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マックス爺のエッセイ風日記

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2014.04.09
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カテゴリ:生活雑記
 前日公園を走った時は、デジカメを持って行かなかった。岩手のブログ友ニッパさんによれば、岩手ではもうカタクリが咲き出したそうだ。雪深い岩手で咲いたのなら、仙台でも咲いてるはず。そう確信してランニングコースを外れ、林の中に入って見た。んんん? 木の根元に小さな紫色の花が見えた。やっぱりここの小群落でも咲き出していたのだ。

 その日の夕方のニュースで、仙台でもソメイヨシノが咲き出し、開花宣言が出たことを知った。気象台の標本木が5輪ほどの花を開いたのだ。このところ暖かい日が続いていた仙台。いつもの年より、少し咲き出すのが早い感じ。昨日もまた朝は結構冷え込んだ。春先に多い、放射冷却現象だ。よ~し、今日はデジカメを持って公園に行こう。何だか疲れが残っていて走れそうもないが、こんな時は無理しないで散歩すれば良いのだ。

 途中のA公園で、白い花が咲いているのが見えた。コブシの花だ。思わずシャッター切ったが、写っていた花は僅か。これでは絵にならない。そう思って画像を消した。向かうのはM公園。いつもはある住宅の敷地を通るのだが、お花見の期間は通路が閉鎖される。もう既に閉じられている可能性があるため、少し遠回りし階段を登った。公園内の坂道の先に、車が数台駐車している。きっと桜の開花状態を確認しに来た人達だろう。



四季桜1.jpg 


四季桜2.jpg


 最初に見たのが四季桜。10月末から12月まで咲いているこの花が、春になると再び一早く咲き出すのだ。さほど豪華ではないが、ソメイヨシノに先駆けて咲くこの花を見ると、思わず「ご苦労様」と労いたくなる。年に最低2回は通行人を楽しませてくれるこの小さな木。そこから少し先の林へ向かうとすっかり葉を落とした広葉樹の根元に、カタクリの小さな群落がある。



カタクリ1.jpg


 ブナやナラなどの大木が葉を落とし、光が差し込む今の時期しかカタクリは咲かない。種が落ちて発芽してから花を開かせるまでに確か7年かかると聞いた。これだけ大勢の人が訪れる公園の片隅に、まだ生き残っているのはあまり気づかれてないためだろうか。ここでカタクリを観てから18年目になるが、群落の広さにさほど変化はないようだ。まだ小さな葉を踏まないよう、用心してカタクリに近づく。


カタクリ3.jpg



カタクリ4.jpg



カタクリ6たて.jpg



カタクリ2.jpg



カタクリ5.jpg


 この小さな春の使者を撮るのはなかなか難しい。クリスマスローズ同様、うつむいて咲くためだ。小さなカタクリはさらに地面に近く、カメラを差し込んで勘だけでシャッターを押す。最後の2枚は下から上に向かって花を撮ったために、周囲の林までが写り込んでいるが、群落の状態が分かってちょうど良い。次に咲いているソメイヨシノを探しに行く。紅白の梅が見える。枝垂れ桜は、まだピンクの蕾のままだ。


ソメイヨシノ1.jpg


ソメイヨシノ2.jpg


 南向きの枝の先端部分が咲き出している桜の大木。その日の夕方、仙台市内の神社でコヒガンザクラが満開とのニュースを聞いた。私が訪ねたこの公園には30種類もの桜があるが、まだ満開とは言えないこの花は、きっとソメイヨシノのはずだ。


ソメイヨシノ3.jpg


ソメイヨシノ4.jpg


 こちらは直立した桜の若木。姿はケイオウザクラに似ているが、多分これもソメイヨシノのはず。品種の名札がついていれば一目瞭然なのだが、残念ながらこの公園では樹木の名札はほとんど見かけない。だが、お花見の準備だけは進んでいた。ゴミ置き場や臨時の仮設トイレが既に何箇所かに設けられていたのだ。

 間もなくここは大勢の花見客が訪れる。わが走友会の花見は4月下旬。その頃はピンク色の八重桜が満開できれい。種類の多いこの公園の花見期間はとても長い。私が冬の間中ずっと走っていたこの公園は、お花見の名所として結構名が知れ渡っている。


コブシ1.jpg


 帰途、再びA公園を通る。今度は園内の違う道。前方に白い花が見えた。純白の良く目立つこの花はコブシ。思わずカメラを向ける。先ほどよりはかなりマシ。その先に、一際高いコブシの木。おお、あれは見事だ。


コブシ2.jpg



コブシ3.jpg


 こうしてこの日もたくさんの花を撮った。これではなかなか他のテーマに移れないなあ。そう嘆きつつ、まんざらでもない私なのである。春は花の季節。これからも当分花を追いかける日が続きそうだ。





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Last updated  2014.04.09 08:52:41
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