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マックス爺のエッセイ風日記

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2016.02.17
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カテゴリ:写真
<津軽の家>

 宮城県川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園の一角に、「ふるさと村」があります。東北の古民家が7棟、ここに移転されていました。先日は「長屋門」を紹介しましたが、今日からは各県の古民家を一軒ずつ紹介したいと思います。


 1-1津軽A.jpg 1-2.jpg

  津軽の家が見え出しました。もっと近づいて見ましょうか。


      1-3.jpg

 正面から見た津軽の家です。この建物は青森県弘前市のリンゴ農家のもので、19世紀半ばに建てられた「内馬屋式直屋」と呼ばれる家の形をしています。つまり真っ直ぐの棟で、その中に馬小屋があると言うことです。


        1津軽.jpg

 これが「津軽の家」の図面です。「まや」は厩(うまや)のこと。2か所に庇(ひさし)が出ていて、雪や雨の際の出入りを助けています。


  1-4.jpg

 建物を側面から見ています。萱葺(かやぶき)屋根で、壁の下部は雨や雪に耐えられるよう、板が張られてあります。


    1-5.jpg

      広くて大きな窓は、明かり取り用でしょうか。


             1-6.jpg

             窓に干されていたのは唐辛子でした。


 1-7.jpg

  土間の奥に竈(かまど)が見えました。


      1-7-2.jpg

     釜が藁製の容器に入っていました。これは温かく保つ工夫でしょうか。


  1-12.jpg

  囲炉裏の自在鉤(じざいかぎ)に突き刺された魚。煙でいぶされて燻製になります。


            1-13.jpg       

          藁つとに刺された魚は、食べ物の乏しい冬の貴重な蛋白源となります。


  1-11.jpg

 天井裏の梁(はり)には、荒縄が巻かれていました。何かを吊るしたのかな?ぽっ?


       1-15鴨居.jpg

       暗い家の中の欄間(らんま)です。


  1-15-2鴨居.jpg

  欄間は単なる飾りではなく、通風や明かり取りも兼ねていたのでしょうね。


    1-14.jpg

       中央の座敷には神棚が備えてあります。


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  床の間もありました。単なる農家ではなく、きっと豪農だったのでしょうね。


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           三枚戸の襖は二枚戸のものよりも、広く開けることが可能です。


      1-18引戸の取手鶴A.jpg

    襖の取っ手の金具には、鶴の意匠が施してありました。


  1-8.jpg 

 土間の奥にあった道具類。洗い張り用の板、背負子(しょいこ)、ザル、藁靴などが見えます。


      1-9奉納木馬.jpg

 まや(厩)の跡に飾られていた奉納木馬です。南部や津軽の農村では、子供の安産を祈って、飾り立てた木馬を神社に奉納したのです。これは青森市の淡島神社に奉納された木馬です。<続く>





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Last updated  2016.02.17 08:59:31
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