カテゴリ:旅、温泉
ワシはアカタテハの赤兵衛じゃ。ワシが住んでるのは宮城県北部の町岩出山。今は合併して大崎市になっておる。ここに伊達政宗公が城を築かれたんじゃよ。今からざっと400年以上も前のことなんじゃがの。政宗公が仙台に移った後は、四男の宗泰公がここを治めることになった。そして城の麓のこの場所に第2代宗敏公の隠居所が造られ、仙台藩の茶道頭である清水道竿によって庭園が造られる。今日は国指定の史跡かつ名勝である、石州流の庭園を案内しよう。 庭園内の樹木は全部で482本。中には樹齢500年近い木もあるんじゃ。 敷地は全体で13,460平方メートルもあるが、その中で池の面積は約40%近くを占めるほど広いんじゃよ。 池の水は町内を流れる内川から取り入れておるんじゃ。そしてまた内川に戻るようになっておる。つまりいつも清らかな水が池に入っておると言う訳さ。ふぉっふぉっふぉ。 池に張り出した松が龍のようじゃろ。見事なもんじゃ。 庭園の一角には小さな社が鎮座しておる。その鳥居の向こうじゃよ。 覆屋の中にあるのが祠じゃよ。なかなか威厳があるのう。 この祠に奉納された絵馬じゃ。実に良い絵じゃのう。 左側が茶島。右が庭の出先じゃ。 出先から有備館の方向を観ると、こんな景色なんじゃよ。ふぉっふぉっふぉ。 出先の紅葉じゃ。赤いのはドウダンツツジかのう。 庭にはこんな置き石もあるんじゃよ。可愛いじゃろ? これは茶島(左)と鶴島(右)。池には4つの島があるんじゃ。 そしてこれは亀島を中心にした眺めじゃよ。きれいじゃのう。 庭の出先(左)と茶島の先端部分(右)じゃ。紅葉が池に写り込んでおるぞ。 兜(かぶと)島の松には藁が巻かれて、冬支度が始まっておるのう。 これは茶島と、そこへ渡る橋なんじゃよ。 酒造店の土蔵との境界には、こんな竹林もあるんじゃ。なかなかの風情じゃろ? これは池の一角に咲いておる寒咲きアヤメの仲間かのう。ワシらはイラクサしか食わんので、知らんのじゃよ。さて好評なようなので、明日もワシが有備館を案内しようの。ふぉっふぉっふぉ。 <続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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