタマゴは死のにおいが色濃く出てるなぁと感じました。テーマとしては生きづらい世界でも必死に生きていく、ということなのかなぁと。 ・透明人間 他2本に比べて明らかに作風が違いすぎる。大人向けすぎる。作画的にはこれが一番おいしい (カニとタマゴも充分おいしいけど)。 雨の中でパンを食べるシーン、咀嚼に合わせて顔についた水滴が動くんですね。透明なのに、顔の輪郭が見えてくるみたいですごかったです。もしかしたら作画段階では輪郭のガイドライン合ったのかもしれんけど、完成画面がすごすぎた。 物語的なテーマは正直よくわからんかったけど、もしかしたら透明人間は本当は透明じゃなくて、ただ影の薄い(無視されてるだけの)人なのかな、とも。あと重しが必要な理由として、自分に自身がないから(?)とか落ち着きがないとか、そういうことの比喩なのかなぁとも。地に足ついてないとか浮足立ってるとかの隠喩? いろんな解釈が出来そうだし、あえて答えも用意してなさそうではありますけれども。作画が気持ちよかったのでオールオッケーです。 ただラストでせっかく重しを無くせたのに、3作合同のEDで手を振ってるシーンではしっかりと肩から消化器下げてたのは、おいおいと思いました。 木村カエラのOP・EDもちょっとくどかったような気がします。木村カエラが悪いわけじゃないんですが、個別で作品ごとにEDあるのに、ラストで流れるのがちょっと長くて、ちょっと・・・という気はしました。 短編連作で中編映画1本って作り方として非常におもしろいし、アニメってメディアとも合ってるとも思うので、ぜひとも続編もつくってほしいですね。 取り急ぎ、鑑賞後に思ったことまとめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年08月26日 23時20分38秒
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