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マックス爺のエッセイ風日記

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2014.05.11
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カテゴリ:写真
≪ 名残桜編ー3 ≫

 細長い日本列島では、桜前線が何ヶ月かかかって北上する。沖縄の桜はピンクの色が濃い、台湾原産の緋寒桜(彼岸桜と音が似ているため最近では「寒緋桜」と呼ばれる)。これは早いものは前年の暮れ辺りから咲き出し、沖縄本島北部の八重岳では1月半ばから「さくら祭」が始まる。

 本州はもちろんソメイヨシノが中心だが、なぜか東京近辺が一番早く咲き出す。そして北海道では今が桜の時期。道南ではソメイヨシノが中心で、道央ではエゾヤマザクラ、そして道東ではチシマザクラが中心みたいだ。

 さて、4月末に近所の公園で撮った桜も今日が最終回。八重桜が中心だが、ほとんど名札がついてないため、正確な種類は分からない。でも、今年最後の桜をぜひ楽しんでほしい。



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 上と下の桜は、多分「松月」だったと思う。


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      山桜 散るや小川の 水車   智月



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      命二ツの 中に咲きたる 桜哉*   芭蕉    *かな


 20年ぶりに異国の地で故郷の知人に遭った時の句。旅先でふと桜を見れば、なんとその先に懐かしい故郷の知人が立っているではないか。これは夢、それとも幻だろうか。

 旅を続け、旅の途中に死んだ芭蕉にとっては、きっと桜の花も人生や運命を強く意識する対象だったのだろう。

          
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 < 今日のおまけ >


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 今日のおまけは御衣黄桜(ぎょいこうさくら)。走友会のお花見の際、米国人の青年マックスさんにこの花をみせたら驚いていた。それもそのはず。普通は白やピンクの桜が、緑色をしているのだから。

 御衣黄は江戸時代に京都の仁和寺で栽培されたのが初めのようだ。私がこの桜と最初に出会ったのも仁和寺だった。鬱金(ウコン)桜よりもさらに葉緑体の量が多いため緑色が濃い。ただし、植えられた時期や場所によって花の大きさや色合いに大きな差があるようだ。

 花弁は10~15枚程度の八重咲きで、開花はソメイヨシノより2週間ほど遅い。これも鬱金桜同様、昔から「黄桜」と呼ばれていたようだ。10日ほど後に再訪したが、鬱金桜がピンク色に変色していたにも関わらず、この御衣黄桜は緑色のままで、ほとんど変化してなかった。<完>





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Last updated  2014.05.11 05:39:37
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