マックス爺のエッセイ風日記

　　

　「雪の松島を訪ねて」の連載中だが、重苦しい雰囲気が続くのも何なので、今日は「休憩」を取ろうかと思う。昨日は節分、そして今日は立春。暦の上でだけ春になったが、寒さの本番はこれからだ。１０日ほど前に、懸け布団を春秋用からようやく冬用に変えた。足が冷えて寒く感じるようになったからだ。

　窓ガラスが凍るような時期なので無理はない。自分で布団の襟元にバスタオルも縫い付けた。これで寒さを感じなくなったせいか、夜中にトイレに起きるのは１回で済み、朝までグッスリ眠れるようになった。最近はそのせいで寝坊し、ブログの更新が遅くなったりもしていたのだ。


　　　　　　　　　　　　　　

　ようやく「寒中見舞い」を出した。喪中でもあり年賀状は出さなかった今年の正月だが、やはりけじめは必要だろう。それに喪中葉書を下さった方にもお悔やみは言いたかったのだ。枚数はぐっと減って１４０枚ほど。一頃の３分の１以下だ。それでも最近は書くのが面倒になっていた。

　いただいた年賀状と喪中葉書を合わせて五十音順に並べ、それをＰＣ内の住所録と照らし合わせながら宛名を書いた。出してないのに年賀状をくれた人も何人かいたし、その逆も結構いた。この際なるべく実態に添うよう住所録を変更した。年々減る一方の枚数。淋しい話だが、それが人生の掟なのかも知れない。


　　

　寒中見舞いを出した翌日、一番最初の職場の先輩から電話が来た。最初の職場で出しているのは、その先輩だけになっていた。声は若々しかったが、やはり歳を取っていた。朝の散歩のことと、同僚が亡くなったことをそれぞれ５回ほど繰り返したのだ。きっと今話したばかりのことを忘れ、再び話すのだろう。若いと感じたのは声だけで、認知機能は衰えてしまったようだ。私は今でも彼が５０年前に着ていた背広や、彼の字の特徴を覚えているのだが。


　大学時代の友人からも電話があった。彼とは９番目の職場でも一緒になった。もう一人の同級生と、今でも硬式テニスをしているそうだ。同級生の名前を出し、近く会おうと言う話に落ち着いた。彼の海辺の別荘は東日本大震災で流された由。保険に入ってなかったため、２６００万円の資産を失ったと話していた。

　徳島のＩさんからも電話をもらった。こちらは５番目の職場の仲間。忙しい勤務の間に良く酒を飲み、酔い覚ましに麻雀をした悪友だ。当時の仲間の名前が幾つか上がった。皆元気なようで何よりだ。出来たら職場のあった海辺の道を、もう一度走ってみたいのだが。


　　　　　　　　　　　　　　　　　

　１月のウォークとランの合計は１２９ｋｍだった。当初は暖冬で体調も良く、順調に距離が延びたのだが、大雪が降って以降は運動の回数が減った。走った回数は１０回で、距離は９４ｋｍに止まった。それでも私は満足だった。後半は夜中に寝ていて、微小な動悸を感じたことが数度。厳しい寒さが血圧や脈拍に影響を与えたのかも知れない。

　先日国道沿いを走っていた姿を、大学時代の同級生が見ていた由。それで電話をくれたようだ。その同じコースを昨日も走った。寒さが腹に来て、途中でトイレに駆け込んだ。その後は至極快調。心なしかスピードが上がったような気がした。錯覚かも知れないが、走ったと言う実感があったのは久しぶりの出来ごとだった。


　　

　大阪国際女子マラソンで３３歳の福士加代子（ワコール）が優勝した。後半はぶっちぎりでのゴールだった由。リオオリンピック選考レースでの優勝、しかも日本陸連の標準記録を満たし、２時間２２分１７秒の優勝は立派。何せ２２分台の記録が出たのは１０年ぶりらしい。用心のため彼女は「名古屋国際女子」にも出場予定とのこと。こちらには有力選手が多数参加するらしい。私は大阪の優勝で十分選考基準を満たしたと思っているのだが。


　　　　　　　　　　　　

　２月１日からプロ野球のキャンプが始まった。わが東北楽天は今年も久米島でスタートを切った。ロッテから移籍したばかりの今江が自主トレで肉離れを起こし、２軍スタートとなったのが残念。新人のオコエは監督の前で良い所を見せようとしてガチガチのよう。今年も開幕投手は則本に決まった。これで４年連続の快挙だ。だが、「貯金」を作れないエースでは駄目。今年は少なくても上位に食い込んで欲しい。


　　

　そんな所に、清原逮捕のニュースが飛び込んで来た。覚せい剤所持の現行犯で、傍に注射器もあったそうだ。数年前に週刊誌に覚せい剤使用の記事が出、清原はそれを否定していた。だが彼の表情や服装は異常だった。美人で聡明な奥さんと別れた苦しみもあったのかも知れないが、かつてのスターの転落は無残だ。


　　　　　　　　　　　　

　ＰＬで相棒だった桑田は順調に巨人へ入団し、その後も成長し続けた。終盤は大リーグへも挑戦し、引退後は大学院に入ってコーチ学をも学んだ。一方の清原は風貌がやくざのように変わった。刺青もしていたようだ。何が彼を変えたのだろう。２人の人生はまるで明暗を見るように別れてしまった。


　　

　アメリカ大統領予備選挙が始まった。初戦のアイオワ州で、共和党は話題のトランプ氏が僅差で敗れたようだ。一方の民主党は僅差でクリントン女史が勝った。差はわずか０．２％だったとかで、最後は「コイントス」での決着になったそうだ。そこで口の悪い人がこう言った。「彼女は金の力で勝った」と。もちろんブラックユーモアだが、これから全米が選挙一色に染まる季節がやって来る。