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マックス爺のエッセイ風日記

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2013.12.11
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≪ 縄文の暮らし1 ~新潟県立歴史博物館の展示から~ ≫

ウィンク 雪国の暮らしに関する展示はまだあるが、飽きないよう今日は縄文人の暮らしの第1回を紹介したい。私は縄文時代の遺跡や博物館での展示を幾つか観て来たが、この博物館ほど良くまとまり、秀逸な展示を観たことがない。興奮して写真を撮りまくったほどだ。このジオラマを観れば、言葉で説明するよりずっと縄文人を身近に感じてもらえると思う。ダブルハートスマイル


縄文人1.jpg 収穫物の整理

 
クラブ 縄文人は狩猟や漁労だけでなく、栗やエゴマなど数種類の植物を食糧として栽培していたことが分かっている。地中から植物オパールと言う微小な花粉の化石が出土するためだ。びっくり!


縄文人13矢作り?.jpg 武器作り


目 庭先で作っているのは矢のようだ。鏃(やじり)は黒曜石など、堅い石を割って作った。因みに青森県の三内丸山遺跡の黒曜石は北海道産。縄文時代も離れた土地との交流があったことに驚く。びっくり!



縄文人4狩猟.jpg 狩猟


くま 縄文人の食料の多くは、狩りで仕留めた動物。生活の身近にいた動物は、縄文人の貴重な蛋白源になった。ハンバーガー



縄文人2.jpg 獲物の解体


ほえー! 獲物は鋭い刃をもった黒曜石製のナイフで、肉と皮などに解体した。目がハート


縄文人10皮なめし?.jpg 皮なめし作業


ぶた 仕留めた動物は丁寧に解体し、剥ぎ取った毛皮をなめして衣服や冬期の靴などに用いた。スマイルグッド



縄文人8舟作り.jpg 丸木舟作り


ヨット 縄文人は丸太を石斧で削り、中を火で焼いたりして丸木舟を作った。舟は漁労や移動の大切な手段だった。これで黒曜石や接着剤代わりのアスファルト、装飾品のメノウなどが運ばれたのだろう。荒波


縄文人5網の手入.jpg 網の手入れ


熱帯魚 この時代から既に漁網があった。網を沈めて漁をするため、網の周囲には石や貝製の錘(おもり)が付けられていた。ダブルハート


縄文人6魚捌き.jpg 干し魚の製造


うお座うお座 大漁の時は魚をさばいて浜に干した。塩をまぶし干し魚にすることで、日持ちさせられることを彼らは知っていたのだ。オーケーウィンク


縄文人7製塩.jpg 製塩


マル秘 暮らしに欠かせない塩は、海水を煮詰めて作った。炎


縄文人12土器作り.jpg 土器作り1


縄文人11土器作り.jpg 土器作り2


ほえー 縄文土器は機能や美術性からも、世界に冠たる土器である。ひょっとして土器作りの専門家がいたのではないだろうか。つまりその当時から分業が進んでいたと私は考えている。それほど立派な火炎土器などが、たくさん作られている。ちょきスマイル


縄文人9調理.jpg 調理風景


炎 縄文人は土器を作り、食糧を煮炊きすることで食生活を豊かにして行った。生で食べるよりはずっと栄養補給の効果が高まるのだ。食事



縄文人3母子.jpg 母子


おとめ座 縄文人の平均寿命は30歳以下。原因は乳幼児の死亡率が高いことにある。彼らは厳しい生活と戦う中で、宗教性を身につけて行ったのだろう。どくろぱー


縄文人14屋根修理.jpg 屋根の修理


家 縄文人の住まいは竪穴式住居。それに食べ物を保存する高床式の建物や、集会や儀式などに使用した大型の建物も存在した。建物の中で火を燃やすと暖が取れるだけでなく、煙で屋根の萱が丈夫になり、害虫を駆除出来ることを彼らは知っていたのだ。びっくり!


縄文人大型家屋.jpg 大型建物の構造


家 三内丸山遺跡の30mもの大型建物は有名だが、新潟にも大型建物の遺跡があったことに驚いた。縄文当時、食糧が豊富な東北は日本列島の中で最も人口が多かったことが分かっている。新潟も東北と似た状況だったのだろう。大型建物の存在はその証明でもある。びっくり!


縄文人15人骨.jpg 縄文人の遺骸


どくろ 火山灰が多い日本列島では、地中の人骨は酸に融けて消滅するのが普通。だが、石灰質などの好条件が整えば、人骨が発掘されることもある。写真は膝を折り曲げた状態で葬られた屈葬(くっそう)と呼ばれるもの。三内丸山遺跡では子供の遺体も道路に沿って、丁寧に埋葬されている。やはり縄文人は、高度の宗教性を持っていたのだろう。ダブルハート<続く>







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Last updated  2013.12.11 09:32:17
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