テーマ:今日の健康状態は?(10608)
カテゴリ:健康
久しぶりに会った近所の少年が、すっかり大人びた顔になっていた。髪は長く、背も高くなっている。この間まで散々悪戯をしていた悪ガキが、もう中学生。昔、家の前でバスケットボールに興じていた別の少年は、今や若いパパになって同居し、会えば必ず挨拶してくれる。私達がここに家を建ててから17年。子供達が成長したのは、私達がそれだけ歳を取った証。その間にこの路地から去って行った家も3軒ある。 クリスマスの日に手術をすると書かれていた岩手のブログ友ニッパさんの手術が無事終わったようだ。昨夜彼のブログを訪れたら、12日ぶりに更新されていた。腫瘍は小さいのが1個と大きいのが1個あった由。術後の経過も良く、無事退院して帰宅されたようだ。良かった良かった。お会いしたことはなくネット上の付き合いだが、こんな嬉しいことはない。一時は不安に包まれていた彼だが、良いドクターに巡り合えて良かったね、ニッパさん。 この1年、私達の周囲でも大きな変化があった。初夏の頃に妻の姉がレビー小体型の認知症であることが判明した。外出も料理も出来なくなった義姉に代わって義兄が家事をこなし、妻も時々訪れて手伝っている。晩秋には妻の兄が骨髄腫瘍で入院した。感染症を持ち込ませないため、面会は義姉に限られている。兄姉の病気が判明して以来妻の様子が変わり、前よりも少し優しくなった気がする。 私の兄は30年以上診てもらっていた病院から治療を断られた由。ケアマネージャーから紹介された町医者は高齢で最近の医学情報を知らず、病状に合わない薬を出されて体調を崩したようだ。ベッドに伏せた兄は、かなり弱々しく見えた。36歳の時に脳出血で倒れた後も2度発作を起こしながら、75歳まで生き長らえて来た彼。義姉の苦労は並大抵ではなかったはずだ。その義姉から墓と仏壇について相談があった。 兄の子供は2人とも女の子で嫁いでいるため、墓と仏壇を守る人がいないのだ。それで私に話があった訳だが、我が家も長女は四国に嫁ぎ、2人の息子は未だに独身。そのうち墓や仏壇を守る人が絶えるのは目に見えている。近所では新しい家が建つ一方で、荒れ果てた家も目立つ。誰も住まないまま放置されているのだ。少子化、高齢化がもたらす影響はかなり大きい。そして正職員になれない低所得の若者も相当数いるはずだ。 昨日M公園内を走っていたら、声をかけてくれたランナーがいた。良く顔を見るとGさん。彼は定年後県の試験を受けて採用され、I市に出向して災害関係の仕事に就いている由。前の職場で勤務を延長することも可能だったが、敢えて違う世界に飛び出たと彼。現在の仕事は厳しいけれど、とても充実しているようだ。偶然にも高校は私の10年後輩であることも分かった。彼の頑張りを聞いてとても嬉しく、久しぶりに明るい気持ちになった私だった。 この1年私の体調は安定せず、一時は生命の危機を感じた時期もあった。あまりの息苦しさにランニングも思うように出来なかった。極力食事の量を減らして体重が増えないように注意しているが、それもなかなか厳しいのが現状だ。走友達の活躍を見聞きしても、刺激にはならなくなった。それでもブログや家庭菜園や旅行や映画鑑賞など、他の趣味に助けられている。そのブログ仲間にも、高齢化の波は静かに押し寄せているのだろう。 年賀状は数日前に出した。宛名を書きながら、私は現役時代のことを思い出していた。31年間の転勤暮らしは実に厳しいものだった。若くして亡くなった後輩や定年後に亡くなった先輩や同輩の顔が浮かんだ。高校の同級生達の顔は、今も学生当時のままだ。ベランダの掃除とどぶ掃除を終えた。残りは窓ガラスの掃除だけ。昨夜は町内会の夜廻りに出た。雪がちらつく寒い夜だった。今朝は自室を掃除する予定。今年も後5日。こうしてまだ生かされていることに感謝したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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