テーマ:詩(904)
カテゴリ:詩
平成元年(1989年)4月私は沖縄へ転勤し、そこで家族と共に3年間を過ごしました。観るもの聞くものが全て珍しく、幾つかのことが重なって私は25年ぶりに詩を書くことが出来たのです。あの時書いた詩に写真などを添えたらどんな感じになるか。最近ふとそんなことを思いつきました。若き日の想いを振り返るのも新鮮です。そんなわけで新しいシリーズを始めます。暫くの間お付き合いいただけたら幸いです。
ひとりのたびびとのことば たびびとにとっては あらゆるものが 一つの「風景」に過ぎないという でも もしそうだとしても たびびとにだって 「風景」の中に隠れている ひとびとの歓びや哀しみを 感じとることはできるだろう いま わたしのこころの海には よろこびの潮が静かに満ちてきている あのとき神様が 「死」の代わりに 「詩」を手渡してくれたことに そして わたしたち家族が過ごした 南の島の風景のいくつかを ほんとうにまずしいことばで 書きとめることができたことに 1991 夏 第一詩集 『南島風景』 あとがきから < 続く > 2013.5 竹富島 ソチオリンピック男子フィギュアスケートで羽生結弦選手が日本人初の金メダルを取りました。羽生選手、おめでとうございま~す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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