テーマ:暮らしを楽しむ(387713)
カテゴリ:写真
国営みちのく杜の湖畔公園は仙台市の西隣、川崎町の釜房ダム湖の直ぐ傍にあります。先日そこで「かまくら」を見学した後、園内を散歩して見ました。ここは南地区の一角ですが、目の前には広い雪原が横たわっていました。 「ふるさと村」に向かうと、小さな小屋が見えて来ました。あれはもしかして、水車小屋かもね。 小屋の裏側はこんな感じです。さらに近づいて見ます。 木製の車輪が見えます。溝には水が流れておらず、今は動いていないようですね。 藁ぶきの屋根から氷柱(つらら)が垂れ下がっていますよ。 これは「長屋門」と呼ばれる建物で、現在は「ふるさと情報館」として使用されています。 元々は宮城県北部の田尻町(現在は大崎市)の農家にあったものです。建てられたのは江戸時代末期の19世紀後半なので、ゆうに150年は経っています。 長屋門の図面です。「にわ」は土間で、作業場として使用していました。「くら」は農業用の道具を保管する場所で、ここを「情報館」として再利用しています。 門の中央にある通路部分を裏側から見ると、こんな具合です。 門の裏側には、藁で作った大きな人形が立っていました。これは「鹿島様」で、かつては村境などに立てられ、災難や病気が入らないように守っていたのです。東北では秋田を中心にして、青森、岩手、福島の各県で見られ、茨城や千葉でも同じような風習がありました。またこれが立てられた場所には、「賽(さい)の神」や「道祖神」などの地名が付けられることがあったようです。 これは園内のトイレに設けられた休憩コーナーに飾られていたものです。 良く見ると、紅花のドライフラワーでした。かつて東北は紅花の産地で、特に山形産のものは船で上方に運ばれ、貴重な財源となっていました。ここ川崎町では土壌や気候が合わないのか、上手に栽培出来ないみたいですね。 ここにはこんな日傘も飾ってありました。トイレの一角にあった休憩コーナーはとても暖かく、私は椅子に座ってお握りを食べたのでした。 丘の上にある多目的ホールから、何やら賑やかな音が聞こえて来ます。早速行って見ましょうか。 やっていたのは「なまはげ和太鼓」の演奏でした。 恐らくは秋田県男鹿地方の郷土芸能でしょう。 しゃがむなまはげ。 太鼓を打つなまはげ。 身構えるなまはげ。 迫力ある演奏に圧倒されたのですが、私が撮影していた場所は立ち入り禁止だったようで、追い出されてしまいました。う~む、残念!! 園内になまはげのイラストがありましたので、代わりに載せておきましょう。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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