テーマ:気になったニュース(30876)
カテゴリ:ニュース・社会の動き
2013年も残り2週間になった。さて今日は、最近の気になるニュースを幾つか紹介したい。他人から見ればニュースとは言えないかも知れないが、私の中ではこれでも立派なニュースなのだ。
韓国の前方後円墳 これは12月2日放送のテレビ番組で観た、韓国のウエルゲドン古墳。どこから見ても日本の前方後円墳にそっくりだ。これまで韓国では、国内で発見された前方後円墳を、韓国が起源であるとする説が横行していた。だが最近キョンブク大学の朴氏のように、今後は日本との共同研究の必要性を唱える声も出だしたようだ。 箸墓古墳のような古い前方後円墳は韓国にはないと思われ、日本起源であることは間違いないはずだが、朝鮮半島における日本との交流史を解明するためにも、共同研究は良い方法だと思う。最近は何かと日本の歴史認識を問題化する韓国だが、真実は何か解明する手掛かりになれば嬉しい。 復元された馬具 こちらは同番組で紹介された、福岡県古賀市の船原3号墳出土の馬具を復元した模型。聖徳太子が活躍した6世紀の末の北九州は、新羅と大和朝廷の間に険悪な空気が流れ、一触即発の危険性があった。馬具は新羅から北九州の豪族に、大和朝廷との取りなしを願って贈られたとする説があるようだ。 古代日本にも国際問題があった。朝鮮半島を通じて、中国大陸の強い影響もあったのだろうが、遣唐使の廃止から日本は独自の文化を築いて行く。この馬具はその直前まで朝鮮半島との交渉が続いた証拠で、古代日朝交流の貴重な証だ。江上波夫の騎馬民族征服説は既に過去のものだが、交流史の解明のためにも共同研究が必要と、番組では強調していた。 秘仏の彩色復元 これは東大寺法華堂(三月堂:国宝)の秘仏である執金剛立像(国宝)を、東京芸術大学と東京理科大学の共同研究チームが制作当時の8世紀の姿に復元したもの。像の表面に遺された天平時代の顔料を分析し、CGで極彩色紋様の復元を実現した。今ではすっかり色褪せた仏像も、今から1300年前は、このように鮮やかな姿だったのだ。(12月1日付の新聞記事より) アイソン彗星 12月4日放送のテレビ番組では、若田光一さんが乗った国際宇宙ステーション(ISS)から見えるアイソン彗星の姿が映し出された。同彗星は太陽に近づいた際に消滅したが、これはその直前の姿。ついでにISSから見えた水星とオーロラの映像も載せておこう。 地球と水星 ISSから見た地球(下)と、とても小さな水星の姿。(上の白い点) オーロラ ISSから見えたオーロラの姿。 月面の凹凸 これは2007年に日本が打ち上げた月面探査ロケット「かぐや」が撮影した月面の映像を、分析、彩色して再現した月面の凹凸の様子。これによってクレーターの重なり具合が良く分かり、月の歴史が解明出来るようだ。(12月12日付の新聞記事より) 草食恐竜 最近カナダの西部で発見された草食恐竜「エドモントサウルス」の仲間の復元図。何とこの恐竜の発見当時、頭部にはミイラ化した「とさか」が残っていたそうだ。それで珍しいとさかのある恐竜の姿が復元出来たとのこと。12月13日のネットニュースから借用。 ふたご座流星群 アイソン彗星は消滅したが、ふたご座流星群はまだ健在。これは12月15日のテレビ放送から映像を借用したもの。富士山とのコラボレーションが素晴らしい。 成長する新島 これは昨日のテレビ放送から借用した小笠原諸島西之島の隣に出現した新島の最新映像。11月20日に誕生した頃の5倍にまで成長し、隣の西之島と合体しそうな勢いらしい。火口から流れ出る溶岩で島の表面がすっかり覆われたため、波で浸食される恐れもなさそうとのこと。自然のエネルギーの大きさに驚く。以上、私が気になった映像だが、何だか科学ニュースになってしまったようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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