2941092 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2014.05.17
XML
カテゴリ:健康
≪ 判断と診断 ≫

チューリップ2.jpg

 5月10日土曜日。元からあった膝の痛みに加えて、右の股関節に痛みが出た。前日青葉通り、川内、定禅寺通りのコース沿いなど5kmほど歩いただけでこんな痛みが出るようでは、とてもハーフを走るどころではない。無理をすればさらに重症化するだけ。そう判断してレースには出ないことを決めた。所属走友会の事務局を務めるKさんにメールで事情を説明し、月末の「みちのくラン」の懇親会にも出ないことを連絡した。

 それにしてもなぜ股関節まで痛くなったのだろう。そう思いながら山の上の農協直売店まで米を買いに行った。10kgの米をリュックに入れ、痛みを堪えながら歩く。これは今出来るトレーニングだ。コタツ布団をしまい、コタツを2個重ねて机のような形にし、パソコンを載せた。コタツで胡坐をかいている姿勢が股関節に良くないと考え、椅子に座る方式に変えてみたのだ。その夜、妻に翌日のレースには出ないことを告げる。


                仙台プログラム.jpg  

 5月11日日曜日。「仙台国際ハーフマラソン」の当日だ。本来なら朝早くから陸上競技場へ向かうところだが、いつもと変わらない朝になった。大勢の仲間が走るレース。これまでも何度かコース脇で応援した。それが参加条件が緩和され、昨年初めて生まれ故郷の街中を走ることが出来たのだ。体調が良くない中、良く完走出来たと思う。だが、今年はさらに体調が悪化した。仲間には申し訳ないが、とても応援に行く心境にはなれなかった。


25定禅寺7.jpg

 ハーフマラソンの結果はニュースで聞いた。午後から近所のスーパーなどへ買い物に行く。この日は「母の日」。妻へはミニバラを2鉢。そして自分へは安物の焼酎。重さ4kgの焼酎をリュックに入れて家まで歩く。これが今私が出来るレース。悲しくはない。悔しくもない。ただ、若干淋しさはある。これは昨年から散々味わって来た気持ち。否、東日本大震災の年に発症した不整脈で、100kmレースの完走が無理になって以来の鬱屈した感情だ。


            眼科4手術室.jpg

 5月13日火曜日。2km先の眼科へ歩いて行く。1カ月間目薬を差したせいか、物の二重視が改善されたようだ。これは本来緑内障対策で眼圧を下げるためのものだが、乱視にも効果が出るのか不思議だ。視力検査は前回と変わらなかったが、眼圧はかなり落ちていた。若いドクターにどこまで眼圧を下げるのか尋ねたら、「このままずっと目薬は使い続ける必要があります」との返事。私が聞きたかった答えではなかった。隣の薬局で同じ目薬をもらって帰った。


内科2.jpg

 5月14日水曜日。朝の3時過ぎに起床し、いつも通りブログを更新。この日はK内科で胃カメラを飲む日。朝食は摂れず、水も飲んで良いのは2杯まで。空腹でふらつきながらも、予約した10時半に歩いて病院へ。先ず看護師から検査の注意を受けた。その後検査室に入って胃をきれいにする薬を飲み、次に麻酔溶液を口に含んだ。さらに腕には精神安定剤の注射。これで準備は完了し、ドクターが入って来た。


            内科3.jpg

 「では始めます」。その声と同時に、口の中にケーブルが入って来た。そのまま食道から胃へ。覚悟はしていた積りだが苦しい。思わずゲップが出る。「苦しくてもゲップは出さないように。胃の形が崩れるので」。そうは言われても、違和感があるからゲップも出るのだ。「姿勢を変えてください」。いつの間にか体が堅くよじれてしまったようだ。こうして画面で自分の胃を見ながらの戦いは終わった。

 ベッドに移動し、1時間の休憩。これは安定剤を注射したため。その間看護師の許可をもらって検査室内のトイレに駆け込む。さらに待合室へ移動後もトイレへ。きっと薬を飲み、胃カメラを入れたせいで胃腸が刺激されたのだろう。


自分の胃.jpg

 ドクターに名前を呼ばれ、診察室へ入る。「分かったよ。逆流性食道炎だ」。彼は診断結果を言った。胃は全くきれいな状態だったようだ。病気の特徴や注意事項を書いたパンフレットをもらう。「良く効く薬を2週間分出しておくね」とドクター。「さっきは相当体を堅くしてたね」。それはそうだ。どんな結末になるか、私は強い違和感と共に、不安とも戦っていたのだ。ピロリ菌の有無を調べるための血液検査。

 「そうか、70歳になったんだね」。ドクターがカルテを見ながら私に言った。ピロリ菌の有無が判明するのは5日後。来週の月曜日だ。昨年来、みぞおちの付近に重苦しい感じがあったのは、「逆流性食道炎」のせいだったのだろうか。だが、息苦しさや動悸の原因は別にあるはず。

 老化とは実に色んな症状をもたらすものだ。それが実感。こうして自分も一人前の老人になって行くのだろう。多分レースに出られるのは今年が最後。そんな風に感じた私だった。<「写真編」に続く>





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.05.17 05:30:31
コメント(20) | コメントを書く
[健康] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.
X