「劇場版 マジンガーZ INFINITY」
CATV「劇場版 マジンガーZ INFINITY」志水淳児監督18年東映。5月4日BS12放映。粗筋は映画.comより。永井豪が1972年に「週刊少年ジャンプ」で連載した漫画を原作に、巨大ロボットにパイロットが乗り込んで戦うという搭乗型巨大ロボットの元祖となったアニメ「マジンガーZ」を、30年以上の時を経て劇場アニメ化。72~74年に放送されたテレビアニメから10年後の世界を舞台に、主人公・兜甲児とマジンガーZの新たな戦いを描く。かつてスーパーロボットのマジンガーZを操り、悪の科学者Dr.ヘル率いる地下帝国の野望から人類を救った兜甲児は、あれから10年がたち、いまは祖父や父のように科学者の道を歩み始めていた。そんな折、富士山の地中深くに謎の巨大構造物と生命反応が確認され、時を同じくして機械獣やDr.ヘルが再び姿を現す。声優は、兜甲児役に森久保祥太郎、弓さやか役に茅野愛衣、劇場版オリジナルキャラクターのリサ役に上坂すみれ。また、テレビアニメ版で兜甲児と弓さやかを演じた石丸博也、松島みのりも出演。主題歌もテレビアニメ版の水木一郎が再登板した。Zもグレートも、マジンガーは令和のガンダムのような質感に処理されていてリアリティーを感じさせるが、兜甲児は相変わらず、「聖闘士星矢」よろしく「ロケットパ~ンチ」と叫びながらロケットパンチを繰り出す。ブレストファイヤーもルストハリケーンも、全部そう。ガンダムに乗ったアムロが「ビ~ムサーベル」と叫びながらビームサーベルを抜いてザクに斬りかかったら、絶対引くと思うのだが。リアルタイムでアニメを観ていたわれわれ世代をターゲットにしているのか、それとも、後付けで永井豪アニメを観ているオタク世代に観て欲しいのか、よくわからない。どっちつかずのリアリティー。