テーマ:暮らしを楽しむ(387579)
カテゴリ:生活雑記
≪ 裸参り編 1 ≫
大崎八幡宮に近づいた時、最初に目にするのが裸参りの行列です。この寒空に裸の男達が黙々と歩いて八幡宮に向かっています。カランカランと手に持った鐘がなります。裸参りの行列は次々にやって来ます。 一の鳥居まで来た男達が前を見上げます。視線の先にあるのは長い石段。そこを今から登って行くのです。 行列の先頭には、紋付裃(かみしも)袴(はかま)姿の先導役がいます。その後には三宝に鏡餅を載せた男が続き、これから神前にお参りするという厳かな雰囲気が溢れています。 男達の足元は白足袋(たび)にわら草履(ぞうり)です。手には鐘を持っていて、これを鳴らしながら歩きます。 男達の腰に巻いてあるのはしめ飾りです。見ている者にも、厳粛な雰囲気が伝わって来ます。 高提灯を手に、これから石段へと向かいます。 男達が口にくわえているのは「含み紙」です。もちろん私語は禁止ですが、神聖な神社の境内を吐く息で穢さないためです。 いよいよ急な石段を登り始めます。 長い行列が、粛々と続きます。 見ている方が寒くなりますが、裸の男達の表情は真剣そのものです。 この長い石段は、仙台市の文化財に指定されています。 ようやく石段を登り終えましたが、八幡宮の本殿はまだまだ先にあります。黙々と列が続きます。明日は「神社編」の第2回目をお送りする予定です。厳しい寒さが続いています。どうぞ皆様も、体調には十分ご注意くださいね~。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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