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マックス爺のエッセイ風日記

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2014.05.16
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カテゴリ:健康
≪ 迷い ≫

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 体調が思わしくないと、ランニングへの関心も薄れてしまう。最近読んでるランナーのブログは、盛りを過ぎた方のが多い。その方が私の心に無理なく響くのだ。だから昨年までチェックしていた連休中の超長距離レースは、観る気にならなかった。今は色んな方のブログで全国の風景を観るのが、何よりの慰めだ。


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 5月7日水曜日。朝食を摂らずに消化器が専門のK内科へ行く。3年前まではここで高血圧の治療を受けていたが、不整脈が見つかり循環器内科を紹介された。私はそのままM内科へ通い、さらにその後総合病院で不整脈の手術を2回受けていた。しかし、私の思惑と違って、この日は胃カメラの予約とそのための血液検査をしただけだった。どうやら肝炎の有無を調べるもののようだ。


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 診察室へ入るとドクターは看護師へ話した私の体調に関するメモを読み、「どうしたんだろうね」とつぶやいた。一体自分の体に何が起こったのか、知りたいのは私の方だ。だが、ドクターが私のことを覚えてくれていたのが嬉しかった。この病院が開院した時は大繁盛で、彼はとても横柄だった。だが、私は全く動ずることもなく、正々堂々と対応した。そして時々ウルトラマラソンの話をするうちに、彼も徐々に私の気質が分かって来たのだと思う。


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 病院においての医者は絶対的な存在で、患者はそれに黙って服従する立場なのだろう。だが、それ以前に人間対人間だと私は思っていた。そんな信頼関係が築けなければ、これからの老後、ホームドクターになどなれっこない。私は若い頃大学病院に勤め、医学図書館にも2か所で勤め、医者の姿をごく間近に観ていた。そして偉いドクターほど謙虚であることを知っていた。だから偉ぶるのは、大した人物ではない。それが私の持論だ。空腹に苦しみながら、帰りも自宅まで歩いた。


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 5月9日金曜日。私はバスに乗って市の中心街へ向かった。「仙台国際ハーフ」の受付をするためだ。一番町で降り、青葉通りを歩いた。ここはマラソンコースの一部。今の体調でどう走るか、コースを見ながら考える。昨年はコースも試走出来たし、それなりに練習もした。だが今年は絶不調。大町頭から大橋を渡り、川内に向かう。元気なら楽しいレースだが、これだけ体調に不安を抱えてスタートラインに立つのは無理ではないか。


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 仲の瀬橋を渡って西公園に出る。ここは6km地点の手前で登り坂が苦しいところ。橋のたもとに山藤の花が咲いていた。西公園の中を通って定禅寺通りに出る。ケヤキが葉を茂らせて薄暗い。ここは熱狂した市民の応援が凄いところ。緑地帯では「すずめ踊り」の応援もある。

 ここを直進すると最初の折り返し点。そこが7.7km地点で最初の関門だ。もしこの体調でレースに出ても、この関門で捕まるのが関の山。わずか7.7kmでリタイヤする無様なレースはしたくない。


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 選手受付は市役所の2階。挨拶してくれるスタッフの姿が眩しい。指定の場所で「宣誓書」と引き換えに、ゼッケンナンバーとプログラムを受け取る。「頑張ってください!」の声に「頑張ります!」と返事。だが、スタッフは私の心中を知る由もない。次に市民広場で参加賞を受け取る。


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 今年の参加賞は珍しく紺のTシャツだった。明後日はこのシャツにゼッケンをつけて走れるだろうか。もしそれが出来れば奇跡だろう。受け取った袋の中に、楽天の試合の招待券があった。これは私にとっては何より嬉しいプレゼント。もしレースに出られないとしても、楽天の試合は何とか観たい。ただ今の私と同様、マー君が抜けた今年の東北楽天は不調続きなのだが。<続く>





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Last updated  2014.05.16 05:15:34
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