マックス爺のエッセイ風日記

　３月２４日は私の誕生日。私は今日７０歳になった。いわゆる古稀。古来稀なる歳が言葉の謂れだが、現代で７０歳はざらにいる。でも日本人男性の平均寿命は７９歳台。出来れば何とかその年齢まで到達したいものだ。

　さて、この冬は特に厳しいと感じた。仙台では７８年ぶりの大雪が降り、その後も再び大雪となった。寒さが厳しかったせいか、体調の優れない日が多く、走れない日が続いた。長く厳しかったこの冬。重苦しい季節を投影し、私のブログも暗い話題が多かったと思う。それでも何とか一冬ブログネタに困ることはなかった。写真の蓄えなどがあったせいだが、次の冬は苦労しそうな気がする。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　土曜、日曜と週末は墓参りに行った。土曜日は自転車と電車で私の父母の墓参り。墓地は市の北部にあり、所々に前日降った雪が残っていた。墓前に供えたばかりの牡丹餅を妻とその場で食べ、お茶を飲んだ。墓前に供物を置いたままにするのは禁止されているためだ。

　日曜日は妻の父母の墓参り。墓地は市の東部海岸近くにあり、３年前の大震災でも津波が押し寄せている。墓は倒壊し傷ついたものの、幸いにして流されることはなかった。自転車で片道１５ｋｍほどかかる。帰路は西風に苦しんだ。途中妻の実家に立ち寄る。義兄、義姉ともがんで入院していた時期があったが、２人とも元気で安心した。






　夕方は大相撲観戦。大関の鶴竜は千秋楽のこの日も勝って初優勝を決めた。これで来場所は横綱だ。３人の横綱が全員モンゴル出身なのが気になるが、これも実力の世界であれば致し方ないこと。稀勢の里がこれまで何度か優勝しながら、いつも綱取りに失敗しているのに比べ、ワンチャンスを物にした鶴竜は立派の一語。今場所は体重を７ｋｇ増やし、取り口も相当研究していた。他の大関に比べて精神力も強そうだし、異国の地で戦う彼らは本当に偉いと思う。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　さて、７０歳になっての楽しみがある。先ずバスと地下鉄に乗れるカードがこれまでの１０分の１の料金で買えること。最大年間に２４枚まで買えるそうだが、私は８枚にする積り。４千円で４万円分乗れ、これで十分のはず。これからも歩き、走り、自転車に乗り、なるべく乗り物のお世話にならないよう気をつける積り。脚が弱れば体全体が弱るからだ。

　さらに今日からは医療費の負担３割から２割になる。これも有難い。さらに４月から１年間は１割負担となる。これは東日本大震災による被災地の特例で、先日その保険証が届いた。だから気になっていた眼科と歯科は、４月以降に行こうと思う。我家は被災の認定を受けておらず、この恩恵を受けるのは初めて。有難く感謝し、有効に利用させてもらおうと思っている。






　今日は古稀の記念に走る予定。コースは我が家を出て、最寄りの郵便局、区役所、仙台駅、中心街から山道を通って帰宅するもの。恐らく１５ｋｍ程度だろうが、正確な距離はまだ測っていない。郵便局で料金を振り込み、区役所で交通パスを入手し、駅構内で楽天のチケットを買い、市街地で銀行の通帳に記帳するのが主目的。それを全部走りながらこなすのが今日のランニング。まさに一石二鳥、いや三鳥かも知れない。



　　　　　　　　　　　　　　　　


　私の父は苦労の末、４０歳で死んだ。それに比べれば私はずいぶん長生きをした。果たしてこれから何年生きられるかは分からないが、出来るだけ健康に留意し残りの人生を楽しませてもらおうと思う。ランナーなので、ランニングにも最後まで拘りたいし、ブロガーなのでこれからもより良いブログを書こうと思う。家庭菜園、楽天の応援、登山、ウォーキング、博物館や美術館での観覧。その他楽しいことが幾らでもあるのが嬉しい。

　そして、最後は悔いのないように人生を閉じたい。きっとこれからは、終焉の日をどう迎えるかの準備になるだろう。天に恥じない生き方が、果たしてこれからの私に出来るだろうか。永遠のテーマについて考えながら、今日はのんびり走って来ようと思う。最後に、このブログを訪れてくださる皆様に、心から感謝したい。そして、これからもどうぞよろしくお願いしますね。