カテゴリ:文化論
<大阪・国立民族学博物館>
国立民族学博物館の展示物紹介も、今日が最終回になりました。一昨年の11月に「神戸マラソン」を走った前日、16年ぶりに訪れたこの博物館は私の8番目の職場でもあったことから、とても懐かしく感じたものです。では早速館内を紹介しますね。今日は東ヨーロッパと日本展示コーナーの一部です。なお、常設展の展示物は原則的に撮影が許可されています。 東ヨーロッパ地区の展示品です。恐らくはオルガンの自動演奏機だと思われます。手でハンドルを回して堅紙の楽譜を読みこませ、穴を通った空気の振動で楽器を演奏する仕組みです。 楕円形の物に色んな模様が付いていますね。これはイースター(復活祭)の卵です。東欧諸国では、国によって描く模様が異なるみたいです。 ルーマニア北部のサプンツァ村の「陽気な墓」です。亡くなった方の生前のお気に入りの姿が墓に彫刻され、観光の名所になっています。 聖職者を担ぐ人々でしょうか。ちょっと不思議な雰囲気の人形です。 ギリシャ正教では「イコン」と呼ばれる聖画です。テーマは聖母マリアと受胎告知の天使でしょうか。 こちらも同様です。テーマはイエスキリストの磔(はりつけ)図。信徒が処刑されたキリストを見守っています。 こちらは聖職者の肩かけと思われます。中央に十字架の「盾」が見えます。 ここからは日本展示コーナーです。豪壮な太鼓台はお祭りの主役です。 この大天狗は、確か南九州の物だったと記憶しているのですが。 巨大なわら人形です。手ぶれを起こしてしまいましたが、面白い感じが出ています。 「牛角」云々の文字が見えます。果たしてどの地方のものだったか? 奇妙な表情の人形です。どことなく南方系の雰囲気が漂っていますね。 お面も衣装も伎楽由来のものでしょうね。恐らくルーツはシルクロードだと思われます。 以上で国立民族学博物館の展示物紹介を終わります。専門家でないため、正確な説明が出来なかったことをお詫びします。同館は大阪府吹田市の万博公園内にあります。機会があったら是非一度お訪ねくださいませ。<不定期に続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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