カテゴリ:旅、温泉
<沖縄の工芸品>
あまり寒々しい写真ばかりが続くのもなんなので、時々別のテーマも入れようかと思う。昨年旅行した時に撮った写真が、まだたくさん紹介しないまま埋もれているので、それらの中からアットランダムに紹介することにしよう。今回は昨年10月に参加した「久米島マラソン」で沖縄へ行った際の写真。トップバッターは工芸品にしたので、楽しんでほしい。 久米島のホテルの売店にあったシーサーです。シーサー(獅子)は沖縄では守り神になっており、屋根の上や門柱の上などに置かれています。これはとても愛嬌がありますね。 左は久米島のホテルにあったもの。右は那覇の街中で出会ったシーサー。 左は那覇の国際通りを守るシーサー。右は国際通りの土産物店にあったもの。最近の作品は表情が豊かですね。 上とこれは那覇空港の売店にあった小さなシーサーです。 上とこちらは国際通りの土産品店で見かけたシーサー。やはり質感が違いますね。 工芸品としての琉球ガラスは戦後間もなく、島に駐留する米軍のコーラの瓶を溶かして作られたのが最初です。最近では質が高い作品が各地のガラス工芸工場で作られるようになりました。とても美しい色の琉球ガラスは、NAHAマラソンの完走メダルにも採用されています。 上と同様に久米島のホテルにありました。 以下は国際通り、及び那覇空港の売店で見かけたものです。 昔は単純な色しか出せなかったのが、今ではこんな深みのある色の作品が増えています。 微妙な色が良いですねえ。 透明感があって良いなあ。沖縄の美しい海の色を思い出しますね。 鮮やかな赤も素敵です。 那覇市の奥武山公園では、前日まで産業祭が開催されていたようです。この日(10月27日)は片づけている途中の焼き物を撮らせてもらいました。 那覇市の国際通りの真ん中辺りに平和通りの市場があります。そこを抜けてひめゆり通りへ行く角に壷屋地区があります。沖縄の焼き物はここで生産される壷屋焼きから始まっています。最近では沖縄本島中部の読谷村周辺に窯を開く陶芸家(業者)が増えているようです。 沖縄の焼き物は本来生活用品が中心でした。だから分厚くて丈夫な陶器が大量に作られたのです。魚のモチーフは、人間国宝だった故金城次郎氏が使い始めてから広まりました。 これは抱瓶(だちびん)と言います。本来は農民が腰にぶら下げて農作業中に水を飲むための水筒でした。腰にフィットするようカーブしています。実用品だったものが、今では工芸品です。 「だちびん」の裏側です。裏側にまでデザインがあるのは珍しいですね。モクマオウ(木麻黄)の葉っぱをデザインしたようです。こうして見ると、カーブしてるのが良く分かりますね。 那覇空港で見かけた織物です。沖縄の織物にはミンサー織や花織などがあります。素材は木綿では久米絣(かすり)が有名で、夏涼しい芭蕉布は高級品で、無形文化財に指定されています。染色で有名なのは紅型(びんがた)。これは琉球王朝の王族が着用したものです。写真の織物は観光土産用のものと思われます。 那覇空港内で見かけた装飾品です。いかにも南国らしいデザインが目を引きます。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[旅、温泉] カテゴリの最新記事
|
|