カテゴリ:写真
<瑞巌寺の庫裏と大書院>
さて、ここからは瑞巌寺の建物に入ります。入場料は700円。国宝の本堂は本格的な修復工事中のため見学出来ず、庫裏(台所)と仮本堂として使用している大書院などが見学出来ます。 門越しに観る庫裏(くり)の姿。 今通って来た門を振り返ると、雪を被った杉並木が見えます。 門の裏面です。 庫裏の正面です。これは正面が13.8m、奥行きが23.6mもある台所です。大屋根の上には煙出しが載っています。本来は実用本位の建物ですが、政宗は建物に唐草や花肘木の彫刻を施すよう命じました。そこに政宗の美意識が垣間見られます。昭和34年(1959年)国宝に指定されています。 庫裏の玄関内に置かれていた藁靴。かつて使用されていたものでしょうか。ちょっと不思議です。 庫裏の内側に飾られていた餅花です。きっと小正月用のものでしょうね。 こちらはもう一つの餅花。白い壁と黒い木材の対比が美しいですね。 庫裏の天井です。この上に煙出しが載っています。昔はここで炊事したのでしょうが、今では台所としては使用されていません。 廊下と天井です。かなりの高さであることが分かります。 寺の中で僧侶は、沈黙を守る必要があります。これは修業時間の合図用の板でしょうか。 建物の中は暖房が無く、とても冷たいです。それもそのはず、戸が開いて雪の庭が見えます。 修業中の僧侶は冬でも素足です。私達は靴下を履いてますが、それでも足が冷えて来ます。 左は恐らく食事の合図用の板と思われます。右は住職用の駕籠(かご=乗り物)でしょうか。 またまた廊下の戸が開いていて、雪の庭が丸見え状態です。 新しい建物である大書院が見えます。これを現在は仮本堂として使用しています。(本堂は工事中) すべてこれまで使用されていた飾り金具です。瑞巌寺の華麗さが分かりますね。 左は大書院にあった太鼓。右は大書院の襖絵として描かれた羅漢図です。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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