カテゴリ:文化論
2月下旬のある日、私は宮城県南部にある角田市郷土資料館を訪ね、伊達政宗の次女牟宇姫が角田城主石川宗敬に嫁入りした際に持参したお雛様などを見学しました。優雅な大名雛は貴重な文化財なので撮影禁止。この写真はパンフレットのものを借用しています。 こちらは貝合わせ。これも止むなくパンフレットからの借用です。 伊達家の家紋の一つである「三つ引紋」が入った調度品。 こちらも同様ですが、さほどの物とは感じられませんね。 和室にはやはり生花がお似合いです。 牟宇姫のお雛様は江戸初期の作でしたが、別な部屋には古今雛も飾られていました。この屋敷のかつての持ち主であった氏家家に飾られていたものでしょうか。詳細は不明ですが、江戸後期の作のようです。 男雛です。 男雛のアップです。 女雛です。 女雛のアップです。 飾られていた古今雛の全容ですが、ほとんどの人形が欠けていて興ざめです。 五人囃子のアップです。 芥子雛(けしびな)の全容です。割と小さなお雛様です。「芥子粒」と言うので小型のお雛様を指すのでしょう。明治以降の作のようですが、優雅な雰囲気が漂っています。 こちらは男雛です。 そしてこちらは女雛。白い顔は蛤の貝殻を粉砕した粉で作るみたいで、光沢があります。 三人官女ほかのお雛様。 右大臣や左大臣など。 広い部屋に飾られたお雛様を、私はたった一人で見学していました。静かな一時でした。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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