テーマ:暮らしを楽しむ(387573)
カテゴリ:生活雑記
≪ 裸参り編 2 ≫
裸参りの参詣者は次々にやって来て、参道を粛々と進んで行きます。 男性の参詣者が多いのですが、中には白装束の女性が混じっています。その女性の中に、さらし姿の勇ましい方がおりました。良く頑張りましたね。 どんとの火を横目で見ながら列が進みます。前回の裸参り編で、裸で行列した後、何をするのかとの質問を寄せた方がお2人居られました。答えは参詣とお祓いを受けることです。裸になって神前に詣で、無病息災や家内安全などを祈るのです。 「長床」を過ぎ、社務所の前を列が通ります。この後、御社殿(本殿)に入るのですが、順番が来るまでの間、寒空の下でじっと待っています。夕方5時ともなれば、既に気温は0度近くまで下がっています。 透明なビニールシート越しに、本殿内でお祓いを受けているグループの姿が見えます。 こちらはそのアップです。 こちらは左側から撮ってみました。 参詣とお祓いが済んだ女性達が帰る姿です。安心してホッとしたような後ろ姿です。この後、どんとの火に当たるグループもあれば、往路とは別な階段を下って帰るグループもいます。 こちらは階段を下りて帰るグループです。まだ私語を慎んでいます。この日、裸参りをしたのは122団体で、人数は約3千人とのことでした。1グループの平均人数は24.6人です。実は裸参りのグループは、同じ企業や団体の方がほとんどです。この日はテレビ局が数社境内の中で陣取り、ベストショットを狙っていました。 私が八幡宮に居た時間は約1時間。寒さ対策はバッチリして来た積りですが、これが限界。結局この日撮った写真は100枚ほど。私も一緒に階段を下りて帰路に向かいます。 裸参りの方達が口を開いたのは、国道に出てから。「今年はまだ良いね。去年は大雪で寒かったよ」。そんな声が聞こえて来ました。裸参りの列が鐘を響かせながら、次々にやって来ます。中には夫婦2人だけの姿もありました。ご主人が1人裸で、奥様がその後から提灯を持って従っていたのです。なかなか微笑ましい姿でした。 裸参りから帰ったグループの姿が急に消えました。きっとこの近辺に着替えする場所があるのでしょうね。昔は中心部の繁華街から来て参詣を済ませ、そのままの裸姿で中心部まで歩いて帰るグループが多かったのですが、女性が混じるようになった今では、少し形を変えたのでしょうか。 ともあれ、1月2日の豪華景品がつく「初売り」、1月14日の「裸参り」、そして8月6日から8日までの日本一豪華な「七夕祭り」の3つが、江戸時代から続く仙台の伝統行事と言えるでしょうか。いずれも伊達男仙台人の心意気を示すものだと私は考えています。明日の最終回は「おまけ編」をお届けします。どうぞお楽しみに~。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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