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マックス爺のエッセイ風日記

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2016.02.24
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カテゴリ:写真
<月山山麓の家> 


            6-1月山.jpg 

 宮城県川崎町にあるみちのく杜の湖畔公園の「ふるさと村」に来ています。ここには7棟の古民家があり、これから5つ目の「月山山麓の家」を訪ねるところです。


  6-2.jpg

 これが「月山山麓の家」です。この家は山形県の朝日村(現在は鶴岡市に合併)にあった養蚕農家の伊藤さんの住まいでした。建てられた年代は19世紀半ばで、家の形は「妻入り式養蚕家屋」と呼ばれています。

 伊藤家があった旧朝日村は「六十里街道」の西端にありました。とても険しい山道で、現在の「月山道路」も冬季は猛烈な吹雪に悩まされる山岳道路です。この村には山形勤務時代の職場の演習林があり、「六十里街道」を走って越えようとしたことがありましたが、計画だけで終わってしまったのが残念です。


        5月山.jpg

         月山山麓の家の間取り図。「にわ」は土間のことです。


  6-2-2断面模型.jpg

 家屋の断面模型です。平屋に見えますが中2階があり、さらにその上に「ずし」、「上ずし」の4層構造になっています。これは効率良く蚕を飼うための工夫です。


6-2-1玄関上部.jpg 6-4.jpg  

 左側は玄関の上の飾りです。出羽三山の信仰と関係があったのでしょうか。右側は最上部の「上ずし」の明かり取り用の窓です。


 6-6竈.jpg 6-7臼杵.jpg

  竈(かまど=左)と臼と杵(うすときね=右)です。昔はこれでご飯を炊き、餅を搗いていたのです。


      6-5.jpg

       藁靴です。雪の多いこの地方では欠かせなかった、冬の履物です。


 6-8笠.jpg 6-30藁製品.jpg

  雨や雪を避けるための笠(左)と、藁を編んだ入れ物(右)です。


      6-29台所.jpg

      台所の一角です。


  6-28水がめ.jpg

   土間に置かれた大きな甕(かめ)は、藍染用のものでしょうか。


      6-27囲炉裏.jpg

       囲炉裏の炭が赤く熾(お)きています。


  6-11囲炉裏.jpg

   囲炉裏と自在鉤です。


    6-13神棚.jpg      

     上座敷には立派な神棚が備えてありました。


            6-10出羽三山と大黒様.jpg

            大黒様の絵に出羽三山の印が押されています。


6-18欄間.jpg 6-16欄間.jpg

            欄間のデザインです。


  6-9養蚕用ざる.jpg

    養蚕用の道具です。


      6-21蚕棚.jpg

       蚕を飼うための蚕棚です。


  6-20竹ざる.jpg

 竹製ざる各種。中には蚕の餌である桑の葉を入れるためのざるもあるのでしょう。


      6-15糸繰機.jpg

       糸繰り機です。繭から出る糸を何本か合わせ、これで撚(よ)ったのでしょう。


  6-25糸.jpg

   染め上げた美しい糸。


      6-22織機.jpg

       機織り機です。


 6-24杼ひ9にも.jpg 9-5織物道具.jpg

  これらの道具は杼(ひ)と呼ばれるもので、布を織る際横糸を通すために使います。


      織機.jpg

 (参考)機織り機を使って布を織る様子です。写真はパンフレットから借用しました。<続く>





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Last updated  2016.02.24 03:00:51
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