カテゴリ:俳句
ここ数日は言葉遊びを楽しんでいます。へぼ俳句作りです。何せ暇人なので一日中コタツに入り、ああでもない、こうでもないと頭をひねっています。これが全くお金がかからない遊び。そして、頭の体操になりますね。今日もそうして生まれた幾つかの俳句を紹介しますね。
夜の雪ただしんしんと夢包む 雪の夜や遠吠え二つ飲み込みし 仰ぎ見ん早や立春の朝ぼらけ 霜柱踏みて疑念を砕きけり 雪折れの椿に小さき蕾見ゆ 鵯の声ばかりして庭の雪 *ヒヨドリ ヒヨドリの飛び立つ影や冬の畑 梔子の倒れしままに冬の月 *くちなし 風止みて春まだ遠き老ひの坂 泡雪や青木の翳の頼りなき *かげ 名のみにて春烈風の中に在る 川流る春立ちしこと知らぬげに 冬と春せめぎ合ひして川流る 如月の真白き屋根に日の光 *きさらぎ=二月 シクラメン納骨いよよ迫り来し 立春やぽたりぽたりと雪の音 蘭咲きて部屋いっぱいに春の色 <作句の舞台裏> 最初の句は しんしんと未だ止まざる夜の雪↓ しんしんとただしんしんと夜の雪↓ 夜の雪ただしんしんと夢包む と変化し、 2番目の句は 雪の夜や闇に吠へたる犬二匹↓ 雪の夜遠吠への犬二匹して↓ 雪の夜や遠吠へ二つ飲み込みし と変わりました。 他の句も同様に、何度も推敲を重ねています。これもまた俳句の楽しみなのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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