カテゴリ:芸術論
宮城県美術館の一角に「佐藤忠良記念館」があります。2つの建物は続いていて、スムースに鑑賞することが可能です。 佐藤忠良(大正元年・1912年~平成23年・2011年)は宮城県大和町出身の彫刻家です。7歳の時父が死に、母の故郷である北海道へ渡り、そこで過ごしました。昭和9年(1934年)東京美術学校(現在の東京芸術大学)彫刻科入学、昭和35年(1960年)高村光太郎賞受賞。昭和41(1966年)年東京造形大学教授就任。なお、昭和40年代のドラマ『若者たち』などに出た女優の佐藤オリエは忠良の長女です。 記念館の入口にある小品。ガラス面に私の青いデジカメが写っています。 この記念館は宮城県美術館の一角に、平成2年(1990年)に建設されました。館内の作品は撮影が許可されておりません。でも展示場の外側にある作品や、建物の外に飾られている作品は、撮影が自由です。そこで私は出来る限りの作品を撮影することにしたのです。館外ではまだ雨が降っており、私は傘を差しながらの撮影でした。 帽子・夏 1972年 上記作品の一部 二歳 1972 上記作品の一部 道東の四季・夏 1977 上記作品の一部 若い女 1971 上記作品の一部 展示場の入口にあるレリーフ。恐らくは彼の作品だと思われます。 上記作品の一部 記念館の裏庭にあるこの作品も、彼の作のように思いました。 上記作品の一部 記念館の外庭にある作品で、作者は不明です。 これも外庭にある作品で、作者は不明です。 上記作品の一部 佐藤忠良の作品には気品と健康的な人体美が感じられて、私は大好きです。彼は文化勲章の受章候補にもなったようですが、「自分は一職人である」として、その都度受賞を断ったそうです。文字通り「忠」であり「良」でしたね。彼の人柄の良さが偲ばれる、微笑ましいエピソードです。なお、ウィキペディアの「佐藤忠良記念館」の項目は、まだ編集中なのが残念です。もし完成していれば、正式な作品名も分かるのですが。 明日は作者不明の彫刻群を紹介しますね。どうぞお楽しみに~!!<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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