カテゴリ:文化論
<旧氏家邸 ~日本建築の良さ~>
牟宇姫のお雛様が飾られていた角田市郷土資料館は、江戸時代からの御用商人だった氏家家の邸宅そのものでした。建物の一部は角田城から移築したようです。純日本調の木造建築は、至る所に美しさが溢れていました。今日はその建物紹介の第二弾です。 屋敷の塀と松の木です。 屋根の上には「煙出し」のような構造物が載っていました。 屋敷の側面です。阿武隈川の水運を使って商売をしていたようですが、堂々たる風格の屋敷です。 階段の手すりです。 階段の二階部分の吹き抜けです。 左側は階段傍の小さな納戸(物入れ)です。右は階段傍の明り取り用の窓です。 洒落た明り取りです。 鳳凰のデザインのある欄間です。 この欄間にも鳳凰がデザインされています。 菊などの花模様が施されています。 これは蔦(つた)の意匠でしょうか。 同じく蔦模様のある欄間です。 透け透けの超近代的な欄間です。 江戸時代の画家である谷文晁の南画が床の間に懸けてありました。これこそ貴重品ですが、無防備ですねえ。 障子の硝子を通して庭が見えます。 面白いので、その部分を拡大してみました。 障子と花瓶に飾られた梅の花です。 庭と塀のとても落ち着いた外観です。このシリーズでは、目下建物とお雛様を交互に紹介しています。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[文化論] カテゴリの最新記事
|
|