カテゴリ:文化論
<角田駅の吊るし雛>
阿武隈急行角田駅の構内にあった飾り付けのコーナー。きっと角田市郷土資料館の牟宇姫持参の大名雛展示へ誘導する案内役を兼ねているのでしょうね。人口3万人余の小さな地方都市。朝夕の通勤、通学客が乗り降りする時間帯以外は乗客がほとんどおらず、構内は閑散としている感じでした。でもブログネタの収集には、却って好都合。私はここでも夢中になって写真を撮り続けていたのです。 美しい日傘の下にぶら下がっている飾り。特にお雛様でもないが、これでも吊るし雛と言うのでしょうか。分からないので便宜上「吊るし飾り」と書いておきますね。 (注)ブログ友のちゃおりんさんがコメントしてくれて、これらはお雛様の季節に飾るため、「吊るし雛」で良いんだそうです。どうもありがとうございます、ちゃおりんさん♪ ほとんど無人の構内に、美しい飾りがたくさんあるのがとても不思議。 いかにも日本的な美だけど、ボランティアの方々の作業は大変だったはず。 吊るし雛をアップ。 こちらも同様ですが、鮮やかな緋毛氈が背景になりました。 売店から観た飾り付けコーナー。 観光協会や売店のあるコーナーにもたくさんの吊るし雛がありました。こちらはどうやら売り物みたいです。 金魚なのか、それともおめでたい鯛なのか。 あなたは一体だ~れ? 縦に2つ並べてみました。 これは巾着かな? これってチューリップかもね。 またまた縦の2連発。 金魚や手まりのように見えますが。 こちらは張ってあった写真です。美味しそうな果物に囲まれた人形の子供達。 こちらも可愛い人形の子供達の写真。 (注)これもちゃおりんさんが、作り方が飛騨地方の「さるぼぼ」に似てると教えてくれました。(顔は違いますが)私もそんな風に感じたけど、自信がなかったので。またまた、どうもありがとうございま~す♪ 牟宇姫のお雛様の絵です。やはり角田の観光案内なんですねえ。あの大名雛はひょっとして日本一の大きさだったのでしょうか。 角田市に住んでいる大学時代の親友。お互いの結婚式の司会を務めたっけ。彼からの年賀状には「会いたいね」と書かれていた。でも昨年の暮れに入院して3度目の不整脈手術を受けたことを寒中見舞いに書いたら、その後の連絡はない。彼は出世し、天下りを繰り返して70近くまで名誉職にあった。一方の私は前職を59歳で辞職後はビル管理会社でパートの肉体労働者をしていた。あれも人生の良い勉強にはなったけどね。 阿武隈川の堤防沿いを走る、ここ角田市の「阿武隈リバーサイドマラソン」。関門通過時間の厳しかったハーフマラソンだが、私は3回完走している。でもウルトラマラソンが主体だった私には、ハーフマラソンでは距離が短過ぎるし、スピードが速過ぎた。それに練習でも走れる距離にお金をかける気持ちがなかったのも事実。多分この市に来ることはもうないだろう。そんな思いで、阿武隈急行に乗り込んだ私でした。 さようなら角田市。さようなら牟宇姫のお雛様。沿線から見える南蔵王の山々は、帰路もやっぱり雲に隠れていたんだよね。<完> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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