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マックス爺のエッセイ風日記

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2015.01.02
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カテゴリ:生活雑記
鏡餅.jpg

 元旦の起床は5時過ぎ。大晦日は除夜の鐘を聞いてから寝たので、睡眠時間は5時間ほど。それでも起きて、いつも通りブログを更新。7時過ぎには1階の居間に降り、妻と新年の挨拶。シャッターを開け、妻がようやく書き上げた年賀状を持って近所のポストへ。道路は前夜の雨と雪がガチガチに凍って、アイスバーン状態だ。危ない危ない。そうそう仙台の初日の出は予め準備した写真のとさほど変わりはなく、美しい新年の夜明けだったよ♪晴れスマイル


花.jpg

 夜更かしした次男も、案外早く起き出して台所を手伝っていた。その間に私は次男が前夜飲んだ缶ビールの缶やペットボトルなどを始末し、生ごみを堆肥作りのコンポスト容器に捨てた。新聞屋さんがいつもより遅い時間の新聞を届けてくれた。大きなビニール袋に入った分厚い新聞。中を開いたら、「初売り」の広告がたくさん入っていた。


お節0.jpg

 丸テーブルの上に、手作りのお節料理が並ぶ。刺身は次男が切って盛り合せてくれたもの。年末の30日の夜は彼が「寄せ鍋」を作り、大晦日の夕食は彼が「すき焼き」を作ってくれた。銀座の料理店で勤務したことのある次男は、料理のセンスが良い。全部揃うのを待ち兼ね、一人日本酒を冷やで飲み始めた私だった。


お節1.jpg

 鏡餅も花もそうだが、我が家の正月は意外と質素。年金は減る一方のため、将来に向けて妻は無駄遣いを極力避けている。刺身などは妻と次男が年末に選んだもの。私も一日だけ妻の買い物に付き合ったっけ。それに一年の初めである元旦から洗濯機を使い、気温が上がった後に洗濯ものと布団を私が干した。


お節5.jpg

 ともあれ、私、妻、帰省した次男の3人で新年の乾杯。東京の長男は元旦の今日も仕事。高松の長女一家は、ようやく夫君が単身赴任先から帰って、一家で新年を迎えたようだ。次男は初めてボーナスを支給された由。それは嬉しい話だが、将来に向けて貯金しておくよう私が諭すと、「それはちゃんと考えているようだよ」と妻。のんびり屋の次男も、少し変わって来たかと年老いた父は感慨に耽る。


シーサー3.jpg

 お正月は良いもんじゃ
 油のような酒飲んで
 木っ端(こっぱ)のような餅食って
 雪のような飯(まま)食って
 これでもとっさん正月か


シーサー1.jpg

 これは日本のわらべ歌。昔の庶民は貧しくて酒などはなかなか飲めず、餅や白いご飯を食べられるのは正月くらいなものだった。それ以外の日は、芋や野菜が主食だったのだろう。今は日本も豊かになり、飽食の時代になった。きっと若い人達はこんな歌を知らないだろうし、飢えた時代があったことすら知らないと思う。


シーサー4.jpg

 だが第二次世界大戦のさ中に生まれ、戦後の食糧難の時代に少年期を過ごした私は、強烈な飢餓を何度も体験している。食べたくても食べるものが無かったあの頃。小学校の貧しい給食が、大変なご馳走だった。進駐軍が提供してくれた脱脂粉乳すら、私は美味しく感じたものだ。あの給食が無ければ、私達は栄養失調に陥っていたに違いない。


シーサー2.jpg

 その経験があるからこそ、私はどんなことにも感謝することが出来る。暖かいねぐらがあり、食べ物があり、家族があることを有難く思わないとね。油のような酒も飲んだ。雪のようなままは食べなかったが、木っ端のような餅は1個だけ食べ、妻が作った我が家のお節料理を結構食べた。お礼の気持ちを籠めて、食後の食器は全部私が洗った。


白菜.jpg

 昼食代わりに食べたのは小さなバナナ1本、ミカン1個、そしてかき揚げなど。そして酔いが醒めるのを待って、近くの公園まで走りに行った。道路はかなり融け出したが、まだ凍っている個所もある。ほとんど人のいない公園を、一人黙々と走る。最初は苦しかった胸が、次第に楽に感じられるようになる。今年も元気に走れたら嬉しいが、体の衰えは誰よりも自分自身が良く知っている。走った距離は11km。今はこれがせいぜいの私だ。

 元旦のこの日観たのは、ニューイヤー駅伝やグレートレース、それに正月恒例のお笑い番組をちょっとと、東京の街の歴史を訪ねる旅など。本も少しだけ読み始めた。当初は4日に帰ると言っていた次男が、3日には東京に戻るらしい。どうやら老親のいる家は退屈なようだ。そうか。若者には、こんな静かな日常は飽きてしまうのだろう。

 私の同級生達は、今年7回目の歳男を迎え72歳になる。だが3月生まれの私は、人よりも1年近く遅れてようやく71歳。さて、今年は自分にとってどんな年になるのだろう。先ずは健康第一。健康でないと全ては始まらないものね。今日はまだ読んでなかった年賀状を、早速読んでみよう。大笑い





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Last updated  2015.01.02 06:39:57
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