テーマ:暮らしを楽しむ(387548)
カテゴリ:文化論
≪ 昔の町の暮らし ≫
先日読んだ新聞に面白いことが書いてありました。さる小さな地方鉄道に再就職して社長になった人に、「人を呼ぶために蒸気機関車を走らせたらどうか」と提案したら、「自分は団塊の世代なので、蒸気機関車は知らない」とのこと。つまり、実際に自分が見聞きしたものじゃないと親しみが湧かないということみたいです。このシリーズも、昔を知る人以外には興味を引かないのでしょうか? さて、今日は昔の町の様子を紹介します。昭和初期の様子で私はまだ生まれてませんが、戦後も結構こんな風景が見られたように思います。 商店 現在の宮城野区原町です。これは多分昭和30年代の写真ではないでしょうか。何となく見覚えがある風景です。 めしいじこ 冬は「おひつ」のご飯が冷えないよう、おひつごとこれに入れて保温したようです。 ざるおはち 夏はご飯がすえないよう、通気性の良いおはち(おひつ)を使ったようです。 味噌だる 味噌製造の店で使ったもののようです。 升 柄がついている液体用の升です。私が子供の頃も醤油や油を「量り売り」していた店がまだありました。 たらいと洗濯板 洗濯するための道具。たらいでは子供が行水もしました。洗濯板の上で衣類をゴシゴシ揉んで洗いました。 サイカチの実 これはサイカチと言う名の木の実ですが、何に使ったか分かりますか? 答えは洗濯。これを水に浸けると泡が出ます。それを洗剤の代わりにしたのです。第2次世界大戦後も見かけましたが、やがて固形の洗濯用石鹸が登場します。 洗い張り板 これは布を再利用するため洗って干すための板です。戦後も良く見かけましたね。 藍染用の壺 藍染用の壺は一般の家庭ではほとんど見かけませんが、都合上ここに納めました。 便所神 仙台の堤焼で作った便所神の人形です。私は初めて見ましたが、昔は便所(トイレ)を清浄に使うために、こんな神様を祭ったんですねえ。そう言えば、♪ 便所には神様がいて~♪ 若い女性歌手がそんな歌を歌ってましたね。 一銭店屋 一銭店屋 一銭店屋 私が子供の頃もまだこんな店が近所にありました。でももう「一銭店屋」とは呼んでなかったと思います。強いて言えば「駄菓子屋」でしょうか。私が使った最小単位の貨幣は50銭。これでばら売りのキャラメルが1個買えました。1円は紙幣で1円札でしたね。お年玉は10円。これも紙幣でした。物が乏しい時代の小さなお店には、たくさんの夢がありましたね。<続く> このような写真を懐かしいと感じるのは、それだけ私が歳を取った証拠でしょうか。明日は仙台地方の昔のお正月の様子を紹介する予定です。どうぞお楽しみに~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[文化論] カテゴリの最新記事
|
|