カテゴリ:活字や映画。
西洋美術館にて開催中のカポディモンテ美術館展と、東急Bunkamuraにて開催中のブリューゲル版画の世界展へ行ってきました カボディモンテは世界ふしぎ発見でも取り上げられていたので、すっごい混んでいるかなぁ…とビクビクしていたのですが、会期前半だからか空いていました アンテアちゃんもゆっくり間近で見られて大満足 まぁ…何というか出展数が微妙に少ない気も無きにしも非ずなのですが、常設展が大充実だから良いのかな~。 イタリア・ルネサンス(ローマ寄りセレクト)が好きな方には良いと思います フィレンツェ派が好きなのですが、貴石細工の小箱が如何にもメディチ家らしい造りで素敵~ぐらいで 色彩の魔術師的なヴェネツィア派のティツィアーノ「悔悛するマグダラのマリア」も色がなんだかくすんでるよ~しくしく。 あと、私はカトリック教義には詳しくありませんが、近年教皇庁のお達しか何かが出てマグダラのマリアは「娼婦じゃなかったよゴメンゴメン」的に地位回復をされていると聞いたような気がしたのですが…。 絵画が描かれた当時は教皇庁が進んで「娼婦」的な扱いをしていたのは歴史的な事実ですけども(ついでに、聖女だと基本的に裸体は描けないけど、”娼婦”なら描けるっていう時代背景もあり)、絵の横にかかっている解説には「娼婦だった」と書くのではなくて「当時は娼婦とされていた」程度には正しい日本語を使って頂きたいものです…。 別に娼婦だから良い悪いでもないんだけど。 蔑まれる仕事でも何でもないしね(特に高級娼婦は、吉原の大夫と同じで容姿も芸事も教養も一流でないと務まらず、中世ヨーロッパの自分の名前しか書けないようなそこらの姫君如きが立ち向かえるレベルでは無いのですよ)。 夕方からはブリューゲルへ 変な生き物がわさわさしていて凄い楽しい… 版画を元に作ったDVDも、微妙にぎこちない動きが堪らないです 癒される~~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 18, 2010 01:00:25 PM
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