カテゴリ:文化論
≪ オセアニアの工芸 その2 ≫
昨年の11月に訪れた大阪府吹田市にある国立民族学博物館の展示品を紹介しています。同館の展示品は、研究者が自分の研究対象である地域に直接出かけて収集しています。またこれとは別に、貴重な映像も撮影することもあります。それらの標本を整理して特別展や企画展で披露し、稀に常設展の展示品も入れ替えます。館内では原則撮影が許可されています。十分な説明は出来ませんが、今日もオセアニアの続きをご覧ください。 なお、短時間に大量の写真を撮ったため、メモを記すことは出来ませんでした。この中には、パプアニューギニアやポリネシアなどの地域の工芸品なども含まれていることを、初めにお断りしておきます。 ニューギニアの原住民 ニューギニアの工芸品 ニューギニアの工芸品 オーストラリアの木製容器(恐らくは原住民であるアボリジニの制作だと思われます。) オセアニアの木製工芸品 家を模したものみたいですね。 ポリネシアの船です。ポリネシアの島々には、竹と小さな貝で作った「海図」があります。竹は海流を、そして貝は島の位置を表します。その海図を持って、彼らは大洋に漕ぎ出します。時には数百キロも遠出するみたいです。きっと夜は星を観て、現在の位置を知るのでしょうね。 ポリネシアのカヌーです。島の近海で魚を獲ったり、航海する時に使います。安定を図るため、船体の外側にアウトリガーが付いています。 ポリネシアの「あか汲み用」の柄杓です。航海中、船やカヌーには海水が入ることがありますが、あまり増えると沈没の原因になるので、時々海水を掬って捨てるための道具です。 ポリネシアの木製工芸品です。神様の仮面でしょうか。 同じくポリネシアの工芸品です。文様はどこか縄文土器にも似てますね。何だかとても不思議な気がします。<不定期に続きます> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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