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マックス爺のエッセイ風日記

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2014.05.29
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カテゴリ:旅、温泉
登山5一本杉.jpg

 コースの名前になった「一本杉」は、登り出してから1時間ほどのところにあった。天然の杉だ。樹齢は300年ほどだろうか。ここでも小休止。私は暑くなったので、厚めの長袖シャツを脱ぎ、水を飲んだ。


          登山7ガイドさん親子.jpg

 これは私達1班を引率した若い山岳ガイドの親子。もちろん奥様は個人で登る形を取っている。「背負い子」に座って眠っているのは1歳5カ月の子供。その子を含めて、背負う重量は18kgになる由。この先、大きな岩を跨ぐ場所があるのだが、若い奥様は頑張って登ったようだ。それもこれも、夫と一緒にさらに厳しい山を登るためのトレーニングらしい。まあ大変な努力だ。


登山10自分.jpg

 こちらは休憩中の私。暑がりの私は、既に帽子を脱いでリュックに入れてある。少しでも汗をかかないためだ。5分くらいの休憩の後、隊列が動き出す。6合目ほどまで来ると、急に周囲の空気がひんやりし出した。ここだけが涼しい理由は分からないそうだ。山では、時々こんな不思議なことが起きるものだ。


            登山13妻.jpg

 これは8合目付近で休憩中の妻。彼女は案外元気で、終始ガイドさんに着いて登っていた。そして同行の仲間と話す声が、時々後の私まで届いていた。


登山14ダケカンバとブナ.jpg

   
 周囲はこんな感じで、ブナやダケカンバの林が広がっている。高度があるせいか、まだ芽吹いたばかりのようだ。


            登山15ダケカンバ.jpg

 これはダケカンバの白い肌。私はこんな写真を撮るのが好きだ。林に隠れて岩手山は見えないが、それも苦にならない。5分ほどの休憩後、再び登山が始まる。ここから少し行くと、岩場になった。大きな岩が連なり、とても歩き難い。苦労しながら跨ぎ、結構体力を使う。危険な岩場に神経をすり減らす。落ちたら大怪我は必定だが、そこにミネザクラが咲いていた。緑色の綿毛はミネヤナギ。どちらも風雪が厳しいためか、小さいままだ。


登山16頂上本宮神社.jpg

 12時30分。登り出してから2時間半もの苦行の末に、ようやく頂上に到達。ゴロゴロした岩の間に、本宮神社の祠が鎮座していた。風が強い。雨こそ降っていないものの、気温はかなり低そうだ。ガイドさんの指示に従い、風を避けられる場所に座って大休止。私は長袖シャツを着て、寒さから身を守った。遠くには早池峰山が霞の中に見えた。人間の目では見えるのに、シャッターを押しても写っていないのが残念。私は頂上で弁当を半分だけ食べた。


    登山18夫婦.jpg 

 下山する前に、私達の記念写真を撮った。後に見えるのは岩手山の勇姿。シャッターを押してくれたのは、人の良い添乗員さんだ。大自然の中に立つ感じで、何だかとても感激する思い。


          登山19頂上集合.jpg

 こちらは一緒に登ったツアー仲間。添乗員さんが会社のブログ用の写真を撮るのに便乗して、私も自分のブログ用の写真を撮らせてもらった。


登山22下山.jpg

 下山したのは「城内コース」。ここは長い下り坂が続いて、膝や脚にかなりの負担をかけた。傷めていた個所が痛む。両膝にサポーターをしていたのだが、あまり効果がなかったようだ。中高年の我々には、少しでも体が楽なようにポールが必要なのだろう。

 登りの高低差は580m。そして下りの高低差が750m。登りもきつかったが、岩場と粘土質の下りはもっときつかった。滑り易いためだ。それでも「ぬかるみ」がないだけマシ。当初4時間半の予定を4時間で縦走。降りた所にバスが待っていてくれた。私はようやく安心し、その車中で弁当の残りを食べた。


              旅8温泉.jpg

 バスが向かった先は「ユートランド姫神」。天然の温泉だ。ここで1時間の入浴タイムがあった。私は入浴前に、岩手山と、つい先程登ったばかりの姫神山の写真を撮った。


旅9露天風呂.jpg

 これは露天風呂。ここからも姫神山が少しだけ見えた。私はお湯の中で脚を擦り、痛みが治まることを祈った。まあ何とか無事に下山出来て良かった。帰路は案外スムースで、仙台には予定よりも1時間早く着いた。

 翌日、私の脚はさらに筋肉痛が酷くなっていた。だが、私が早朝ブログを書いている時に、玄関の扉が閉まる音が聞こえた。妻はいつも通りに走りに行ったようだ。そのことで私は、妻と体力が逆転したことに気づいたのだった。<完>

カメラ 明日からは「写真編」をお届する予定です。どうぞお楽しみに~!!バイバイスマイル





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Last updated  2014.05.29 05:58:41
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