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マックス爺のエッセイ風日記

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2016.03.14
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テーマ:家庭菜園(58781)
カテゴリ:園芸・家庭菜園
            蕗のトウ.jpg

 何日か前のこと、妻が裏庭のフキノトウを天ぷらにした。彼女が天ぷらを揚げるのは珍しい。極力脂分を摂らないよう注意しているためだ。今年の初物はあまり春の香りがしなかった。いつもは刻んで澄まし汁に入れるのが我が家の流儀。それだと本当に素材そのものの味と香りを楽しめるのだが。

 その数日後、再び妻がどこからかフキノトウを獲って来た。それが上の写真。今度もまた天ぷらになった。だが以前よりはずっと春の味がしたのはなぜだろう。


  オオイヌノA.jpg

 今年もオオイヌノフグリが咲き出した。洒落た「星の瞳」などと言う別名もある小さな雑草だが、今年は暖冬の影響か咲き出すのがいつもより早いような気がする。先日裏庭のコンポスト容器を一つ処理した。冬の間野菜屑を捨て、土を被せて堆肥を作っていたのだ。いつもなら寒さのせいで、今頃はまだ腐ってはいない。それが完全に堆肥に変わっていた。それをスコップで掬って外に出し、乾かしておく。土に混ぜればそのまま堆肥として使用出来るし、ゴミがほとんど出ないで済む。


            ジャガイモ1.jpg

 3月上旬のある日、私は自転車に乗って5kmほど先の園芸店まで行った。買ったのはジャガイモの種イモと、タマネギの苗と柿の苗木。先日その店から300円分のサービス券が届いたので、それを使おうと思ったのだ。3月は私の誕生月。それで割引が適用とは有難い。風はまだ冷たかったが、心の中は少し燃えていた。そろそろ畑仕事のシーズンだ。長い冬がようやく終わって、これからは日増しに暖かくなる。植物にとっても人間にとっても、活動の季節の到来だ。

 残念ながら、割引券は使えなかった。花や野菜などの食料品に適用される由。それでもまたポイントが付いた。帰りは逆で全て登り坂。幸い風が弱かったため、案外楽に帰れた。こんなことも運動不足解消になって良い。


  柿苗木.jpg

 昨年裏庭の柿の木を切った。根っこが腐って樹の勢いが止まったためだ。切り倒した後、穴を掘って根っこまで抜いた。今回はその穴をさらに深く掘った。大きな石が次々と現れて難儀した。中には30cmほどの大石もあった。掘っているうちに手足の筋肉が痛み出した。自分が老人になったことを自覚するのはこんな時だ。穴の底に野菜屑や枯葉を敷き、鶏糞と土を混ぜた。

 最後に50cmほどの苗木を植えた。種類は富有柿の甘。干し柿作りには渋柿の方が良いのだが、これから体力が落ちるため作業が楽でそのまま食べられる甘柿を選んだ。それでも収穫の喜びを味わえるかどうかは不明。老いるとはそんなものなのだろうが、もちろん大いに期待はしている。大笑い


            ブロッコリー.jpg            

 次に東の畑のブロッコリーを3本引っこ抜いた。これはジャガイモを植えるための準備。この冬は20本以上のブロッコリーを種から育てた。葉っぱは冬の間ヒヨドリに食われたが、野菜になる蕾の部分は我々人間様が食べた。小さい苗がまだ幾つか南の畑に残っている。今年は暖冬で成長が早く、野菜が高かった時期にたくさん収穫出来て助かった。茎はイチジクの樹の下に積んでおく。やがてそれらも土に還り、再び畑の腐葉土として使われる。


  ジャガイモ2半分.jpg

 種イモとなるジャガイモの銘柄は「ワセシロ」。きっと色が白い早生の品種なのだろう。これを植えるのは初めてだが、5月には収穫が可能かも知れない。1kgで7個あった。それを半分に切って、表面に「草木灰」をつける。比較するため灰をつけないのを1個残し、写真を撮った。


            草木灰.jpg

 これが草木灰。小袋で結構値段が高いのだが、3年使ってまだかなりの量が残っている。これは種イモの腐敗を防ぎ、同時に肥料にもなる優れ物だ。ブロッコリーを抜いた土を耕し、石灰と発酵鶏糞を撒いて畝を一列作った。そこに等間隔に穴を掘り、灰が付いた面を下にして芋を埋める。今年は5cmほどの深さにしたが、後でかなり土寄せが必要かも知れない。


  タマネギ苗.jpg

 これがタマネギの苗。昨年10月に100本の苗を植えたのだが、暖冬で玉ネギ根切り虫の被害が多数出た。そのため12月にも苗を20本植え足したが、その後も被害が出た。一冬に3度も苗を植えるのは初めてだ。30本で216円なので、1本当たり7円の計算。3回で千円以上になったが、こんなハプニングが起きるのも農作業の宿命だ。

 苗の植え付け終了後、発酵鶏糞と化学肥料を追肥し、ジョウロで水を撒いた。一連の作業を終えた時はもう夕方。5年ほど前までは7時間ほどぶっ通しで農作業しても疲れなかった体が、不整脈が起きて以降は疲れが目立つ。それでも大満足の私だった。


            白菜の蕾.jpg

 今、畑には白菜が10株ほど残っている。その他に葉が開いた株が6株ほどある。上の写真は葉が開いた株。中に小さく見える蕾がやがて成長し、幾つも茎が伸びて来る。それを茹でて食べる。蕾菜のお浸しは軟らかくて美味しく、春の香りがして楽しみだ。

 いつもの年なら連休前頃から始まる農作業が、今年はかなり早まりそうな予感。農作業は頭を使う反面、気分転換にちょうど良い。夏の草抜きなどは重労働だが、収穫の喜びは何物にも代え難いものがある。果たしていつまで続くかどうか分からないけれど、今年も何とか頑張ってみよう。ダブルハートウィンク





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Last updated  2016.03.14 06:39:04
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