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マックス爺のエッセイ風日記

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2013.12.25
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カテゴリ:生活雑記
雪の庭.jpg 雪の庭(12月15日)


 ようやく年賀状を出した。宛名は手書きで、印刷面にも一言書き添える。枚数は200枚足らずで、往時の半分以下になった。現職時代、私は11もの職場で勤めた。古いのは50年前の職場関係の先輩。私より8歳ほど上の方2人。宛名を書きながら、各職場のことを思い出す。既に亡くなったお世話になったかつての上司。それに同僚や後輩など。病気で亡くなった方もいれば、中には自ら命を断った人もいる。

 恥ずかしい思い出。悔しい思い出、苦い思い出、そして懐かしい思い出。各地で過ごした頃の苦労が蘇る。前職を辞して11年目。義理で出していたのはかなり減らしてはいたが、今回も40名ほど住所録から抹消した。もう昔の仕事関係に義理立てすることもないのだ。来年は古稀。少しずつ自分の人生に決着をつけ、負担を減らして行こうと思う。



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 昨日はクリスマスの日。ここ何日かは年賀状と格闘していたが、久しぶりに公園へ走りに行った。脚が重い。歳を取ると数日間走らなかっただけでも直ぐに走るための筋力が衰える。だからこそ日頃の練習が大事なのだ。師走の公園に人影は少ない。近所の中学校の駅伝部が練習していたが、彼らも直ぐに姿を消した。

 芝生、土の道、そして草むらから一番下の駐車場まで、約1.1kmの周回を走る。そのうち同じ中学校の野球部が、坂道でダッシュの練習を始めた。若い彼らはスピード感が違う。ヨタヨタ走る老ランナーの横を、颯爽と駆け抜けて行く子供達。7周目で脚に電気のような痛み発生。無理をせず8周で止めて家路に着いた。


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 夕食後は自室で安物のワインを飲みながら、ケルティック・ウーマンの歌を聞いた。いつ聞いても心が癒される澄み切った彼女達の歌声。クリスマスキャロルは少なかったが、1時間で14曲の歌の世界に浸った。ご馳走もケーキもないイブだが、世界には食べ物にもありつけない貧しい人達がたくさんいるのだ。出来る限りこの世が平安で、健康で暮らせるように祈る。


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 話は変わるが、朝ドラの「ごちそうさん」が面白い。9月までの「あまちゃん」は、どこかドタバタした面白さだったが、これはどちらかと言えば純文学風。家族愛に包まれた東京から大阪に嫁ぎ、義理の姉の「いけず」に苦しめられるヒロイン。だが持ち前の明るさで次々に難問を乗り越え、大阪の生活に溶け込んで行く。

 時代は大正。父親が生まれた時代だが、私には全く馴染みがない。先日は「関東大震災」が起き、今もその話が続いている。私は吉村昭の小説を読んだが、実態は朝ドラのような程度ではなく、震災に紛れてたくさんの朝鮮人が虐殺され、社会主義者が権力に抹殺されるなど、世相は大いに乱れたのだ。来年の3月まで、今後どう展開するか楽しみだ。



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 震災と言えば、今読んでいるのが「日本沈没」。SF作家小松左京の名作だが、今頃になって読み出したのは、やはり東日本大震災に続いて、東海、東南海、南海大震災の発生が予想されていることが影響している。古本を読み出したのは10月の「浜名湖一周」の頃からだから、遅々として進まないのだが、ようやく下巻の中ほどまで来た。

 10カ月後に沈没することが分かった日本列島と日本人の運命がどうなるかを注目している。「第2部上下巻」も購入済みなので楽しみ。今年は体調不良もあって、読書が全く進まなかった。これまでに読んだのは10冊以下。不作の年だったが、それだけ読みたくなる本に出逢わなかったとも言えよう。当面はこの小説を読み切るのを課題としたい。<続く>


(注)写真は近所のイルミネーションです。





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Last updated  2013.12.25 06:08:44
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