テーマ:暮らしを楽しむ(387640)
カテゴリ:生活雑記
湿地1
湿地2 湿地3 11月に走った「神戸マラソン」の完走証が届いた。タイムは5時間48分38秒で、ネットタイムは5時間38分09秒。やはり写真を撮らなかったら4時間台でゴール出来ただろう。順位は10850位。私の後にゴールした人は3千人以上もいたようだ。あれが生涯最後のフルマラソンになりそうな気がするが、果たしてどうなるか。 写真の小さな湿地は、いつも私が走っている公園の下にある。ここは私の2番目の職場が一時仮住まいしていた所で、現在はT大学の研究所の敷地。私が図書館員として初めて勤務した懐かしい場所だが今は木造の校舎もなく、書庫はコンクリートの土台が残るだけだ。あれから50年近い歳月が流れ、当時を知る人のほとんどが鬼籍に入ってしまった。 樹1 樹2 樹3 樹4 私はまだ年末の大掃除にほとんど手をつけていない。ベランダは軽く掃き掃除しただけで、仕上げは妻がやった。洗面所の整髪料は全て捨てた。それは私が現役時代に使用したもの。全ての仕事を辞めた今の私には不要なものだ。 裏庭に積んでいた野菜の残骸を退けると、その下から黒々とした土が出て来た。まだ腐ってない物を集めて生ごみをかけ、その上に軽く土を被せた。これらも来年の夏までには良い土に変わるはずだ。そうそう、下水と雨水のどぶ掃除はやった。マンホールのふたを開けると、植木の根が入り込んでいた。家を建ててから17年。根も伸びるはずだ。 写真はM公園の木々。1か月前には紅葉が美しかった公園も、今は殺風景な景色に変わった。もうほとんど訪れる人のない公園を走るのは楽しい。冷たい風が時折吹き抜けるだけで、誰も私を見ている人はいない。だがたった1人だけ見ている人がいる。それは自分自身。もう1人の自分が、こんな走りで良いのか、じっと観察しているのだ。同じく12月25日撮影。 樹5 樹6 樹7 先日、今年21本目の映画「かぐや姫の物語」を観た。スタジオジブリの作品で、脚本と監督は高畑勲。美しい映像には感じるものがあったが、それ以上の収穫はない。なぜ姫が月からこの地球にわざわざやって来たのか、そしてそれが周囲の人々にとってどんな意味があったのか、今一分からない。ただ姫が月に還る際に聞こえた音楽が、雅楽ではなく洋楽だったのが笑えた。 写真はA公園の木々で同じ日に撮影。今同公園では沼の水を干し、木橋を架け替える工事をしている。それも仕事納めになり、工事はストップしたままだ。 樹8 ツタの実 写真は近所の風景で、同じ日に撮影したもの。木立の向こうに冬の日が落ちる。その微かな残照が、私にはとても美しく感じた。ツタは全ての葉を落とし、今は萎れた黒い実が残るだけ。冬は一切の虚飾を捨て去り、春までじっと耐える季節。自然は昔からその摂理を受け入れて来た。私が冬が好きなのは、凛とした厳しさゆえかも知れない。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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