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さて、大崎八幡宮の境内に集められた正月飾りは4m近い高さにまで積み上げられています。周囲の長さは約40m。これは日本一の規模とのことですよ。 夕方の4時30分。神官が祝詞(のりと)を読み上げて、いよいよ松焚祭(どんと祭)の始まりです。 実はバスを降りて最初に目にしたのは神社でも神官でもなく、裸詣りの一行でした。この日裸詣りを挙行したのは合計で110団体、延べ3200人に上ったそうです。 裸詣りをするのは男性だけとは限りません。勇気ある女性達も白装束に身を固めて黙々と歩いていました。 一行は手に持った鐘をカランカランと鳴らしながら歩いています。 この日の最高気温は5度でしたが、夕方には0度ほどまで下がっていました。 お参りする方も寒いでしょうが、観てる方まで寒くなりますね。 女性達も弱音を吐かず、凛とした姿でお参りしていますね。 大崎八幡宮付近の商店では裸詣りの装束を揃えてくれ、そのマネキン人形が立っています。 ようやく大崎八幡宮に到着です。石段の下では、裸詣りの人々が登る順番を待っています。 ここから長い石段。口には「含み紙」を咥え、穢れを払っています。提灯には灯りが点ります。 裸詣りのルートは一方通行で、団体がかち合わないようになっています。 その頃にはどんとに火がつけられ 担当の職員が厳重に火の管理をしています。 次々に裸詣りの団体が押し寄せています。 真剣な表情の女性達。神々しい姿です。 境内には入ったものの、祈願を受ける拝殿はまだこの先です。 拝殿の横で、静かに祈願の順番を待っています。おお寒そう!! 拝殿での参拝を終えると口から「含み紙」が外れ、少し寛いだ表情になります。そのまま帰途に就く団体もありますが・・ ほとんどの団体は「どんと」の火に当たってから帰ります。 この火に当たると1年間無病息災で過ごせると言われています。 中には冷えた背中を暖める人もいます。 でも裸で火に近づくと熱いみたいですよ。 2周3周して暖を取る団体もありました。まだまだ善男善女の列は続きます。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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